公益社団法人 日本ゲートボール連合

その他大会

2024.09.11

【大会レポート】第37回発祥の地杯全国ゲートボール大会 

ブラジルから参加のBRASIL4が優勝!

ゲートボール発祥の地・北海道芽室町で毎年開催されている全国規模のオープン大会「第37回発祥の地杯全国ゲートボール大会」(主催:芽室町、芽室町教育委員会)が2024年8月31日(土)・9月1日(日)に芽室南公園運動広場 芽室町健康プラザで行われました。

 

今大会には、主催の芽室町が長年にわたりゲートボールを通じた相互交流を図り親善交流協力協定を結んでいるブラジルから65名の選手も参加しました。

 

大会前日には、ブラジルと芽室町の各9チームによる親善交流大会が行われ、ブラジルVS芽室町の対戦を1チーム2ゲームずつ、和やかに楽しみました。
その後は、北海道名物ジンギスカンのバーベキューで親睦を深め、芽室町ゲートボール協会からブラジルの参加者全員に記念のユニフォームが贈られ、またブラジルからも感謝の楯が贈呈されました。

 

ブラジルと芽室町の愛好者による親善交流大会

親善交流大会後にはジンギスカンバーベキューで交流が図られました

翌日からの本大会には、ブラジル9チームのほか、東京や栃木などの道外チームも含む計50チームが出場
今夏の全国ジュニアゲートボール大会 男子1部クラスで2連覇を達成した開成高校(東京)をはじめ、作新学院(栃木)青森明の星高等学校青森ユース白樺学園高等学校(北海道)などの多数のジュニアチームや、聴覚障がい者チームの東京DEAFの姿も見られました。

 

初日は台風10号の影響により朝から大雨となり、開会式と午前中の予選リーグ戦は会場内の屋内ゲートボール場で行われ、天候が回復した午後からは屋外のクレーコートへと会場を移しました。

屋内ゲートボール場で行われた開会式

会場では、コーンスープ、牛乳、お汁粉などが選手たちに振る舞われました

競技は、1日目に各コート4チームを基本とした予選リーグ戦を行い、コートごとに1〜4位の順位を決定し、2日目に順位ごとにクラス別決勝トーナメント戦で入賞チームを決定する方式です。
その結果、ブラジルチームは、1位クラスに1チーム、2位クラスに6チーム、3位クラスに2チームが進出する活躍を見せました。

 

初日の試合後には、レセプションパーティーが大会会場近くの「めむろーど」で開かれました。“おもてなし”がテーマのパーティーでは、つい先ほどまで行われていた競技の模様が収録されたハイライト動画の上映のほか、餅つきの実演や民謡など数々のアトラクションが披露され、参加者の皆さんは大喜びされていました。

レセプションパーティーにて、ブラジルゲートボール連合会長の萩尾ジュリオ 氏(左)と、大会長で芽室町長の手島 旭氏

パーティーに華を添えた芽室太鼓の演奏

大会2日目、1位クラスの決勝トーナメント戦は、開成高校(東京)が1回戦で惜敗。BRASIL 4は、1回戦で地元・芽室町のジュニアチーム・マチルダKINGを破ると波に乗り、準決勝で東京DEAFに勝利して決勝戦に進出。
決勝戦は、地元・北海道の釧路湿原との対戦となり、BRASIL 4が10-7で勝ち、優勝となりました。
BRASIL 4は、ブラジルのゴイアニアで活動している日系2、3世の友人仲間で構成したチーム。桑江・ヨシヒデ・マリオ主将(63)は「皆さんとても上手なので、優勝できたのは驚き」と笑顔を見せていました。

健闘が光ったブラジルチーム

開成高校(後攻チーム)は1位クラス決勝トーナメント1回戦で惜敗

優勝したBRASIL 4の皆さん

なお、1位クラスの決勝トーナメント戦の結果は下記の通り。来年の第38回大会は、8月30日(土)・31日(日)に開催予定です。

 

優 勝:BRASIL 4(ブラジル)
準優勝:釧路湿原(北海道釧路市)
第3位:東京DEAF(東京都)
第3位:芽室町役場(北海道芽室町)

※東京から今大会に出場したチームについては、こちらからご覧いただけます(東京ゲートボール連合ウェブサイト)

 

写真&記事協力:芽室町教育委員会、北海道ゲートボール連合

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