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ロシア・サハリンでゲートボール普及活動が行われる!

 ロシア国サハリン州ユジノサハリンスク市でのゲートボール普及活動を2014年7月27日(日)~29日(火)、日本から6名のゲートボール愛好者(広島3名、東京2名、北海道1名)が参加して行った(日本財団助成事業)。
 サハリンでは、スパルタク体育学校の学生を中心に、12年ぐらい前に日本ゲートボール連合が中心となって普及がはじまり、いままでに世界ゲートボール選手権大会や、アジアゲートボール選手権大会にも出場している。
 同校は体育専門の学校で、小学生クラスから大学生クラスまで幅広い年齢層の学生が所属するとともに、車いすの身障者も在籍している。ゲートボール活動は、普及当初から担当している副校長のタチアナ女史を中心に行われ、カリキュラムとして週に2時間、ゲートボールのクラスが実施されており、ジュニア時代からゲートボールに接している学生も多い。
 今回の普及指導は、今年9月に新潟市で開催される第11回世界ゲートボール選手権大会にサハリンからも1チームがエントリーすることから、世界大会出場予定選手を中心とする上級者クラスと、その他の初心者クラスに分け、それにあわせて日本からの参加者も2グルーブに分かれて行った。
 上級者クラスは、世界大会での上位入賞を視野に入れ、作戦や反則しないプレーを中心に講習した。その中には、タチアナ女史の息子さんで、当初からゲートボール続けているアレクセイ氏(現在は小学校の先生)の姿も見られた。
 会場となった陸上競技場は、トラック内のフィールドが天然芝でサッカーの公式試合も行われるとのことだが、屋内型ではないゲートも使え、設営はすべて学生が行った。設営の様子を見ていると、手慣れた様子で巻尺式のコートテープを手際よく張っていて、ふだんからゲートボール活動が盛んに行われていることがうかがわれた。
 また、学校から車で15分くらいの場所にあるレジャー施設「豊原オリンピックパーク」内にドーム式の球技場(人工芝)ができており、ゲートボールコートが6面は取れそうな広さで、冬場のゲートボール活動も心配ないようであった。
 同校のヴィラコフ・セルゲニ・ミハコル校長からも「もっとゲートボールを普及していきたい」との力強い言葉をいただくことができ、今後もさらなる普及が大いに期待できそうである。
サハリンのスパルタク体育学校の学生たち(右側)と、日本から参加した皆さん(左側) 練習試合にチャレンジするサハリンの学生たち
スパルタク体育学校から車で約15分のレジャー施設「豊原オリンピックパーク」内に完成したドーム式の球技場(人工芝) 通訳を介して、両国の参加者のコミュニケーションを図る。中央が、当初からゲートボールを担当しているタチアナ副校長(赤ポロシャツ)