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第3回アドバイザリー会議を開催

普及事例などについて意見交換が行われる

 公益財団法人日本ゲートボール連合(JGU)の第3回アドバイザリー会議を2014年12月2日(火)、東京都港区の笹川記念会館で開催した。
 アドバイザリー会議とは、公益財団法人移行後、各都道府県ゲートボール団体から代表者をアドバイザーとして推薦いただき、学識アドバイザーも交えて意見や要望を聞く重要な機関として設置されたものである。
 今回は、全国から代理出席を含む32名が出席した。
 JGUの遠藤容弘専務理事の開会あいさつのあと、議長に選出された北海道ゲートボール連合の五十嵐隆男理事長の司会によって会議は進行した。
 最初に、JGUから各種事業についての報告を行い、地域協議会連絡会議において公認指導者の発掘と活用方法や、効果的な普及事例の収集などについて検討いただくよう依頼した。
 その後は、検討会議となり、各アドバイザーから普及事例や提案事項が発表されるとともに、活発な意見交換が行われた。
 なお、各アドバイザーから発表された主な普及事例や提案事項は次の通り。これらの意見について、JGUでは今後の活動の参考としていく予定である。

・県の審判員研修会で行っている優秀審判員表彰が審判員の資質向上につながっている。全国でも審判員コンテストを行ったら、話題性を呼ぶことができるのではないか。
・高齢者のために楽しい大会の開催を考えていこう。ある地域では、80歳以上を対象に、第1ゲート通過を緩和した特別ルールを設けて大会を開催し、好評を得ている。
・JGUの協力を得た高等学校のゲートボール活動支援によって、ゲートボール活動を行う高等学校が県下に増え、各高等学校のゲートボール担当教諭との学校連絡協議会を発足した。今後は、この協議会が中心となり、卒業生の受け皿なども整備していきたい。
・ゲートボールのイメージアップへの取り組みとして、「ギネス世界一に挑戦!」と銘打って、選手交代をしながら長時間の“マラソンゲートボール”を開催したところ、地元のラジオ放送で取り上げられるなどの成果を得た。この取り組みを全国へも広げていきたい。
・初心者に優しい大会の開催により、ミドル、ジュニアへの普及に成功している。当大会は、初心者が加入しているチームには点数を加点したり、初心者には二度タッチやスパーク打撃ミスなどによる反則をなくしたりして初心者を全員で優しく見守っていこうという雰囲気に満ちており、当大会から全国大会出場チームなども生まれている。
・ゲートボール会員でない愛好者も参加できる大会を老人ホームで開催している。これにより、いったん退会した愛好者が会員に戻ったり、またゲートボールを初体験した施設の職員が新たに会員となるケースが見られる。
開会のあいさつをするJGUの遠藤専務理事各都道府県ゲートボール団体のアドバイザーに学識アドバイザーを加えた32名が出席アドバイザーからは成果が上がっている普及事例などが発表された