2026.01.26
【第6回タイオープンマスターズゲームズ2026 ゲートボール大会】レポート
インドネシアの若手チームが5人制・3人制の両部門を制覇
タイゲートボール連合主催による国際オープン大会「第6回タイオープンマスターズゲームズ2026 ゲートボール大会」が、2026年1月7日(水)から11日(日)までの5日間、タイ・バンコク市のジンダラック・スタジアム(天然芝コート)で開催されました。
今大会には、日本、韓国、中国、台湾、香港、マカオ、オーストラリア、インドネシア、インド、ヨーロッパ、そして開催国・タイの、計11の国と地域が参加。
競技は、5人制(クラシック)と3人制(トリプル)の2部門で実施され、5人制40チーム、3人制68チーム、合計108チームが出場する大規模な国際大会となりました。
日本ゲートボール連合(JGU)からも、役職員が大会視察のため来場しました。
また、タイゲートボール連合では、2025年8月に審判員講習会を2日間にわたり実施。
世界ゲートボール連合(WGU)役職員が指導協力を行っており、その成果が大会運営や審判面において随所に発揮されていました。
■ 公開練習・監督会議・オープニングセレモニー
監督会議の模様
監督会議にて、各国・地域の代表者
大会初日は公開練習と監督会議が行われ、2日目はオープンセレモニーからスタートしました。
オープンセレモニーには、今大会を後援するタイ政府・観光スポーツ省体育局のスラット・ジャラナヨティン副局長が来賓として出席されました。
オープンセレモニーにて、参加国・地域の代表者と来賓の皆さん
右から、タイゲートボール連合 カルパリ会長、日本ゲートボール連合 今川専務理事、タイ観光スポーツ省体育局 スラット・ジャラナヨティン副局長
■ 5人制(クラシック)部門〜日本は予選敗退
オープンセレモニー後、5人制部門の競技がスタート。
4チームによる予選リーグ戦ののち、各リーグ上位2チーム、計20チームが決勝トーナメントへ進出する方式で、2日間にわたり行われました。
日本からは「HIROSHIMA」チームが出場。
天然芝コート特有のボールが直進しにくい難しい条件に苦戦し、精神面・戦術面ともに翻弄される場面が目立ち、1勝2敗でリーグ3位。惜しくも予選敗退となりました。
一方、決勝トーナメントに進出したチームの内訳は、中国1チーム、インド1チーム、そして残る大半をインドネシアとタイのチームが占める結果に。
最終的には、上位4位まですべてインドネシアの若手チームが独占する圧巻の結果となりました。
日本「HIROSHIMA」チーム
5人制部門 優勝
インドネシア「IGA INDONESIA GATEBALL ASSOCIATION」
■ 3人制(トリプル)部門〜日本から5チームが出場
大会4日目からは、3人制部門の競技が2日間にわたって行われました。
こちらも4チームによる予選リーグ戦ののち、各リーグ上位2チーム、計34チームが決勝トーナメントへ進出する方式で実施されました。
日本からは5チームが出場し、そのうち3チームが決勝トーナメントへ進出。
「HIROSHIMA TEAM B」は準々決勝まで勝ち進みましたが、インドネシアチームに惜敗しました。
3人制初戦となった日本チーム同士の対戦
先攻:HIROSHIMA TEAM B / 後攻:TAKAYAMA
試合後に健闘をたたえ合う「HIROSHIMA TEAM A」の皆さん(右側)
3人制部門の結果も、5人制同様にインドネシアの若手チームが優勝。
3位にインドチームが入ったものの、それ以外の上位入賞をインドネシアチームが独占しました。
難しいコート条件をものともせず、攻撃的で勢いのあるプレーを展開するインドネシア勢は、日本を含む各国・地域のチームを圧倒。
若手選手の躍動とチーム力の高さが際立つ大会となりました。
■ 国境を越えた交流と混成チームの活躍
今大会には、オーストラリアやインドネシアから個人で参加する選手も見られましたが、タイゲートボール連合が快く受け入れ、混成チームを編成。
言葉や国籍、性別、年齢の垣根を越えて大会を楽しむ姿が印象的でした。
とくに「タイ・インドネシア連合チーム(THAI–INDONESIA TEAM)」は、両部門で予選リーグを突破する健闘を見せ、国境を越えたチームの可能性を示しました。
会場全体としても交流ムードが強く、選手同士が写真を撮り合う場面が多く見受けられました。
ヨーロッパチーム
中国選手団
3人制部門に出場した日本チームの皆さん
■ 大会運営と今後への示唆
主催のタイゲートボール連合による大会運営は非常にスムーズで、少人数体制ながらもスピーディーな進行が印象的でした。
タイの審判団も、前年の審判員講習会の成果を発揮し、試合を引き締めていました。
また特筆すべき点として、今大会の参加費は両部門参加で1人65ドル(約1万円)と、比較的高額であったにもかかわらず、近年開催された国際オープン大会の中でも最大規模の参加者数・チーム数を集めた点が挙げられます。
各国・地域の選手からは、
「高額とは感じるが、参加費に見合った大会運営で満足している」
「経験を積むために参加したので納得している」
といった声が多く聞かれました。
大会に対する価値観やスタンスが時代とともに変化していることを実感するとともに、今後の国際大会のあり方や運営について、世界的な視野で再考する必要性を感じさせる大会となりました。
日本ゲートボール連合としても、本大会を参考にしながら、
「大会のあり方とは何か」「選手が満足する大会とは何か」を引き続き模索していきます。
タイ選手団
タイ審判団












