公益社団法人 日本ゲートボール連合

公式国際大会

2016年 アジア選手権大会 ギャラリー 

入賞チーム

優勝 SHANDONG(中国)


 山東省から出場した40代中心の男子チーム。前回第4位となった『中国山東東明隊』のメンバー2人が在籍しています。準決勝では、岐阜(日本)に対して終盤に第4コーナーからの長い距離の通過タッチを決めて逆転勝利、中国チーム同士の対戦となった決勝では打撃戦を展開して逃げ切り、初優勝を決めました。
 優勝直後のインタビューでは、「いま故郷の仲間に電話で優勝報告をしたところです。うれしくて感動しています」と涙を浮かべながら語っていました。

準優勝 YI CHUN JIANGXI(中国)


 中国中部の内陸部に位置する江西省宜春市から出場した50代男子が中心のチーム。
「準決勝では、中国の全国大会で対戦する機会が多い強豪・LONGCHENG SHENZHENと激戦の末、倒すことができてうれしかったです。準優勝できて幸せです」

第3位 岐阜(日本)


 2015年の第70回国体[公開競技]ゲートボール競技会や、同年の第30回全国選抜大会で大垣心友会のチーム名で優勝している20代中心の男子チーム。国際大会は2014年の第11回世界選手権大会に続いて2回目の登場。準々決勝では、中国のジュニア中心のチームを相手に最後に3球を上げて逆転勝利するも、準決勝では終盤に逆転負けを喫してしまいました。
「準決勝は最後の詰めが甘かったのが敗因です。中国チームは2年前の世界選手権大会のときよりもまた一段と作戦が上手になったように感じました。次回、国際大会に出場する機会を得たら、今回以上の成績を狙いたいです」

第3位 LONGCHENG SHENZHEN(中国)


 広東省深圳市の40〜50代中心のチーム。深圳市のチームは、前回第3位入賞、2006年の第9回世界選手権大会でも第3位に入賞しており、中国の全国大会でもおなじみの強豪です。

敢闘賞 観音寺(日本・香川)


 香川県観音寺市の選抜チームで、今年の四国地域選手権大会でも優勝している70代中心のベテランチーム。トーナメント2回戦では、優勝候補の一角・中国福建省のチーム・FUJIAN相手に、相手の隙をついての付けダマ作戦で大金星を上げました。
「とにかく楽しみながら1勝ずつしていこうと話していたら、あれよあれよと勝ち進んでしまい、まさかの入賞に自分たちがビックリしています。いつも通りに気楽にやれたこと、そしてチームワークの勝利です」

敢闘賞 LINFEN(中国)


 2014年の第11回世界選手権大会優勝、本大会でも前回準優勝という輝かしい成績を持つ、中国北部に位置する山西省臨汾市の選抜チーム。今大会では、新しくジュニアプレーヤーが加わり、さらなるパワーアップが図られていました。

敢闘賞 NANCHANG UNIVERSITY(中国)


 江西省にある南昌大学の教職員によるチーム。前回はトーナメント1回戦で惜敗しましたが、今大会では初の第4位入賞を果たしました。

敢闘賞 GAODONG SHANGHAI(中国)

 2012年の第10回世界選手権大会の開催地・上海市浦東新区高東鎭の選抜チーム。30〜60代の男子チームで、2014年の第11回世界選手権大会で第3位入賞。中国の全国大会でも優勝経験のある実力派です。

注目チーム

13〜17歳の実力派が揃うジュニアチーム
PANIKI MERAH SULUT (インドネシア)


 ゲートボール普及が急激に進行中のインドネシア・スラウェシ島マナド市からやってきたジュニアチーム。13〜17歳でゲートボール歴2年のジュニア選手たちです。ジュニアチームながら、インドネシアの全国大会では何回も優勝している実力派。メンバーの中には、2014年に日本で開催された第11回世界選手権大会に出場した選手も。「ゲートボールをしているときがいちばん幸せ」と、いまゲートボールに夢中な5人の選手です。

オーストラリア3地域からの選抜チーム
KANGAROOS(オーストラリア)


 ふだんは「キャンベラ」「ブルーマウンテンズ」「ゴールドコースト」と別々のチームで活躍している選手たちによるオーストラリア選抜チーム。ゲートボール歴10年前後、中にはクロッケーで培った技術をゲートボールに生かしてプレーしている選手も。
「ゲートボールを通して様々な国・地域の選手と友だちになれるのがうれしい。今大会では、強いチームとの対戦で様々な経験を積んで、次につなげたいです」

