公益社団法人 日本ゲートボール連合

全国選抜ゲートボール大会

2016年 ギャラリー 

優勝・準優勝チームの横顔

男子クラス優勝 都城友の会(宮崎)
先行逃げ切り作戦が功を奏す!

 

 都城友の会は、都城市のチームで全国大会常連の強豪。決勝戦では、序盤から終盤まで優勢を保持、最後に相手の小松島に猛追されるも1点差で逃げ切り、本大会初優勝を決めました。今大会はチーム編成が変更となった初の大会ということではじめから優勝をねらっており、大会前には鹿児島県へ遠征に出かけたり、いつも以上に練習を重ねて今大会に臨んだといいます。
「シニア選手に負担がかからないように“逃げ切り、通せ通せ”の作戦が功を奏しました。自身でいうと、1998年の第15回全日本世代交流大会で梅北のチーム名で優勝して以来の全国制覇でうれしいんですが、まだ実感がわきません」(水久保 豊主将・写真左端)

女子クラス優勝 花みずき(岐阜)
メンバーの実力に合わせた試合運びで初優勝!

 

 花みずきは、大垣市の選抜チームで本大会出場経験者も所属していますが、このメンバーでは初出場。ふだんは市の各地域で活躍している若手リーダーを中心に編成し、今大会に臨みました。決勝戦では、中盤に決めた第2ゲートでの通過タッチをきっかけに終始優勢に立ち、最後まで危なげのない試合運びで相手の二木会を押し切り、初の栄冠に輝きました。
「負けてもおかしくない試合もたくさんありましたが、欲を出さずに、メンバーの実力に合わせたゲーム運びができたことが勝因です。メンバーには今大会で勉強したことを各地域に帰って還元してほしいとの思いから編成したチームなので、その目的も達成できてうれしいです」(吹原かず子主将・写真中央)

男子クラス準優勝 小松島(徳島)
“自分で考えてプレーする”をモットーに準優勝!

 

 小松島は、第28回大会シニアクラス優勝など、各全国大会で優勝・入賞多数の強豪。決勝戦では、劣勢に立たされるも最後まで諦めず、最終打者が第2ゲート利用の通過タッチから自球を含む2球を第3ゲート通過させ、さらに2球を上げて、自球も上がりをねらいましたが、わずかに外し(下写真)、1点差で涙をのみました。
「今大会は全国大会での経験が豊富なベテラン勢に、ゲートボールに熱心に取り組んでいる若手という編成で、全員が自分で考えてプレーできるメンバーで楽しく戦えたことが、ここまでこられたことにつながったと思っています。準優勝はくやしいですが、最後に見せ場をつくることができてよかったです」(吉田 浩主将・写真右から3人目)。

女子クラス準優勝 二木会(沖縄)
チームワークで初の準優勝

 

 二木会(ニモクカイ)は、沖縄市や浦添市など県中部を中心に約30名の男女が所属するゲートボールクラブで、毎月第2木曜日に集まって交流試合を行っていることからチーム名を「二木会」と命名しました。本大会は3回目の出場で、第28回大会シニアレディースクラスでベスト8、今大会は初入賞となりました。
「ふだんから、みんなで和気あいあいと楽しくプレーしている、そのチームワークで準優勝することができました。最高にうれしいです!」

注目選手&チーム紹介

開催地の東京から初出場!
女子クラス はなみずき(東京)
 

 杉並区の選抜チームで、過去に本大会への出場経験を持つ主将の池上裕貴子選手(1番)以外のメンバーは全国大会初出場。ふだんは区内の別々のコートで練習していますが、今大会出場を決めてから週1回、全員で集まって距離感を中心に練習をしてきました。
「地元開催ということで、応援も多く、ありがたいです。でもその分、緊張で第1試合では肩がガチガチになってしまい、短いタッチも外してしまいました。これから修正して、トーナメント出場を果たしたいです」

平均年齢56.67歳の女子最年少チーム 
女子クラス 時敏OB(青森)

 

 弘前城のすぐ近くが本拠地というチームに、全国大会常連の木村光子選手(5番・32歳)と、青森山田高校ゲートボール部出身で全国ジュニア大会出場経験を持つ今大会最年少選手の川村千秋選手(写真右端・17歳)が加わり、本大会初出場。
「今回はじめて若い木村さんに主将をお願いしましたが、たとえばゲートを通さないで相手ボールを利用するなど、私たちでは考えられないようなボール配置をするので驚くとともにとても勉強になっています。1つひとつの試合を大事に楽しくプレーして、若い人たちの迷惑にならないようにしたいです。最年少の川村さんは素直でかわいい、大事にしていきたいですね」

