【文部科学大臣杯 第30回全日本ゲートボール選手権大会】
作戦分析~どのような作戦で戦ったか!?
【先攻チームの作戦】 攻められる側に回ってしまい、大きく負け越す! 図1のように、先攻チームは49勝70敗という成績に終わった。 先攻チームの上位打線は119ゲームのうち、97ゲームで先手を取って2G周辺を抑えたが、41勝56敗と負け越した(表1の2G右前、2G2球、2G横、2G正面作戦の合計数)。先手を取れなかった22ゲームも8勝14敗となり、不本意な結果に終わった。 これは序盤戦こそ、先攻チームが2G周辺を抑えたが、中盤戦から終盤戦にかけて後攻チームの攻撃に屈したためであり、先攻チームとはいえど、実は攻められる側に回ってしまったことが如実に現れている。 【後攻チームの作戦】 各種作戦で勝機をつかみ、完勝! 図2のように、後攻チームは70勝49敗という完勝の成績。 目を引くのは強攻策の11勝10敗、序盤戦からガンガンと攻め込んでいる。 第3コーナー作戦も1球を第3コーナー近くに送り込んで、先攻チームを攻めたてた。 3G周辺作戦はシニアチームが多かったために、手慣れた配球で手堅く勝機をつかんでいた。 1G後方(第2コーナー)作戦は上位打線が1G通過を見送り、白10番ボールが1Gを通過して、1G後方に進み(第2コーナー近く)、後続のボールの受け球になるものだが、5勝2敗の好成績をあげていた。 |