岩手大学と東北公益文科大学（山形）の学生が12月4日（土）、岩手県奥州市の屋内多目的施設「すぱーく胆沢」でゲートボール大学交流会を開催しました。
両大学とも、ゲートボールを通しての他大学との交流は初めて。
岩手大学では20年以上前からゲートボールを授業に採用しており、今回の交流会に参加したのは人文社会学部の専門科目「健康スポーツ指導法Ⅱ」を履修している2年生の10名。この授業では、地域に根ざしたスポーツ指導者の育成を目的として、ゲートボールなどレクリエーションスポーツの実技体験や競技特性を学んでいます。
一方、東北公益文科大学から参加したのは、今年5月に誕生したゲートボールサークル「ゲートボーラーズ」のメンバー13名。ゲートボーラーズには現在約20名の部員が在籍し、毎週2回、約1時間半の練習に励み、地域の大会にも参加しています。

今回の交流会は、学生たちのさらなるゲートボールへの意欲向上などを目的として、両大学のゲートボール指導を担当している岩手県ゲートボール協会と山形県ゲートボール協会が大学とともに企画し、実現しました。
当日は、計23名の学生のほか、岩手大学から人文社会科学部教授の浅沼道成先生、東北公益文科大学から地域共創センター事務室の進藤啓氏、そして両県ゲートボール協会より計6名の指導者が参加しました。
最初に、両大学によるゲートボール活動報告や情報交換会を行ったあと、クレーコート2面を使用し、大学ごとに編成した5人チームで30分ゲームを2試合実施しました。

はじめは緊張気味の学生たちでしたが、交流戦がはじまってからは学生同士すぐに打ち解けて、対戦相手と会話をしたり、相手のプレイを褒め合ったり、交流を図る姿が見受けられました。
また、交流しながらも勝敗にはしっかりこだわり、試合内容としても拮抗したシーンが多く見られました。
学生たちからは「いままで仲間同士でしか試合をしてこなかったので、他大学の初対面の学生と交流試合ができて楽しかったです」「次は両大学混合チームで交流戦をしたい。そのほうが打ち解けるのがもっと早くなって面白そう」などの感想が聞かれました。
また、岩手大学の浅沼先生からは「今回のように、ゲートボールを通して、通常では交わる機会がない他大学と交流できたことは、学生たちにとって良い経験になると思います」との言葉をいただくことができました。

なお、岩手大学では、教育学部と人文社会学部の「体育」の授業にもゲートボールを導入しており、今後も岩手県ゲートボール協会と連携して授業を継続していきます。
東北公益文科大学では、サークル活動として全国大会出場を目指しており、来年度入学希望者にも勧誘をはじめています。
「ゲートボーラーズ」では、Instagramで同世代にゲートボールの魅力を伝えようと情報発信も行っています。アカウントは以下になりますので、ぜひご覧ください。

名前：東北公益文科大学　ゲートボーラーズ
ユーザーネーム：tkbu.gateball
URL：https://www.instagram.com/tkbu.gateball/