公益社団法人 日本ゲートボール協会

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公益社団法人 日本ゲートボール協会

ニュース

2020.05.28

JGU

「ゲートボール再生プロジェクト」アンケート結果

日本ゲートボール連合(JGU)では、ゲートボール愛好者の皆様を対象として、スタートした「ゲートボール再生プロジェクト」とJGUの各種事業についてのアンケートをインターネット上で2020年3〜4月に実施したところ、113人の皆様から回答を得ることができました。
その結果について公開します。

 

なお、JGUでは、これらのアンケート結果を踏まえ、そして各回答を参考にさせていただきながら、今後の事業を進めてまいります。

ご協力のほど、ありがとうございました。

 

回答者の年齢構成

「70代」の20.4%を筆頭に、各世代の皆様から回答をいただくことができました。

回答者の性別

「女性」からの回答が少なかったのが残念でした。

回答者のゲートボール歴

「20年以上」と「10〜20年以上」のベテラン愛好者が過半数を占めました。

「1年未満」のビギナーの声がもう少し多く聞けると良かったです。

ゲートボールをはじめたきっかけ

圧倒的に多かったのが「友達・両親・祖父母・地域の人からの誘い」で、「近所で見かけて楽しそうだったから」という声も目立ちました。

若い愛好者に多かったのが「小中高校のクラブ活動」。

普及には、声かけや、楽しそうな雰囲気づくりが大切なことがわかります。

ユニークなきっかけとして「地元で開催された全国大会を観て魅力を感じたから」「隣人からのチーム構成に女性が足りないとの要望に妻が手を挙げ、心配で付いていったのがきっかけ」などがありました。

「ゲートボール再生プロジェクト」についてどう感じましたか?

「たいへんよい」と「よい」が全体の77%を占め、プロジェクトへの期待の大きさが感じられます。

 

ゲートボール再生プランで期待する項目は?

もっとも期待されているのが「都道府県ゲートボール団体の再生」、その次は「小学生への普及展開」でした。

その他には「高校への普及展開」「マナーアップ運動」などがありました。

再生プロジェクトについてのご意見・ご要望

「プロジェクトに期待している」という声を多くいただきました。さらには「自分も協力したい」とのうれしい声も多数! 同時に「プロジェクトの進捗状況を随時発信してほしい」とのご要望もいただきました。

具体的な再生プランについて、「小学生への普及展開」には「標準的な指導カリキュラムができたら大いに参考にしたい」のほか、「実際に現場で奮闘している指導者の声をもっと吸い上げてほしい」とのご要望が複数ありました。

「リメイク・リモデル」には、初心者に優しいルールの提案(第1ゲートだけ通過しやすいように幅を広くする、アウトボールになっても打ち入れだけでなくインボールとしてプレーできるようにする等)や、バリエーションゲームのアイデアを多数いただきました。ユニークなものでは「カーリングのように競技中に作戦タイムを設ける」というご意見も!

「ネットやゲームへの展開」には「ドローンで撮影したゲートボールのスゴワザ動画をSNSで発信する」などのアイデアが寄せられました。

「都道府県ゲートボール団体の再生」には「役員の意識改革が必要」に象徴される厳しいご意見が多く見られました。

JGU主催で開催してほしい大会は?

開催希望がもっとも多かった大会は「リレーション-2(ダブルス戦)」。

その他は「クラブチーム大会(2票)」「リレーション-3社会人大会(2票)」「夫婦ダブルス戦(2票)」などです。

 

JGU主催大会へのご要望・アイデア

新たに開催してほしいJGU主催大会としては「ダブルス戦やトリプルス戦のリレーション大会」のほか、「年間リーグ戦」「男女・年齢別大会」などのご希望をいただきました。「シングルス戦」には「シングルス戦で日本一のプレーヤーを決めたら面白い」というご意見がある一方で、「団体競技という性質上シングルス戦は反対」と賛否両論あるようです。

現在開催している各全国大会については、「全国選抜大会」は今年度からシニア限定の大会に変更しましたが、「ミドルも出場できるようにしてほしい」「ミドルクラスの復活」を願う声が複数届きました。

「全国社会人大会」は、現在の隔年開催に対して「モチベーション維持のためにも毎年開催を望む」との希望が!

「全日本選手権大会」には、「公平性の面から、トーナメント戦進出チーム数は、以前のように2次リーグ戦各コート上位2チーム・計12チームに戻してほしい」とのご要望が複数届きました。

「全国ジュニア大会」には、「より多くのチームとの交流を目的に試合数を増やしてほしい」との声が聞かれました。

その他、「全国大会の試合動画を数多く配信してほしい」とのご意見を多数いただいております。

ゲートボールに関する情報はどこから得ていますか?

