2025.08.26
タイゲートボール連合の審判員講習会にWGU役職員が指導協力
ナコーンパトム県で開催された2日間の講習会

タイゲートボール連合(TGU)主催の審判員講習会が、2025年8月9日(土)・10日(日)の2日間にわたり、ナコーンパトム県「教員・教育人材育成研究所」で開催されました。
TGUの依頼により、世界ゲートボール連合(WGU)役職員が指導協力のため参加しました。

開式であいさつをするWGUの今川啓一理事長(左)と、TGUのカルパリ・キンミンハエ会長

審判員講習会の模様
各地域から75名が参加、アイスブレイクから講習スタート
2日間にわたる審判員講習会には、タイ各地から75名の審判員が参加。
初日はアイスブレイクとして、ゲームやリラックス体操で場を和ませた後、TGU作成の資料を使って審判員の役割や、公式競技規則2025の改正点について講義が行われました。
午後は、通告・宣告・補助ジェスチャーの練習に続き、ゲートやボールを使い、クイズ形式の反則処理などの指導が行われました。
その後は屋外グラウンドに移動し、3コートに分かれて審判実践練習を実施。
最初は動作に戸惑う参加者もいましたが、WGU役員も加わり指導を重ねることで、主審と副審の連係を意識したスムーズな動きへと成長が見られました。

準備体操からスタート

審判員ジェスチャーを全員で練習

反則の処置について説明するTGU講師

屋外コートでの審判実践練習
2日目は、復習・試験・修了証授与
2日目はストレッチやダンスでウォーミングアップを行った後、前日の反省点を振り返り、WGU役員が補足説明を加えました。
最後には、反則処置を中心とした試験問題に全員が挑戦。TGU講師より解説の後、修了書が参加者一人ひとりに授与されました。

反則処置を中心とした試験問題に挑戦

修了書授与式
TGU審判員制度の今後と期待
TGUは2012年に設立され、2年前に審判員制度を制定。現在は、3級審判員のみが誕生している状況ですが、今回の講習会を機に、さらに制度を整備していく予定です。
今回の講習会では、参加者が真摯な取り込みにより、短時間で大きな成長が見られました。今後、実戦経験を積むことで、規模の大きな大会でも活躍できる資質があると感じられました。
WGUとしても、各国・地域での審判員育成やゲートボール普及に寄与していく考えです。
なお、講習会後には同会場でTGU定時総会が開催され、カルパリ・キンミンハエ会長が再任されました。

審判員講習会の参加者と講師の皆さん