公益社団法人 日本ゲートボール連合

全国社会人ゲートボール大会

2013年 競技結果 

入賞チーム一覧

トーナメント戦の結果

リーグ戦の結果

決勝戦を再現!

 今週末の11月10日(日)午前6~7時、CS放送「スカパー!」および全国のケーブルテレビ局で放送しているレジャーチャンネルのゲートボール専門番組『スーパーゲートボール』で、去る9月22日(日)に千葉県成田市の中台運動公園陸上競技場(天然芝コート)で開催された第15回全国社会人ゲートボール大会決勝戦の模様が放送されます。
 下記に紹介するゲームの経過「球譜」と合わせて、ぜひご覧ください!

※文中の略語は下記の通り。
1G=第1ゲート 2G=第2ゲート 3G=第3ゲート GP=ゴールポール PT=通過タッチ TP=タッチ通過 LT=ロングタッチ ST=スライドタッチ WT=ダブルタッチ TT=トリプルタッチ OB=アウトボール

決勝戦 桜花寮(新潟) VS 緑風会(徳島) 

先攻 桜花寮(新潟)
1     午膓 英樹(42)
3     吉井 弘龍(58) 
5     五十嵐博之(54)
7主将  本間 宏彦(57)
9     瀧澤 隆志(36)
交代競技者 佐藤 純一(25) 

後攻    緑風会(徳島)
2      長尾 糸江(61)
4      小川 光敏(32)
6      宮本  實(73)
8      松本 修一(39)
10主将  柴山 義明(54)
交代競技者  野間 美恵(49) 

【1巡目】
桜花寮の赤1から赤5までが1G通過に失敗し、緑風会の白2が2G右前を占拠
●赤1=ゲート左脚に当てて1G通過に失敗。
○白2=1G通過→2G右前、第2ラインぎわに進む。
●赤3=1G通過に失敗。
○白4=1G通過→2G左後方、第3ライン中間地点寄りに進む。
●赤5=1G通過に失敗。
○白6=1G通過→2G左後方、白6の近くに進む。
●赤7=1G通過→2G通過をねらいつつ、2G右後方、第2ラインぎわに止まる。
○白8=1G通過に失敗。
●赤9=1G通過→2G通過に成功するが、第2ライン外にOBになる。
○白10=1G通過に失敗(図1参照)。
《得点=桜花寮3ー3緑風会》

【解説】桜花寮の上位打線はそろって1G通過に失敗し、下位打線の赤7、赤9が1Gを通過する。一方、緑風会の上位打線は白2、白4、白6とそろって1Gを通過し、下位打線が1G通過に失敗するという逆の展開になった。

【2巡目】

桜花寮の上位打線が奮起し、緑風会の白2は難を逃れる

●赤1=1G通過→2Gと第2コーナーの中間地点、第2ラインからやや離れた位置に進む。

○白2=2G通過→白6にタッチ→白6を2G右後ろ、第2ライン寄りに送り球をする→白4にST→白4を2G右前に送り球をする→3G左前に進む。

●赤3=1G通過→赤1にタッチ→赤1を2Gと第2コーナーの中間地点、第2ラインぎわに送り球をする→WT(白4と白6にタッチ)→白6を第3コーナー中間地点、第3ライン外にOB→白4を第2コーナー近くにOB→2G右後方、赤7の近くに進む。

○白4=OB打、3G左後方に打ち入れ。

●赤5=1G通過→2G通過に失敗し、2G右後ろに止まる。

○白6=OB打、3G左前、白2の近くに打ち入れ。

●赤7=赤3にST→赤3を2G右前、第2ラインぎわに送り球をする→赤5へのタッチを外し、2G前方、第2コーナー寄りに止まる。

○白8=1G通過に失敗。

●赤9=OB打、第3コーナー近くに打ち入れ。

○白10=1G通過に失敗(図2参照)。

《得点=桜花寮6ー4緑風会》

【解説】桜花寮の上位打線が奮起して3球が1Gを通過。赤3は2G右前の白4と白6にWTという離れ業をみせ、一気に形勢を逆転した。一方、緑風会は白2が3G左前に進んで難を逃れたが、白4と白6がOBの打ち入れ、白8と白10が1G通過に失敗するなどと冴えない。

 

【3巡目】

赤5がPTに成功し、白2球をOB、白8は2G通過後のWTに成功

●赤1=赤3にタッチ→赤3を2G正面に送り球をする→赤5にタッチ→赤5を2G真裏に送り球をし、PTをセット→2G右前に進む。

○白2=白6にタッチ→白6を3G右前に送り球をする→3G通過→白4へのSTを外して、2G右前、第2ライン外にOBになる。

●赤3=PT(2G通過と赤5にタッチ) →赤5を2G前方の赤7の近くに送り球をする→第1打、3G左前に進む→第2打、白6にタッチ→白6を第4コーナー近くにOB→3G通過→白4にタッチ→白4を第1コーナー近くにOB→3G真裏に進む。

○白4=OB打、第1コーナー近くに打ち入れ。

●赤5=赤7にタッチ→赤7を2G左前に送り球をする→2G通過に失敗し、2G右後方に止まる。

○白6=OB打、1G後方に打ち入れ。

●赤7=2G通過→赤5にタッチ→赤5を第3ライン中間地点近くに送り球をする→赤9へのタッチを外して赤9の横に止まる。

○白8=1G通過(競技時間15分経過)→白6にタッチ→白6を第2コーナー近く、第2ライン寄りに送り球をする→2G通過→WT(赤7と赤9にタッチ) →赤9を第3コ ーナー近くにOB→赤7を第2コーナー近くにOB→2G後方、第3コーナー寄りに進む。 

