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【笹川良一杯第29回全国選抜ゲートボール大会】

決勝戦~ミドルとミドルレディースクラスの決勝戦はどのような試合だったのか?

【ミドルクラス決勝戦】フレンドスポーツ(鹿児島) VS 福岡選抜(福岡)

福岡選抜が見事な逆転優勝
 
 序盤戦は先攻のフレンドスポーツが5ー3とリードし、3巡目終了時で8-6と、後攻の福岡選抜が盛り返した。
 4巡目、スタートに待機していた赤3番と白6番がお互いに第1、第2ゲートを通過して2点ずつを加え10-8となるが、福岡選抜の白10番が白6番と白8番ボールを第3ゲート前に送り、逆転のチャンスを迎える。
 5巡目、白6番が第3ゲートを通過し、満を持してスタートに残っていた赤7番が第1ゲートを通過して第2ゲート通過をねらうが、外れる。福岡選抜は白10番が白8番ボールを第3ゲート通過させ、11ー10と1点差に詰め寄る。
 6巡目、フレンドスポーツは赤1番、赤3番。赤5番、赤7番と、アウトボールの打ち入れとなり追加点が望めず、福岡選抜は白4番が第2ゲートを通過し、白8番が白6番ボールを上げて、自球も上がって競技時間終了、11-15と逆転勝利した。
 福岡選抜は福岡県勢として初の全国選抜大会優勝を飾り、選抜チームを編成した試みは成功した。
福岡選抜の主将としてチームを引っ張った、白6番・山本大輔選手(31歳)5巡目、味方ボールを第3ゲート通過させ、1点差とした福岡選抜の白10番、南郷智広選手(22歳)最終打者として逆転勝利を決めた福岡選抜の白8番、藤岡勇多選手(22歳)

【ミドルレディースクラス決勝戦】みなみレディース(茨城) VS  千同あすなろ(広島)

みなみレディースが残り3分からスライドタッチを機に相手を振り切る

 序盤戦は先攻のみなみレディース優勢の展開で9ー4とリードする。
 3巡目の後半、後攻の千同あすなろが第2ゲート周辺に全球を集めて3点をあげて追撃態勢に入るが、白2番が白4番ボールへのタッチを外し、第2ラインぎわにいたみなみレディースの赤3番が白3球をアウトボールにして赤5番のつなぎ球に入った。千同あすなろの白4番が第2ゲート左前の白6番につないだあと、みなみレディースの赤5番が赤3番ボールへのタッチを外し、再び千同あすなろは第2ゲート周辺に全球を集め、陣形を整えた。
 競技時間残り3分強、得点は9-9のとき、第3ゲート前の赤9番が赤5番ボールにスライドタッチをして一気に第2ゲート前方に進む。赤5番を第2ゲート通過させ、白3球をアウトボールにして第2ゲートを通過して競技時間終了となり、みなみレディースが11ー9と振り切り、2度目の優勝を飾った。
最後、見事なスライドタッチを決めて相手チームを振り切った、みなみレディースの赤9番、今野寄子主将(63歳)相手3球をアウトボールにする活躍を見せた、みなみレディースの赤3番、脇山英子選手(52歳)激しい追い上げ及ばず、惜敗した千同あすなろ