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2022年 ギャラリー
優勝チーム紹介
女子1部クラス 木曜クラブ(岩手)
涙あふれる初優勝
優勝が決まった瞬間、監督に飛びつき、涙するメンバーの皆さん。それもそのはず、小中学校時代からゲートボールを続け、本大会2部クラスにも出場してきた盛岡市と二戸町のメンバーによるチームですが、あと1人のメンバーが見つからず、急きょ手を挙げてくれた初心者メンバーが2カ月の猛特訓を経てようやく出場できたという経緯があったからです。
「私も含め、今大会が最初で最後という高3メンバーがいたので、この最後の大会にかけていました。こうして結果を残せて、新メンバーにも、そして今まで私たちを育ててくれた岩手の先輩たちにも感謝ですし、何よりも監督に恩返しができて良かったです」(主将)
男子1部クラス 作新学院(栃木)
先輩たちの記録を塗り替えて今クラス初優勝
作新学院高校ゲートボール部の1〜2年生チーム。今クラスでは、これまで第3位が最高位でしたが、その先輩たちの記録を塗り替え、ついに初優勝に輝きました。主将は涙を一生懸命に堪えながら、次のように語ってくれました。
「先輩たちを超えて、初めて優勝できました。いろいろな人たちに支えられてここまで来られて本当に良かったです。決勝戦はいちばん緊張したけど、いちばん楽しめました」
2部クラス わいわいクラブ(鹿児島)
強豪ジュニアチームが初V
各全国大会で活躍している全世代型クラブのジュニアチームで、これまでに2019年の前大会を含め準優勝2回、第3位1回の強豪。今回は決勝戦でも大勝し、8回目の出場でついに初めて頂点に立ちました。
「毎週土日に、大人の人たちと一緒に練習してきました。練習では大人の人たちに勝つこともあります。全国大会は緊張したけど、楽しもうと思ってがんばりました。優勝できて、めちゃくちゃうれしいです」(主将)
準優勝チーム紹介
男子1部クラス 青森山田高校α(青森)
受験勉強と両立しながらつかんだ準優勝
スポーツ校として有名な青森山田高校ゲートボール部の3年生主体のチーム。これまで今クラスでは第3位が2回、今回初の準優勝で一歩ステップアップすることができました。
「3年生中心なので受験準備のため、満足のいく練習はできませんでした。そんな状況で準優勝できたので良い終わり方ができたのではないかと思います。ただし、優勝した作新学院にはリーグ戦に続いて2回も負けてしまったので、それがちょっとくやしいです」(主将)
女子1部クラス 作新クラブ(栃木)
念願のV3を惜しくも逃す!
作新学院高校ゲートボール部の2〜3年生チーム。今大会はV3、そして通算9回目の優勝がかかっていました。
決勝戦、全球を第1ゲート周辺に集めて先行逃げ切り策を図った木曜クラブ(岩手)に対して、作新クラブは白10番が相手の4球をアウトボールにし、2巡目には残る4球を第1ゲート通過させて木曜クラブに詰め寄りましたが、わずかに及びませんでした。
決勝戦後、なかなか涙が止まらないメンバーの皆さんたちに感想をお伺いすると………。
「私としては最後の全国ジュニア大会になりましたが、2年生の後輩たちもがんばってくれて、楽しくプレイできました。後輩たちには来年がんばってリベンジしてもらいたいです」(主将)
2部クラス マチルダA(北海道)
ゲートボール発祥の地から出場のチームが3回目の準優勝
ゲートボール発祥の地・芽室町のジュニアチーム。今大会にはゲートボールをはじめて4年目の中学3年生と小学6年生で編成したチームで挑み、2017年の第22回と第23回大会以来、3回目の準優勝を手にしました。
「僕は全国ジュニア大会2回目ですが、そのほかは初めてのメンバーだったし、町長さんが応援に来てくれたりして、ちょっとプレッシャーがあった中で、ここまで上がってこられて本当に良かったです」(主将)
第3位チーム紹介
女子1部クラス 青森明の星B(青森)
青森県明の星高校に今年4月に誕生したゲートボール同好会の2年生チーム。
「初出場で入賞できて本当にうれしいです。来年は今回とは違う色のメダルを目指します!」(主将)
女子1部クラス 青森明の星A(青森)
青森県明の星高校ゲートボール同好会の3年生チーム。
「同好会が発足して数カ月で、ここまで成長できてうれしいです。最後のジュニア大会、後悔のない大会にすることができました」(主将)
男子1部クラス 出雲(島根)
出雲西高校ゲートボール部メンバーと今大会2部クラス出場の北陽ジュニアを卒業した高校生で編成したチーム。出雲西高校としては2019年の前大会に続いての第3位入賞。
「コロナ禍で全員揃っての練習はできませんでしたが、試合をしていく中で連携を高めていくことができました」(主将)
男子1部クラス 岩手(岩手)
小中学校の2部クラス時代からゲートボールを続けている盛岡市、久慈市、二戸町の3地域のプレイヤーで編成したチーム。
「部活と重なって来られなかったメンバーなどもいましたが、その分をみんなでカバーし合ってがんばれて良かったです。全員1〜2年生なので、来年は全国一を目指します」(主将)
2部クラス E・フォース アウラード(三重)
チーム名のアウラードはアラビアで「子どもたち」の意味。2016年の第21回大会から5回連続出場。第23回大会のベスト8から初のメダルに輝きました。
「初出場時から目標にしていたメダルを取ることができてうれしいです。これも、今まで当チームに関わってくれたすべての皆さんのおかげと感謝しています。今回のメダルによって、コロナ禍で下がっていた子どもたちのモチベーションも再燃したようなので、これから来年に向かってがんばってくれると思います」(監督)
2部クラス 牧ジュニア(新潟)
上越市立牧小学校のゲートボールクラブ活動と並行して、公民館事業として地域でも毎週土日に活動が行われており、今大会には小中学生チームで挑戦。トーナメント1回戦では、優勝候補の霧島クラブ(鹿児島)を相手に、最終打者が第1〜3ゲートの3連続通過を決めて大逆転劇を演じました。
「2018年の第23回大会から3回連続出場で、前々回ベスト16、前回ベスト8で、ついに念願のメダルを取ることができてうれしいです。最後の試合では最終打者となり、最後の1打を打つときにスコアを見たら同点だったので、これを決めたら勝てると思って気合いが入りました」(主将)
注目チーム&選手
女子最年少7歳!
