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南米3カ国の最新ゲートボール事情を視察!

 世界ゲートボール連合(WGU)では、2015年4月から施行される競技規則改正にあわせて、ブラジル、パラグアイ、アルゼンチンの南米3カ国を2015年1月下旬~2月上旬に訪問し、各国のゲートボール状況を視察した。

【ブラジル】
 ブラジルゲートボール連合役員とともに、サンパウロ日本国総領事(首席領事)を表敬訪問した。ブラジルは、2018年の第12回世界ゲートボール選手権大会開催地の1つとして立候補していることから、サンパウロ領事館では世界選手権大会のサンパウロでの開催に非常に高い関心を示していた。
 その後、サンパウロ州内3カ所のゲートボール場を訪問し、各親善大会を視察した。
 現在、ブラジルでは、サンパウロ大学へのゲートボール導入を検討中で、ゲートボール会員の若返りに意欲を燃やしている。また、在サンパウロの韓国人や中国人への普及も検討している。
サンパウロ市のサガコートで開催されていた親善試合の開会式(30チーム参加) サガコートは次回の世界選手権大会候補会場の1つでもある
サンパウロ市聖東支部で行われていた親善大会(25チーム参加) カンピーナス市の親善ゲートボール大会(18チーム参加)に参加していた若手チーム、左から2人目が大会最年少の17歳プレーヤー
【パラグアイ】
 パラグアイゲートボール協会役員とともに、パラグアイ大使館特命全権大使を表敬訪問した。
 その後、首都アスンシオン市にあるパラグアイ神内日系社会福祉センター内ゲートボール場で改正ルールの講習会を実施したあと、親善試合が行われた。
 パラグアイでは、今年7月にピラポ市で南米選手権大会の開催が予定されていることから、審判員のレベルアップを急務として活動している。
パラグアイ大使館特命全権大使の上田善久氏(前列中央)と パラグアイ神内日系社会福祉センターにあるコート(常設クレー2コート)で行われた親善試合
【アルゼンチン】
 アルゼンチンゲートボール協会役員とともに、アルゼンチン大使館を表敬訪問し、領事と面会した。
 その後、ブエノスアイレス市郊外にある「うるま園」を視察した。ここは2年前に南米選手権大会の会場ともなった天然芝コートである。ペルーからの参加者も含む約30名ほどが出席し、改正ルールの講習会を行った。
 現在、アルゼンチンのゲートボール会員は日系人を中心に約300名ほどであるが、高齢化が進んでおり、日系人以外の現地への人々への普及が課題となっている。
 一方、ペルーからの参加者によると、ペルーでは若年層への普及が成功を収め、ゲートボール会員の若返りが図られつつあるという。
「うるま園」の美しい天然芝コート 約30名が参加して「うるま園」で実施した改正ルールの講習会