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イギリスで初のゲートボール普及イベントを開催!

 イギリス初となるゲートボール普及イベントが2014年8月19日(火)~21日(木)の3日間にわたり、開催された。
 普及の舞台となったのは、ノースヨークシャー州リポン市の「リポン・スパホテル」。ここをホームグラウンドとするリポン・スパホテルクロッケークラブもあり、クロッケー大会も数多く行われている会場である。
 クロッケー大会で、ここを訪れていたスイスのゲートボールプレーヤー、デイビット・アンダーヒル氏と、同じくベルギーのベルナルド・サイズ氏、そして、もともとゲートボールに興味を持っていたホテルが中心となり、今回の普及イベントが実現した。
 参加したのは、今年9月に新潟市で開催される第11回世界ゲートボール選手権大会にも出場予定のスイスチーム5人と、ベルギーのベルナルド氏、イギリスからは地元リポン市からクロッケー愛好者や子どもたちなど約30人。そして、日本からは、全国ユースゲートボール連盟から2人のスタッフがボランティアで指導に当たった。
 初日は、最初にルール説明とダブルスでのデモンストレーションを行ったあと、3コートに分かれて打撃・スパーク打撃・タッチの練習、そして第1ゲートから上がりまでの打数を競う早上がり競争でゲーム感覚をつかんだ。
 2日目は、4コートに分かれてレベル別講習を行ったが、新たな参加者として、ホテルの宿泊者や、散歩中に今回のイベントを知った市民なども加わった。参加者は、クロッケー愛好者が中心のため、ほとんどがセンター・ヒッティングスタイルで打撃やタッチにはすぐに慣れた様子だったが、スパーク打撃に苦戦していた。その後、実際にゲームをはじめると、イギリスの参加者たちはなごやかなムードから一転、楽しみながらも真剣に勝負に挑む姿が印象的だった。
 そして最終日は4チームを編成し、総当り戦で計6試合を行い、普及イベントは大成功のうちに終了した。
 今後、イギリスでは「リポン・スパホテル」を中心に、引き続きゲートボールの普及を図っていく予定である。地元リポン市の参加者の中には、学校の教師、ボーイスカウトの指導者もおり、子どもたちへの普及も検討されている。また、リポン市から車で約4時間のパース市から参加したクロッケー愛好者のご夫婦はゲートボールをたいへんに気に入り、地元の大学生に普及させたいと語っていた。
 さらに、この普及イベントの情報が英国はもとより、世界のクロッケー愛好者へも伝播されていくことも期待される。
ホテルの中庭に設営されたコートで、まずはルール説明など全体講習会
初日に参加した皆さんで記念撮影
こんな小さな参加者も! ちなみに、今回の最年少参加者は6歳 地元のリポン市の子どもたちもたくさん参加してくれた
上下を紅白のユニフォームで決めているのがスイスチームの皆さん。第11回世界選手権大会にもこのユニフォームで登場予定 ゲート近くでの打ち方を指導する日本のユーススタッフ
最終日には4チームによる総当たり戦が行われた参加者に日本のユーススタッフの2人(中央)が作戦の指示を出す。2人の指示の出し方は非常に丁寧な言葉遣いで分かりやすいと、参加者に大好評だったホテル内で行われた表彰式を兼ねたオフィシャルディナー会