公益社団法人 日本ゲートボール協会

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ニュース

2021.08.02

JGU

九州共立大学(福岡)スポーツ学部でゲートボール授業

約180名の学生が三週にわたってプレイを体験

九州共立大学(福岡)では、スポーツ学部スポーツ学科の「レクリエーション実技」授業で、3〜4年生の学生を対象としたゲートボール授業を、2021年6〜7月に三週にわたって実施しました。
「レクリエーション実技」では、いままでにインディアカ(羽の付いたボールを手で打ち合う競技)などのレクリエーション・スポーツや、車いすバスケットボールなどのアダプテッド・スポーツの体験授業を行ってきましたが、今回はじめてゲートボールにチャレンジしました。
授業は毎週金曜日の1限目と3限目に、それぞれ90分授業が行われ、1限目は約80名、3限目は約100名もの学生が受講し、福岡県ゲートボール連合の指導者10名にご協力をいただきました。

1限目の授業に参加した学生たちと指導者の皆さん

3限目の授業に参加した皆さん

初回の6月25日(金)は、コロナ禍のため遠隔授業となり、ゲートボールの基本的な流れがわかる動画や、全国大会の動画を視聴したほか、授業を担当する助教の花田道子先生が作成したゲートボールクイズによりゲームの概略を学びました。

 

2回目の7月2日(金)は、実際にスティックを握っての実技体験。当初は、屋外のラグビー場での授業が予定されていましたが、雨天のため、学内の体育館に8面のミニコートを設営し、学生たちを16チームに分け、日本ゲートボール連合が作成した体験プログラム(下記参照)に沿って体験してもらいました。
①打撃練習
各コートに分かれ、指導者のレクチャーのもと、対面での打ち合いやゲート通しの練習。
②ラウンド練習
第1ゲートから順にゲートを通過して上がる練習。
③ゲーム体験
3人対3人(計6球使用)で前半8分・後半8分のゲームを3試合体験。点数を取る楽しさを知ってもらうため、次のような特別ルールで実施。
・スパーク打撃なし(タッチ後は継続打撃のみ行う)
・アウトボールなし(アウトボールになっても、次の打順でゲート通過ができる)
・「上がり」のあとは、再び第1ゲート通過からスタート

 

取材にお伺いした3回目の7月9日(金)も雨天となり、前回同様、体育館に設営した8面のミニコートで、最初にスパーク打撃を覚えてもらってから16チームに分かれ、前回の特別ルールにスパーク打撃を取り入れたゲームを体験していただきました。

最初に指導者がスパーク打撃のデモンストレーションをする

ペアで向かい合ってのスパーク打撃練習

1限目は、花田先生と指導者たちもチームに入り、3人対3人(全6球使用)または4人対4人(全8球)で15分と20分ゲームを1試合ずつ、3限目は5人対5人(全10球)で各12〜15分ゲームを3試合行いました。
ほとんどの学生がふだんから競技スポーツに親しんでいるため、すぐにスパーク打撃のコツを習得。各コートでは「相手ボールはどこに飛ばす?」「味方ボールだから優しく当てて!」「外しちゃったー」などの声が飛び交い、チームメイト同士で話し合ったり指導者にアドバイスを求めながら、味方ボールを有利な位置へ、相手ボールは不利な位置へと進める姿が見られました。

学生の好プレイに拍手を送る花田先生(左から4人目)

指導者からアドバイスを受けながら慎重にスパーク打撃をする

授業後、学生からは「メチャクチャ面白くてドハマリしました。ゲートを通すときの集中力がたまらない」「スパーク打撃で相手ボールだったら遠くに動かしたり、味方ボールだったらゲートを通せるとか、いろいろ考えながらプレイできるのが楽しい」などの感想が聞かれました。
花田先生からも「すべてのボール位置を把握することが必要な、視野の広さが求められるスポーツですね。そのような点も学生の学びにつながったと思います」との感想をいただきました。

タッチに成功して喜びのジャンプ!

チームメイトのプレイにグッドサイン

同大学では、今後も「レクリエーション実技」などの授業のほか、花田先生が担当するサークル「アダプテッド・スポーツ研究部」の活動として、障害を持った子どもなどを対象としたスポーツ教室へのゲートボール導入を検討していく予定です。

真剣な表情で自分が打ったボールの行方を追う

ゲーム後、ノーサイドの表情の両チーム

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