平均年齢79.2歳の女子最高齢チーム
女子クラス 熊本美里(熊本)

 

 下益城郡美里町のチームで、今大会女子最高齢87歳の吉瀬絹江選手(5番)が所属しています。美里町は先の熊本地震で家屋が壊れるなど大きな被害に遭いましたが、今大会を目前にして「全国大会に行こう!」とみんなの意見は一致団結したといいます。
「ゲートボールはけっこう歩くし、頭も使うし、何よりもみんなで和気あいあいとできる点が健康にもよいですね。今大会はトーナメント戦進出を目標に、慌てずに落ち着いてプレーしたいと思います」

男子最年少18歳選手を含む優勝候補の一角
男子クラス 小松島(徳島)

 

 第28回大会シニアクラス優勝、昨年の全日本選手権大会でも準優勝している強豪で、今大会の優勝候補の1つ。今大会男子最年少18歳の米山知宏選手(5番)が所属しています。
「小5からゲートボールをはじめて丸8年と3カ月が経ちました。昨年は受験勉強でゲートボールを休んでいたので、全国大会は昨年8月の全日本世代交流大会以来です。みんなの足を引っ張らないようにがんばります」(米山選手)
「ミスっても構わへんという気持ちで、一試合一試合戦い、トーナメント戦まで進むことができたらと思っています」(吉田 浩主将・3番)

平均年齢52歳の男子最年少チーム
男子クラス ななつ星(大分)

 

 大分県の各地域から強豪選手を選出した県選抜チームで、本大会初出場。
「各地域で活動しているので、全員集まって練習できたのは2カ月間で5回もなかったくらい。でもふだんから県の大会などで顔を合われているメンバーなので気心は知れています。主将以外のメンバーもコートの周りを動き回ってみんなで声がけをして、チームワークで1つ1つ勝っていこうと思っています」

平均年齢77.6歳の男子最高齢チーム
男子クラス 東近江(滋賀)

 

 東近江市の中心地・八日市町の選抜チームで、今大会男子最高齢88歳の藤田常雄選手(9番)が所属しています。藤田選手はゲートボール歴35年。「ゲートボールがあるから健康でいられる」と言い切ります。他のメンバーも「毎日、午前中と午後に2~3時間ゲートボールをすると、夕飯も“一杯”もうまい。ゲートボールは身体も頭も使うし、健康には一番の薬です」

開会式

本日6月4日(土)、ついに「第31回全国選抜ゲートボール大会」が開幕し、全国の都道府県予選会を勝ち抜いた96チーム・543名(2クラス合計)が快晴のもと、開会式に臨みました。

小野清子大会会長は「勝ち負けを通り越して、お互いに学び合い、学んだことをお土産として地元へ持ち帰ってください」とあいさつし、選手たちにエールを送りました。

今大会共催の公益財団法人東京都スポーツ文化事業団理事長の並木一夫氏は「年齢・性別を問わずに気軽にプレーできるゲートボールを通して、スポーツへの関心が高まることを祈っています」とあいさつされました。

来賓のあいさつとして、衆議院議員でゲートボール振興議員連盟理事の秋元 司氏は「ゲートボールは年齢に関係なく、頭を使うこともできる生涯スポーツ。私もいずれお仲間入りをさせていただきたい」と語られました。

開催地の東京代表、千代田クラブの植村崇由選手が「我々選手一同は今日もゲートボールができることに感謝し、2日間、正々堂々と楽しくブレーすることを誓います」と堂々とした選手宣誓を披露しました。

会場の模様

いよいよ明日6月4日(土)・5日(日)に東京都江東区で「第31回全国選抜ゲートボール大会」を開幕します。

 本大会は、今年から65歳以上の男子48チーム(男子クラス)と、65歳以上の女子48チーム(女子クラス)による2クラス制で実施します(各チーム、65歳未満の競技者2名までを参加登録することができます)。

 前日の会場では出場チームが熱心に公開練習に取り組んでいました。

 今回のコート条件は天然芝。高麗芝という種類の芝で短く刈られたキレイなコートですが、ボールの転がりがやや重い点が気になるところ。その点を攻略したチームに分がありそうです。

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