2部クラス 松阪ジュニア(三重) 砂﨑柑那(すさき・かんな)ちゃん
ゲートボールを始めたのは1年生のとき、今大会にも一緒に出場しているお兄さんがプレイをしていた影響ではじめました。ゲートボールをはじめてもうすぐ1年になります。
ゲートボールをしていて楽しいときは?
「ボールをかけたり(スパーク打撃)、仲間のボールをゲートに通すときです。全国大会ははじめてだけど、思ったより大きい大会で人も多いのでドキドキしました。いまのところ自分ではうまくできていると思います。優勝したいです」(柑那ちゃん)
男子最年少7歳プレイヤーが在籍する初出場チーム
2部クラス 霧島クラブ(鹿児島)
今大会のために、霧島市、知覧町、姶良町など県内の各地域でプレイをしているジュニア選手で結成したチーム。ゲートボール歴1〜7年の幅広い選手が集まっています。
小学1年からプレイをはじめてもうすぐ1年になるのは、今大会男子最年少の森下蓮剛(はすたか)くん(写真)。「ゲートボールは勝ったり負けたりするけど、負けるとすごくくやしい。楽しいのは、ほかのボールに当たったときです」とのこと。
そんなチームの目標はズバリ優勝です!
今年4月に同好会が誕生、本大会初出場
女子1部クラス 青森明の星A&B(青森)
青森県明の星高校から3年生のAチーム(写真後列)と2年生のBチーム(写真前列)の2チームが初出場。
今年4月にゲートボール同好会が誕生。練習は毎週土曜日に2〜3時間、今大会で両チームの監督を務める青森山田高校ゲートボール部卒業生の皆さんから指導を受けています。
「ゲートボールが楽しそうだったので同好会に入部しました。距離感とか難しいですが、3年生最後の全国ジュニア大会となるので後悔のないような大会にしたいです」(Aチーム主将)
「ゲートボールは次の展開を読んでボールを進める戦略が深くて、そこが面白いです。今大会では勝ち負けにこだわらず、楽しくプレイできればと思っています」(Bチーム主将)
先輩たちがなし遂げられなかった優勝を目指す
男子1部クラス 作新学院(栃木)
作新学院高校ゲートボール部の1〜2年生で編成したチーム。練習量が豊富なことで有名な作新ですが、今年度も平日は毎日放課後に約2時間半、基本を中心とした練習に励んできました。作戦も全日本選手権大会を制覇した卒業生OBの監督任せにせず、メンバーがチャレンジしています。
コロナ禍で前回大会が中止になったため、全メンバーとも今大会が初出場。
「ユース大会などのオープン大会には出場しましたが、全国大会は空気感が全然違うので緊張して1試合目は内容負けしてしまいました。青森山田高校や岩手など強豪チームともはじめて対戦するので楽しみです。これまで作新の男子1部クラスは第3位が最高位なので、なんとか初優勝できたらと思っています」(主将)
まずはリーグ戦突破が目標
2部クラス 北陽ジュニア(島根)
出雲市立北陽小学校のゲートボールクラブから誕生したスポ少チームで、2019年の前回大会に続いて2回目の出場。スポ少として月2回の活動のほか、毎日曜日に強化練習を行っています。
「前回はリーグ戦敗退だったので、今回はリーグ戦突破が目標です。そしてトーナメント戦に進出できたら、どこまでいけるか腕試しして、優勝できたら最高ですね」(監督)
公開練習&組み合わせ抽選会
いよいよ明日8月6日(土)から埼玉県熊谷市で「第27回全国ジュニアゲートボール大会」と「第21回全国社会人ゲートボール大会」がスタートします。
大会前日、会場の熊谷スポーツ文化公園 彩の国くまがやドームの気温は26度と、暑いことで有名な熊谷にしては過ごしやすくなっております。
公開練習では、ジュニア選手、社会人選手ともに、熱心にボールの転がりなどを確認していました。
2016年に新装された会場の人工芝コートは、ボールの転がりが遅くなっており、しっかり打てる印象です。
スパーク打撃の感触を試す女子高生プレイヤー
ボールの転がりを確認するジュニアプレイヤーたち
全国ジュニアゲートボール大会は組み合わせ抽選会が会場で行われ、明日のリーグ戦の組み合わせが決定した
社会人プレイヤーの姿も!
なお、明日からの大会の模様や結果は随時、当ウェブサイトをはじめ、FacebookページやTwitterなど各種SNSでもお伝えしていきますので、ぜひご覧ください。
撮影/伊藤守、山村佳人、荘司晃正