「JGUウェブサイト」と「Facebook」との回答数が群を抜いていますが、これは当アンケート自体インターネット上で実施したことと大いに関係しているものと予想されます。

その他の回答は「ゲートボール仲間・友人」(6票)などでした。

情報誌『ゲートボールNavi』で今後取り上げて欲しい記事内容・企画

もっとも多かったのが「有名選手・スター選手の紹介」。続いて「ルールの解説」「作戦の考え方」「有力選手&チームの練習方法」「スティックやユニフォームの紹介記事」などの回答が目立ちました。

普及指導関連では「全国各地での普及活動の紹介」とともに、ここでも「再生プロジェクトの進捗状況記事」とのご要望が多く聞かれました。

ユニークなところでは「なんでもランキング特集で指導者に求めるものや、主将に直してほしいところなどをアンケート調査し、結果をランキング発表する」とのアイデアがありましたが、これは今回のアンケートと同様の方法で実現できそうです。

ゲートボールの広報に関するご意見やアイデア

より具体的なご提案をたくさんいただきました。

広報内容としては「普及に真剣に取り組んでいる指導者やチームの方法を広報してほしい」とのご要望があり、その候補として「高校では朝霞高校(埼玉)・作新学院(栃木)・青森山田、クラブチームではE・フォース(三重)、友和会(島根)、木曜クラブ(岩手)、千代田クラブ(東京)」との具体的な提案がありました。

JGUウェブサイトには「どの地域にどのような指導者・クラブチームがあるかをデータベース化して紹介してほしい」、SNSでは「全国大会参加者からの情報発信が少ないので共通のハッシュタグ付き投稿を促してほしい」とのご要望も。

動画配信では「大会の試合動画はもちろん、ゲートボール関連の講演や講習会もライブ配信してほしい」とのご希望がありました。

さらに、「アイドルやイケメンプレーヤーを起用しての広報活動」「ゲートボールのアニメ・マンガ化・ゆるキャラづくり」など、様々なメディアを活用しての広報アイデアも多数いただきました。

ゲートボール用具やユニフォームに関するご意見やアイデア

用具については、斬新なアイデアが多く寄せられました。

スティックについて「角形ヘッドや船底型ヘッドなども解禁して、もっと用具を個性的にする」、ボールには「1〜10番まですべて異なる色にしたら判別しやすくなるのでは」、ゲートと上がりポールには「通過したとき・上がったときに音がしたり、色が変わるなどして判定が一目瞭然になるものを開発してほしい」などです。

ユニフォームについては「全国大会でも市販のポロシャツばかり見かけるので、アパレル・スポーツメーカーやファッションリーダーを起用してのデザインが必要」というご提案が複数あったほか、ゼッケンについても「ヒモタイプよりワッペンやビブスタイプのほうがスタイリッシュ」とのご意見が多数寄せられました。

ゲートボールを普及させるためのアイデア

様々な普及アイデアとともに、問題点のご指摘も多数寄せられました。

「小学生から大学生まで卒業後もプレーを継続できるシステムづくりが必要」というご意見から、「現場の指導者を集めた全国会議の開催」「全国的な普及活動チームの構築」などを希望する声です。

また、指導方法への問題提起として「初心者にはボールを打ったりゲートを通過する楽しさを体験してもらうことが先決なのに、ルールの説明からはじめたり、いきなり試合をする指導者が多すぎる」という厳しいご指摘も。

また、普及のための環境づくりとして「初心者が自由に利用できるコートが必要。いざ体験してみたいと思ったときに、“ガチ勢”ばかりのところに行ってもレベル差を感じてしまうだけだと思うから」という初心者目線のご意見もありました。

都道府県ゲートボール団体に対するご要望・ご意見

問題提起から、厳しいご意見・ご指摘を多数いただきました。

各団体の組織運営について「役員が高齢化して今後の運営が心配」「長らく役員をしている方々の組織になっているので、意識改革が必要」とのご意見が多数。

ご指摘が多かったのは、全国大会予選会についてで「全国大会出場チームを推薦で選出する団体があるので、予選会の徹底をお願いしたい」「学生や就業者も参加しやすいように予選会の開催曜日を休日にしてほしい」などです。また、「居住地や勤務地による縛りをなくし、自由にチーム構成をして大会に出場できるようにしてほしい」とのご要望も多く見受けられました。

広報については「各都道府県の情報をブログやウェブサイトに掲載してほしい。ブログを活用していない団体が多すぎる」というご指摘がありました。

 

JGUに対するご要望・ご意見

叱咤激励を含め、たくさんのご意見をいただきました。心より感謝申し上げます。
とくに組織運営について「JGUが組織運営・大会運営についてのノウハウをまとめ、都道府県ゲートボール団体に提供するとともに適切に指導してほしい」とのご意見を複数いただきました。
また、現行の競技規則について、審判員が判定しやすくなるような具体的なご提案(アウトボールとゲート通過の静止位置判定、10秒ルールの変更など)を複数いただきました。
重ね重ね、ありがとうございました。

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