●赤9=OB打、第3ライン中間地点、赤5の近くに打ち入れ。

○白10=1G通過に失敗(図3参照)。

《得点=桜花寮9ー7緑風会》

【解説】桜花寮の赤5が2G利用のPTに成功し、3Gを通過し、白6と白4をOBにしてゲームの流れを引き寄せる。しかし、緑風会の白8が奮起して1G通過に続いて一気の2G通過に成功し、WTにも成功して勝利への望みをつないだ。

3巡目、赤7を2G左前に送り球をしようとする桜花寮(新潟)・五十嵐博之選手

【4巡目】

赤3は2Gを通過して3G周辺に拠点を移動、緑風会はなんとか陣形を整える

●赤1=2G通過→赤9にタッチ→赤9を3G左前に送り球をする→赤5にST→赤5を第2コーナー、白6の近くに送り球をする→3G正面に進む。

○白2=OB打、2G右前に打ち入れ。

●赤3=赤1にタッチ→赤1を3G正面に送り球をする→赤9にタッチ→赤9を3G右前、第4ラインぎわに送り球をする→3Gと第4コーナーとの中間地点、第4ラインぎわに進む。

○白4=第2コーナー近くに移動。

●赤5=白6にタッチ(競技時間残り10分)→白6を白4に合わせ球をするが、白6のみがOB→GPと3Gの間に進む。

○白6=OB打、第3コーナーの白8の近くに打ち入れ。

●赤7=OB打、3G右後方に打ち入れ。

○白8=白6にタッチ→白6を2G右前の白2の近く(第2コーナー寄り)に送り球をする→赤9へのLTを外して第4ライン外にOBになる。

●赤9=赤1にタッチ→赤1を3G正面に送り球をする→3G通過に失敗し、3G左横に止まる。

○白10=1G通過→2G右前、白2の近くに進む(図4参照)。

《得点=桜花寮10ー8緑風会》

【解説】桜花寮の赤1は2Gを通過して赤9を3G右前に送り球をし、赤5を白6の近くに送り球をし、再び主導権を握る。緑風会は白10が1Gを通過し、ようやく5球がそろった。

【5巡目】

桜花寮は3G周辺に5球を集結、緑風会の白6が奇跡の逆転劇

●赤1=3G通過→赤7にタッチ→赤7を第4コーナーの赤3の近くに送り球をする→赤5にタッチ→赤5を3G左前に送り球をする→赤9へのタッチを外して3G左横に止まる。

○白2=白10にタッチ→白10を2G右前に送り球をする→2G真裏に進む(競技時間残り5分)。

●赤3=赤7にタッチ→赤7を3G右前に送り球をする→赤5へのタッチを外して3G左前に止まる。

○白4=白10に約10mのLT→白10を2G右前に送り球をする→2G通過→白2にタッチ→白2を2G右前に送り球をする→2G真裏に進み、PTをセット。

●赤5=赤7へのタッチを外し、3G右前、第4ライン寄りに止まる(図5参照)。

○白6=白10にタッチ→白10を2G通過→白2にタッチ→白2をGP近くに送り球をする→PT(2G通過と白4にタッチ) →白4を第3ライン中間地点の白10の近くに送り球をする→第1打、3G右前に進む→第2打、赤9にタッチ→赤9を3G右後ろ、第4ライン外にOB→赤1にタッチ→赤1を3G右後ろ、第4ライン外にOB→赤7にタッチ→赤7を3G右前、第4ライン外にOB→3G通過→約3mの上がりを決める。

●赤7=OB打、3G右前に打ち入れ。

○白8=OB打、第3ライン中間地点近くに打ち入れ。

●赤9=OB打、3GとGPの間に打ち入れ。

○白10= (競技時間終了)白4にタッチ→白4の3G通過に失敗→白8にタッチ→白8の3G通過に失敗するが、白8が赤5に当たり、2球ともOBになる→白2へのタッチを外し、GP近くに止まる。ゲームセット

《得点=桜花寮11ー14緑風会》

【解説】桜花寮は赤1、赤3、赤5と3連続タッチミスが出て、勝利がスルリと逃げてしまった。思わぬチャンスを得た緑風会の白6は一気に5点をあげて逆転し、V2を達成した。

※下の各打撃表の略語は次の通り。

巡=巡目の主たるプレー 

打数=自球の打撃とスパーク打撃の回数 

得点=ゲート通過の得点 

打点=他球のゲート通過と上がりの得点 

移動=インナーフィールド内の移動 

ST=スライドタッチの回数 

JT=ジャンビングタッチの回数 

タッチ=タッチの回数 

タッチ失=タッチミスの回数 

スパ=スパーク打撃の回数 

付け球=付け球の回数 

SOB=スパーク打撃でアウトボールにした回数 

合わせ=合わせ球の成功回数 

合わせ失=合わせ球の失敗回数 

OB打=アウトボールの打ち入れの回数 

PT=通過タッチの回数 

WT=ダブルタッチの回数 

セット=PT、WTをセットした回数 

通過率=ゲート通過と上がりの成功率 

タッチ率=タッチの成功率 

後攻の緑風会とまったく互角の内容であるが、5巡目の赤1、赤3、赤5に手痛い3連続タッチミスが出て、そのスキを緑風会の白6につかれ、逆転負けを喫した

まったくの互角の内容であるが、タッチ率とゲート通過率で桜花寮に勝り、ほんのわずかのチャンスを生かした逆転劇だった

優勝した緑風会は、社会福祉法人健祥会グループの特別養護老人ホーム『緑風荘』の職員チーム。今年7月31日に逝去された健祥会グループ理事長であり、(公財)日本ゲートボール連合理事の中村博彦氏の遺影が見守る中、見事V2を達成した

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