【文部科学大臣杯第30回全日本ゲートボール選手権大会】
注目チーム&プレーヤー紹介
平均年齢18.5歳の最年少チーム! 青友会(福岡) 今大会最年少10歳の山本沙千弥選手(6番)、兄の悠太選手(10番、11歳)、悠太選手と同級生の真山流司選手(2番、11歳)、そして山本兄弟のお父さんの大輔主将(後列左側、31歳)、田端梨央選手(後列右側、26歳)という、10~30代で編成されたチーム。 3年前、幼少の頃からプレーを続けている大輔主将が子どもたちに声を掛け、“新生・青友会”を結成し、一昨年の第28回大会に初出場。トーナメント2回戦まで進むも、2回戦で惜敗した。 「今大会はそのリベンジのため、毎週日曜日に大会に出場し、平日は夜間7~9時まで基礎に励んできました。試合では子どもたちも一人前扱い、信頼しています」(大輔主将) 練習は基礎練習中心で、試合形式の練習は一切しないという。そこで、子どもたちに「基礎練習だけだと飽きない?」と尋ねたところ、「全然! 練習してうまくならないと試合で活躍できないよ!」との答えが返ってきた。 |
今大会最年少10歳の山本沙千弥選手 |
92歳選手が在籍する最高齢チーム 二本松(福島) 平均年齢80.83歳の最高齢チーム。二本松支部の選抜チームで本大会初出場。二本松支部としては、昭和62年に発足して以来の快挙である。 チーム最年長は、92歳の細川七郎選手。30年前にゲートボールをはじめてから、各種全国大会に3回出場。現在でも、近所の神社にあるコートで、朝、そして夜にもプレーをしている。仲間が集まらなくても、欠かさず一人で打ち込みを行っているという。 「この年になっても、わるいところが一つもなく、元気でいられるのはゲートボールのおかげ。ゲートボールほど、健康にいいものはありません。頭も使うし、最高です。今大会は、いい思い出になりました」(細川選手) |
今大会最高齢92歳の細川七郎選手 |
最年少10歳2人が在籍するジュニア中心のチーム 久慈K.O.S(岩手) 一昨年の第28回大会以来、2回目の出場。そのときには、ジュニアメンバーは1人だけだったが、今大会は全国ジュニア大会優勝経験を持つジュニアメンバー中心の編成となった。 「ジュニアのほうが上手ですからね(笑)。毎日練習していますし、大会でも大人より緊張しないで、ふだんの力が出せているように思います」(大上博美主将、左写真の後列右端) 最年少10歳の2人は、ともにゲートボール歴4年。 「ロングタッチなど大技が決まったときがうれしいです。大人の大会は、ロングタッチを決める人がたくさんいてスゴイと思いました」(8番、大畑佳希選手) 「ゲートボールはみんなで楽しくやれるところが好きです。目標は優勝です!」(10番、大上和香奈選手) |
今大会最年少の大上和香奈選手(左) と、大畑佳希選手 |
30年間、一緒にプレーを続けている双子プレーヤー ザ・松任(石川) 上田哲治選手&紀彦選手 上田哲治選手(8番)と紀彦選手(2番、37歳)は、小学生の頃から30年間近く、ともにプレーを続けている双子プレーヤー。現在も、毎週土曜日に仲間と練習をしている。しかし、二人一緒に全国大会に出場するのは2010年の第25回全国選抜大会以来、実に4年ぶり。 「今大会はトーナメント戦に進出して、1回でも多く勝ちたいと思っています。また、それぞれ、4歳と5歳の子どもがいるんですが、いま、子どもたちにプレーを教えている最中です。将来的は、ファミリーチームで大会に出場できたらいいですね」 |
10~20代メンバーで再挑戦! 山科スバル(京都) 小学校の頃からプレーを続けている10~20代メンバーで編成したチームで、全国ジュニア大会での優勝経験も持つ。本大会は、フェニックス京都のチーム名で、2008年の第24回大会に初出場・ベスト8となって以来、2回目の出場。今回は、メンバーの仕事などの都合により、なかなか思うような練習ができなかったという。 「1次リーグ戦は、強豪チームとの組み合わせになったこともあり、得失点差でやっとのことで2次リーグ戦に進むことができました。これから詰めの甘さなどを修正してメダルを目指します」 |