【第15回南米ゲートボール選手権大会】高齢者組はパラグアイが初優勝!
2年に1回開かれる南米ゲートボール選手権の第15回大会が7月6日(土)・7日(日)の両日、ブラジル・サンパウロ市にあるブラジルゲートボール連合スタジアムで開催された。
今大会には、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、ペルー、ボリビア、そして地元ブラジルの南米6カ国から128チーム・約800人が出場。高齢者組と壮年組に分かれ、南米一の王座を競った。
今大会の参加者を見ると、ブラジルの日系4世と思われる若い20代チームが多く、また、ペルーやパラグアイにも日系人以外の若い選手が増えているとのことで、若い世代にゲートボールが普及している様子がうかがわれた。
競技は、両組とも、最初に予選リーグ戦で各チーム4試合を行ったあと、予選の上位32チームで決勝トーナメント戦を競った。その結果、高齢者組は2年後の同大会開催国のパラグアイ、壮年組はブラジルの強豪、カウカイアAがそれぞれ優勝した。
高齢者組で優勝したパラグアイは本大会で同国初の優勝となる。チーム主将の片岡敬枝選手(70)は、「夢みたい。80代2人のチームメートの体調が気掛かりでしたが、本当に最後までがんばってくれたと思います」と感無量の様子で答えた。また同国ゲートボール連盟審判長の坂本マサ子さん(63)は「まさか優勝するとは。パラグアイゲートボール史を塗り替える優勝」と、その快挙をたたえた。
一報、壮年組で優勝したカウカイアAは優勝常連チーム。優勝後、マツモト・アンドレ主将(25)は、「今日はとにかくチームワークが良かった。練習してもっと強くなりたい」と語り、チームメートらと喜びを分かち合っていた。
大会結果は次の通り。
【高齢者組】優勝=パラグアイ、第2位=リンス、第3位=ピエダーデ、マリンガ。
【壮年組】優勝=カウカイアA、第2位=アラグアリ、第3位=サガB、ニッポン・カントリー。
※高齢者組で優勝したパラグアイのほかは、すべてブラジルチーム。
開催国であるブラジルの選手による選手宣誓
高齢者組の決勝戦。先攻のリンス(ブラジル)VS後攻のパラグアイ
高齢者組で初優勝したパラグアイ。パラグアイは本大会で同国初の優勝を遂げた
壮年組優勝の強豪、カウカイアA(ブラジル)