公益社団法人 日本ゲートボール協会

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公益社団法人 日本ゲートボール協会

ニュース

2020.10.14

JGU

金沢星稜大学(石川)でゲートボール特別体験授業

日本ゲートボール連合のゲートボール再生プロジェクトでは、大学スポーツへの展開を図っていますが、金沢星稜大学(石川)が今年度からゲートボールに取り組むことになり、2020年9月に2回のゲートボール特別体験授業を同大学の屋内テニスコート(人工芝)で開催しました。
指導を担当したのは、石川県ゲートボール協会の指導者4名で、両日とも講師として協力しました。

 

初回の9月2日(水)には、女子短期大学部1年生でスポーツ実技を履修している学生34名が参加。最初に、2人1組で対面しての打ち合い、2グループに分かれての第1ゲート通過やタッチ&スパーク打撃などの練習を行ったあと、6チームを編成して初の試合にチャレンジ! 指導者の作戦指示を仰ぎながら、競技時間15分のゲームを2回行いました。
当日は気温が高く、授業は約3時間の長丁場となりましたが、最後まで熱心にゲートボールに取り組む姿が見られました。

 

なお、授業後に実施された学生たちへのアンケートでは、次のような感想が聞かれました。
「頭を働かせながらプレーするスポーツを経験したことがなかったので、とても新鮮で面白かったです。また、多くのスポーツは体格の良い選手が活躍しますが、ゲートボールは体格や年齢に関係なく、どんな人でも活躍でき、いろんな人と楽しめるスポーツである点が面白いと思いました」
「初めての試合では戦略が分からず、指導者の方に言われた通りにボールを打っていましたが、徐々に次はどこを狙えばいいのかが理解できるようになり、楽しかったです」
「試合をしてみて個人のプレーの喜びをチームみんなで共有できる点が楽しいと思いました。ゲートボール初体験でしたが、想像より楽しく盛り上がることができました。また機会があったらやってみたいです」

講師の紹介や授業の説明が行われた開会式

ドキドキ感を楽しむ場面が多く見られた第1ゲート通過練習

試合形式の練習に初チャレンジ!

指導者の指示を仰ぎながらボールを進める

 

2回目の9月9日(水)は、経済学部と人文学部で教養教育科目(スポーツ系)を履修している男女学生28名を対象として、今回も約3時間の集中授業が実施されました。
前半は、簡単なルール説明のあと、すぐに4グループに分かれ、グループごとに指導者1名の体制で、打撃の基本からゲート通過、スパーク打撃などの練習を行い、とくに第1ゲートから上がりまでの打数を競う練習はたいへんな盛り上がりを見せました。
後半は、最初に試合のデモンストレーションによりゲームの流れを理解してもらったあと、8チームを編成し、3人制または4人制で全8球を使用しての15分ゲームを各チーム3回ずつ行いました。
はじめは、指導者の指示通りに打撃していた学生たちでしたが、徐々に自分たちで作戦を話し合う場面が多く見られるようになり、最後には試合の状況を把握しながらプレーすることができました。

 

授業後、学生たちから聞かれた声は、次の通り。
「ゴルフのような個人競技と思っていましたが、実際に体験するとチームの連携や戦術、相手の出方を読むことが必要なテクニカルなスポーツでした。また、初心者がチームにいても助け合うことでレベルの高いゲームを展開できる点が魅力と感じました」
「他のスポーツのようにたくさんの戦略と技術が必要なことが分かりました。チームで点数を競うので、自分だけが上がりとなってもダメで、ゲートを通過したあとに味方ボールを助けるためにまたゲート前に戻ったり、相手チームの点数が入らないように阻止したりするのがすごいと思いました。他の戦略やテクニックも知りたいし、本格的な試合を見てみたいです」

 

今回の授業を担当した人間科学部スポーツ学科助教の笠原亜希子先生は、学生たちの反応、そして今後の抱負について、次のように語られています。
「コロナの影響でなかなか対面授業が叶わず、今回の授業ではじめて大学に来たという1年生もいたので、最初はお互い会話をするのもぎこちなかった学生たちですが、後半、試合をするうちに『なるほど』という声が聞こえはじめ、戦術的なことがわかりはじめると、『あそこに打とう』などとコミュニケーションが活発になり、戦略を考えることを楽しむ姿が見られるようになったのが印象的でした。今後は、コロナの状況にもよりますが、スポーツ学科の学生を対象に、ゲートボールをテーマとした運営やマネジメントについて考えるゼミ授業なども計画していけたらと考えています」

 

指導者からスパーク打撃の方法を学ぶ

3人制または4人制により全8球を使用して15分のゲームに挑戦

ゲームの後半には学生同士で作戦の指示出しをする場面も多く見られるように

9日の授業に参加した学生の皆さん

※今回の記事は、オンライン取材をもとに制作しました。

 

 

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