国内少年大会で優勝多数のジュニアチーム
JIANJIN CHONGQING(中国)


 重慶市にある「重慶江津二中学校」のゲートボール部チーム。全員17歳で、ゲートボール歴は2年。チームとしての国際大会は初出場ですが、2選手は出場経験あり。練習量は週4回と豊富で、中国の全国少年大会では何度も優勝しています。「ゲートボールの魅力は?」と各選手に聞いたところ、「ゲートボールはアートそのもの」「考える力が身につく」「ゲートボールを通していろんなところに行けるので視野が広がる」との答えが返ってきました。

開催地・南原市から出場の唯一のチーム
JEONBUK NAMWON(韓国)


 会場がある開催地の南原市から唯一出場している地元チーム。70代中心ですが、ゲートボール歴は3〜10年と様々。毎日、雨天でも練習できる人工芝の室内コートでプレーに励んでいます「ゲートボールは身体的にも精神的にも健康にいいですから」という皆さん。南原市のゲートボール愛好者は500人。「南原市で、こんなに大規模の国際大会が開催されるのははじめて。私たちも国際大会ははじめてですが、ふだん通りにがんばります」

マカオ大会で優勝した代表チーム
MACAO TEAM 1(マカオ・チャイナ)


 マカオでは年に4回、全地域からの16チームで大会を開催しており、その大会で優勝したマカオ代表が、このチーム。ゲートボール歴20年のベテラン選手揃いで、毎日、人工芝コートで練習に励んでいます。リーグ戦では本大会3連覇中のフレンドスポーツ(日本)と同じ組となり、善戦したものの、あと一歩及ばずに敗退。「チャンピオンとの対戦はとても勉強になりました」

トピックス

大会2日目、競技の前に行われた開始アトラクション。今大会の開催地・南原市が舞台の朝鮮時代の説話『春香伝(しゅんこうでん、チュニャンヂョン)』(妓生の娘と両班の息子の身分を越えた恋愛を描いた物語)をモチーフに現代風にアレンジされており、参加選手たちに大好評でした。

参加国・地域の代表者による始球式

開会式・歓迎会

開会式には、8つの国と地域からの出場全選手と、4つの国と地域からの国際審判員、スタッフの1,000人以上が出席しました。

最初に、司会者のあいさつのあと、地元の音楽団の皆さんによるクラシック音楽の演奏や、韓国の伝統音楽など数々のアトラクションが披露されました。

アジアゲートボール連合(AGU)の小野清子会長のあいさつを代読する中西由郎AGU理事長

開催国の韓国代表選手(左)と、韓国の審判団代表(右)による宣誓

その後、会場をコンベンションに移し、主管の社団法人大韓ゲートボール協会主催の歓迎会が行われ、参加国・地域の代表者によるプレゼント交換などが行われました。

歓迎会で、開催地の南原市市長(右)からのプレゼントを受け取る日本ゲートボール連合の中西専務理事(左)

韓国の名物グルメ・ビビンパを堪能するインドネシアチーム

公開練習・審判会議など

前日の会場では各国・地域のチームが公開練習に臨み、コートの感触を確かめていました。強豪・中国チームの中にはジュニアチームの姿も確認できました。

スパーク打撃の感覚を確かめるオーストラリアチーム

またぎ打法で斜めの角度からのゲート通過の練習をする強豪・中国チーム

会場の天然芝コートは、芝が短く刈られているものの、ボールの転がりはやや重く、随所に凸凹の穴があり、ボールがはねてしまうことも!
 練習していた日本チームにインタビューすると「技術力の高い中国チームなどと比べると、作戦派の日本チームにはかえって有利な条件かも。先手を取って攻めていきたいですね」との声が聞かれました。

随所に穴があり、スパーク打撃も要注意!

15時からは審判会議が会場近くのコンベンションで行われ、今大会の審判を担当する日本24名、韓国43名、中国30名、チャイニーズ・タイペイ12名の4カ国・地域からの109名の国際審判員が参加しました。
 最初に、大会審判委員長から各国・地域の審判団への審判任命書の授与が行われたあと、審判要領や注意事項などの説明がありました。

韓国の大会審判委員長(右)から中国の審判団の代表へ審判任命書の授与が行われた

真剣な表情で説明に耳を傾ける日本の国際審判員の皆さん

続いて、16時からは代表者会議が審判会議と同会場で行われました。出場チームの代表者が参加した代表会議では、明日からはじまる大会日程や競技要領について、韓国語と英語で説明がありました。

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