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【第19回全国ジュニアゲートボール大会】

作戦分析~ジュニア2部クラスはどのような作戦で戦ったか!?

【はじめに】
 2014年8月6日(水)・7日(木)に埼玉県熊谷市の熊谷スポーツ文化公園 陸上競技場で開催された「第19回全国ジュニアゲートボール大会」から、ジュニア2部クラスでは、序盤戦の作戦において、どのような作戦が選択され、どの作戦が好成績をあげたのか? 63試合の序盤戦の作戦データを採取し、先攻と後攻に分けて分析してみた。
 なお、ジュニア2部クラスは6歳以上15歳以下の男子と女子で編成したチーム。前回までの会場は人工芝コートだったため、おそらく陸上競技場の天然芝コートで競技するという経験は少ないと思われたが、初日、2日目とプレーしていくうちに、なんとか天然芝コートになじんでいったようだった。

【文中の略語】
1G=第1ゲート 2G=第2ゲート 3G=第3ゲート GP=ゴールポール PT=通過タッチ TP=タッチ通過 LT=ロングタッチ ST=スライドタッチ WT=ダブルタッチ TT=トリプルタッチ OB=アウトボール

【各作戦名の説明】  
【先攻チームの作戦】
2G2球作戦で抜群の好成績をあげる!
 表1のように、先攻チームの赤ボールが先に第2ゲート周辺に進んだケースは45ゲームあった【表1の2G右前、2G2球、2G正面、2G横(後ろ)の合計数】。
 そのうち、2G2球作戦を選択したのは17ゲームもあり、13勝4敗という抜群の好成績をあげた。
 しかし、2G右前作戦が9勝13敗、2G横(後ろ)作戦が0勝3敗となり、トータルで3勝勝ち越すだけの結果になった。

【後攻チームの作戦】
1G後方作戦で先攻チームに負け越す!
 表2のように、後攻チームの定番ともいえる第2ラインぎわ作戦が9勝8敗、1G後方作戦が4勝8敗という結果で、トータルで先攻チームに負け越す結果になった【表2の1G後方(第2コーナー)と1G後方(1G横)の合計の勝敗数】。
 1G後方作戦の(1G横)は2ゲームあるが、第1ゲートの脚にぶつかって浅く通過したために、やむを得ず第1ラインぎわに進んだケースである。
優勝した黒田庄エンジェルズ(兵庫)の藤原大恭選手(12歳) 前回初優勝するも、今回は決勝戦で惜敗の久慈来内ジュニア(岩手)・大畑智弘選手(12歳)