公益社団法人 日本ゲートボール連合

全国ジュニアゲートボール大会

2018年 競技結果 

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トーナメント戦の結果

リーグ戦の結果

作戦分析~どのような作戦で戦ったか!?

 熊谷スポーツ文化公園 彩の国くまがやドームの人工芝コートで開催された「第23回全国ジュニアゲートボール大会」では、序盤戦の作戦は、どのような作戦が選択され、どの作戦が好成績をあげたのか?
 ジュニア2部クラス(6歳以上16歳未満で性別は問わない)のリーグ戦65ゲームと、トーナメント戦15ゲームの計80ゲームの序盤戦の作戦別勝敗数データを採取し、先攻と後攻に分けて分析してみた。


【文中&表の略語】
1G=第1ゲート 2G=第2ゲート 3G=第3ゲート GP=ゴールポール

【作戦名の説明】
2G2球=1G通過後に、1球が2G右前に、もう1球が2G横から後方に進む作戦
2G右前=1G通過後に2G右前に進む作戦
2G横(後ろ)=1通過後に2G右横から後方に進む作戦
2G正面=1G通過後に2G正面に進む作戦
2G左前=1G通過後に2G左前に進む作戦
2Gロング通過=1G通過に続き、長い距離の2G通過をねらう作戦
2Gロング通過失=1G通過後、2G通過に失敗したケース
強攻策=1G通過後に2G周辺の相手ボールへのタッチをねらう作戦
強攻策失=1G通過後、2G周辺の相手ボールへのタッチに失敗したケース

2巡目強攻策=2巡目の1G通過後に、2G周辺の相手ボールへのタッチをねらったケース
第2ラインぎわ=1G通過後に2Gと第2コーナーとの中間地点に進む作戦
第2ラインぎわ2球=1G通過後に、2球が2Gと第2コーナーとの中間地点に進む作戦
2巡目第2ラインぎわ=2巡目の1G通過後に、2Gと第2コーナーとの中間地点に進んだケース
1G後方(第2コーナー)=1G通過後、1G後方、第2コーナー近くに進んだケース
第1コーナー=1G通過後に第1コーナー(スタートエリア右横のコーナー)に進む作戦
3G周辺=1G通過後に3G周辺に進む作戦
2G後方=1G通過後にGP周辺に進もうとしたが、打球が強く第3ライン寄りに止まったケース

【先攻チームの作戦分析】
先攻チームが48勝32敗と大きく勝ち越す

 表1のとおり、先攻チームが48勝32敗と勝ち越した。
 その勝因は2G2球作戦から2G正面作戦まで(赤字の部分)、先攻チームの赤ボールが2G周辺に進んだのは65ゲームあり、これを45勝20敗と大きく勝ち越したことにある。
 後手に回った9ゲーム(青字の部分)を2勝7敗と負け越し、さらに2Gロング通過作戦から強攻策作戦までの6ゲーム(黒字の部分)を1勝5敗と負け越しているので、16勝のリードとなった。
 ちなみに、先攻を選択したチームの中では、優勝の山科中学フェニックス(京都)が5勝0敗、第3位の久慈来内ジュニア(岩手)と久慈来内小学校(岩手)がともに4勝1敗、ベスト8の大潟(新潟)が3勝0敗と、他を圧していた。

【後攻チームの作戦分析】
後攻チームは第2ラインぎわ作戦が原因で大きく負け越す

 表2のとおり、後攻チームは第2ラインぎわ作戦から第1コーナー作戦まで(青字の部分)の51ゲームを14勝37敗と大きく負け越した。とくに第2ラインぎわ作戦では、アウトボールを恐れてボールの転がりが弱いためにラインぎわへの打球が難しく、甘い位置に止まったところを攻められていた。この青字の部分に「2G後方」とあるのは、白ボールがGP周辺に進もうとしたが、打球が強く第3ライン寄りに止まったという状況。
 しかし、先手をもらった2G2球作戦から2巡目の2G右前作戦まで(赤字の部分)の16ゲームを13勝3敗と大きく勝ち越し、リード差を詰めた。
 ちなみに後攻を選択したチームの中では、準優勝のマチルダ(北海道)が5勝1敗、ベスト16の千代田クラブジュニア(東京)が3勝1敗、優勝の山科中学フェニックス(京都)が2勝0敗と、勝負強さを見せていた。

 

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