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【第11回世界ゲートボール選手権大会】

注目を集めたチームを紹介!

TPE彰化縣芳苑國中(チャイニーズ・タイペイ)
唯一のジュニアチームが決勝トーナメント戦に進出!

 今大会唯一のジュニアチームで、2008年開催の第5回アジア選手権大会の開催地となった彰化縣にある中学校の生徒、卒業生、コーチの先生で編成されている。5~6年一緒にプレーを続けているというチームワークを発揮し、決勝トーナメント戦に進出。1回戦でベスト8となった中国澳門1隊(マカオ・チャイナ)と対戦し、最後まで激しい追い上げを見せたが、1点及ばず惜敗、くやしさをにじませていた。
「全チャイニーズ・タイペイジュニア大会で優勝し、今大会に出場する機会をいただいたことに深く感謝しています」
   ストローク打法のほか、中国式のまたぎ打法のプレーヤーも見られた
ガルーダ・スルット(インドネシア)
今大会最年少11歳のプレーヤーが在籍!

  「スルット」は、インドネシア中部のスラウェシ島に位置する北スラウェシ州の略称で、最近、ゲートボール普及が急激に進んでいる地域である。その北スラウェシ州を中心に、スマトラ島、ジャワ島などのプレーヤーにより、今大会のために結成したチーム。メンバーは各島に住んでいるため、フェイスブックやチャットで連絡を取り合いながら一カ所に集まり、練習を重ねてきた。メンバーの平均ゲートボール歴は3年だが、予選リーグ戦2勝1敗と健闘した。
「準優勝の上昇気流とも対戦できて良い経験となりました。今後は、今大会で得た経験を持ち帰って研究していきたいです」
後列中央が、最年少11歳のバグス・トリアディ・サプトラ選手。わずか11歳にして、2012年の第6回アジア選手権大会(マカオ)をはじめ、海外オープン大会への出場経験が豊富 11~33歳の若いメンバーが揃う
ロサンゼルス(アメリカ合衆国)
今大会最高齢90歳のプレーヤーが在籍!

 最高齢90歳の木山真知代選手を擁する日系人チーム。
 木山選手がゲートボールをはじめたのは65歳のとき。いまは亡き夫とともに、日本、ブラジルなど海外大会を含め、様々な大会に出場してきた。現在は、老人ホームに住み、ホーム内にあるコートで毎日みっちり2時間、素振りや打撃練習を行っているという。
「ホームのコートには若い仲間も来てくれるので、一緒にプレーするのが楽しみ。こうしてどこも痛いところがなく元気にプレーできるのもゲートボールのおかげです」(木山選手)
98年の第7回大会(ハワイ)で第3位に入賞した「デイゴB」の平良 茂選手(左から2人目・62歳)も在籍する とても90歳とは見えない、元気なプレーを披露する木山選手
タイ(タイ)
20年ぶりの本大会出場で予選リーグ戦2勝1敗と健闘!

 タイの本大会出場は、1994年の第6回大会(日本・鹿児島県)以来2回目、実に20年ぶり、5大会ぶりの登場となった。20代の男子メンバーが中心となり、予選リーグ戦2勝1敗と健闘した。
「開会式、前夜祭とビッグセレモニーを開催していただき、また大会中も日差しの強いスタンドから多くの皆さんにご観戦いただいたことに深く感謝しています。また、大会を通して、各国・地域の仲間と友好を築けたことが何よりもうれしかったです」
2012年から海外のオープン大会に参加して腕を磨いてきた成果を大いに発揮した
  
全員がまたぎ打法でプレーしていた  
中国澳門1隊(マカオ・チャイナ)
マカオチームとして本大会初となるベスト8の快挙!

 マカオ・チャイナを代表する最強チームが、マカオ・チャイナとして初となるベスト8入りを果たした。チーム結成から5年。毎週3~4回、午前中に1~2時間の練習をするほか、中国の大会に参加して技術や作戦を学んできた。
「ゲートボールの魅力は常に変化があり、一つとして同じゲームがないこと。よって、練習では臨機応変に戦うことを心がけています。今大会では強いチームと対戦でき、たいへん勉強になりました」
50~60代中心の男子チーム 中国選手によく見られる正面からのスパーク打撃など、中国からの影響が色濃く見られた