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2020.02.18

JGU

【再生プロジェクト】東海学園大学がゲートボールの課題解決策を発表

日本ゲートボール連合を訪問してプレゼン発表された学生の皆さんと、授業を担当された井澤悠樹先生(後列左から4人目)

 再生プロジェクトでは、大学スポーツへの展開を図っており、現在、全国23大学がゲートボールを導入中です。その1つである東海学園大学(愛知)では、スポーツ健康科学部のゼミ授業として、ゲートボールの課題を解決する企画プロジェクトに取り組んできました。その成果をプレゼンテーションとして発表するため、ゼミの学生13名と、授業を担当している井澤悠樹先生が2020年2月12日(水)に東京の日本ゲートボール連合(JGU)を訪問されました。
 2019年11月からスタートした授業では、「高齢者世代にゲートボールを普及するための手法」「ユニバーサルスポーツとしてのゲートボールの有効性」「マイナースポーツのゲートボールをどのように普及するか?」の3つの課題解決策に挑戦! 3グループに分かれ、様々なリサーチを行い、それに基づいて課題を解決するための提案を企画し、効果やリスクを検討しながらプレゼン資料を作成。さらに、ゼミ内で意見交換をしてプレゼンテーションを完成させました。
 プレゼン当日、JGUからは再生プロジェクト担当理事や常務理事など計5名の役職員が参加。学生たちは緊張した表情で、各グループごとにプレゼン資料をスクリーンに映しながら約15分間ずつの発表を行いました。提案された内容は下記の通り、3案ともゲートボールの現状を分析した上でその魅力を多くの人々に伝えるための工夫が織り込まれた提案で、プレゼン後の質疑応答では「eスポーツは高齢者にはハードルが高いのでは?」とのJGU役職員からの質問にも、「ダウンロード方法や料金を分かりやすく案内して簡単で安全であることを強調します」など、慎重に言葉を選びながらも堂々と答える学生の姿が見られました。
 最後の総評では「どの案もツッコミどころは満載ですが(笑)、実状に忖度することなく、学生さんらしいフレッシュな発想による提案で多くのヒントが得られました」「『TGAR(ティーガル)』というネーミングはすぐにでも使えそう」などの評価とともに、「ゲートボールならではのゲームの具体的な内容やマーケティング方法まで考えていただけたら、もっと説得力が増したはず」などのアドバイスも送られました。
 発表を終えた学生からは「様々な質問や意見をいただき、視野が広がりました。本日を通過点として、もっと良い内容にしていきたいです」との声が聞かれ、井澤先生からも「現場の方にリアルな批評をしていただくという、学生にとっては他では経験することのない貴重な機会となりました。まだまだ荒削りですが、この企画がゲートボール再生の一助になれば幸いです」との感想と御礼をいただきました。
 東海学園大学では、2020年度以降もゲートボールをテーマとしたゼミ授業を続けていくとともに、実技科目にも取り入れ、実際にプレーを体験することも検討中です。

 

※東海学園大学の企画プロジェクト導入の経緯などは、今月末発行予定の情報誌『ゲートボールNavi 2019年度号』でもご紹介しています。

 

学生たちが提案した3つの課題解決策

課題①高齢者世代にゲートボールを普及するための手法

【提案】手作りしたマイスティックでプレーを体験するバスツアー

バスツアー利用の高齢者が増加していることから、ゲートボール体験ができるバスツアーを提案。旅先は高齢化率が高い秋田県。

1日目は、スティックに絵具で模様を描くなどしてオリジナルスティックを手作りしたあと、そのマイスティックで旅先の愛好者や同行者とプレーを体験。バリアフリー対応の温泉宿に宿泊し、2日目は男鹿水族館を観光する1泊2日のゆとりあるプランとする。

テーマ②ユニバーサルスポーツとしてのゲートボールの有効性

【提案】eスポーツ化してオンライン上で戦術を体験してもらう

ユニバーサルスポーツという認識を持ってもらうためのきっかけとして、eスポーツ(コンピューター・ビデオゲームを使ったスポーツ競技)化する。実際にプレーしなくてもゲートボールの魅力である戦術を体験でき、オンライン上で戦うため実際に会場に集まらなくても複数人で楽しめる。日本で普及・振興がはじまったばかりのeスポーツだからこそ全世代を呼び込める可能性がある。

テーマ③マイナースポーツのゲートボールをどのように普及するか?

【提案】有名ユーチューバーによる体験動画の配信や、AR型ゲートボールの開発で小中学生の心をつかむ

マイナースポーツを取り扱うことで有名なユーチューバーにゲートボール体験動画で宣伝してもらい、大会告知をして参加者を広く募集する。

また、AR型ゲートボール(拡張現実:プレーヤーの頭に自身の視界内に立体映像を投影する装置を、腕にセンサーを装着してプレーするテクノスポーツ)を開発。製品名を『The Gateball of AR(TGAR=ティーガル)』とし、『ラウンドワン』で全国展開して小中学生に競技の面白さを知ってもらう。

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