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第18回全国ジュニアゲートボール大会・男子1部クラス決勝戦を再現!

レジャーチャンネルで9月29日(日)午前6時から放送。この球譜と一緒にテレビ観戦を!

 今週末の9月29日(日)午前6~7時、CS放送「スカパー!」および全国のケーブルテレビ局で放送しているレジャーチャンネルのゲートボール専門番組『スーパーゲートボール』で、去る8月4日(日)に埼玉県熊谷市の彩の国くまがやドーム(人工芝コート)で開催された第18回全国ジュニアゲートボール大会から、ジュニア男子1部クラスの決勝戦の模様が放送されます。
 下記に紹介するゲームの経過「球譜」と合わせて、ぜひご覧ください!

※文中の略語は下記の通り。
1G=第1ゲート 2G=第2ゲート 3G=第3ゲート GP=ゴールポール PT=通過タッチ TP=タッチ通過 LT=ロングタッチ ST=スライドタッチ WT=ダブルタッチ TT=トリプルタッチ OB=アウトボール
ジュニア男子1部クラス

決勝戦 島根(島根) V朝霞クラブ(埼玉)

※下の各打撃表の略語は次の通り。
巡=巡目の主たるプレー 
打数=自球の打撃とスパーク打撃の回数 
得点=ゲート通過の得点 
打点=他球のゲート通過と上がりの得点 
移動=インナーフィールド内の移動 
ST=スライドタッチの回数 
JT=ジャンビングタッチの回数 
タッチ=タッチの回数 
タッチ失=タッチミスの回数 
スパ=スパーク打撃の回数 
付け球=付け球の回数 
SOB=スパーク打撃でアウトボールにした回数 
合わせ=合わせ球の成功回数 
合わせ失=合わせ球の失敗回数 
OB打=アウトボールの打ち入れの回数 
PT=通過タッチの回数 
WT=ダブルタッチの回数 
セット=PT、WTをセットした回数 
通過率=ゲート通過と上がりの成功率 
タッチ率=タッチの成功率 
【1巡目】
朝霞クラブの白4は一気の2G通過に成功するが、島根の赤5はタッチした赤1を白4に付け球をする
●赤1=1G通過→2G右前に進む。
○白2=第2ラインをオーバーして1G通過に失敗。
●赤3=1G通過を見送る。
〇白4=1G通過→2G通過→3G右前に進む。
●赤5=1G通過→約7mの赤1にLT→赤1を3G右前の白4の近くに付け球をする→2G通過→3G右前、第4コーナー寄りに進む。
〇白6=1G通過を見送る。
●赤7=1G通過を見送る。
〇白8=1G通過→2Gと第2コーナーとの中間地点に進む。
●赤9=1G通過→約4mの白8にタッチ→白8を第3ライン中間地点、ライン外にOB→2G通過→3G右前、第4コーナー寄りに進む。
〇白10=1G通過を見送る(図1参照)。
《得点=島根5ー3朝霞クラブ》
【解説】島根の赤1は1Gを通過して2G右前に進む。朝霞クラブの白2は第2ラインをオーバーして1G通過に失敗する。赤3が1G通過を見送ったあと、白4は1G通過に続いて、一気の2G通過に成功し、3G右前に進む。赤5は1Gを通過し、赤1へのLTに成功し、赤1を3G右前の白4の近くに送り球をする。これで朝霞クラブは序盤戦の構想を転換し、島根は序盤戦を有利な展開に持ち込むことになった。

【2巡目】
島根は3G右前に拠点を構え、朝霞クラブは反撃のきっかけをうかがう
●赤1=白4にタッチ→白4を第3ライン中間地点、ライン外にOB→赤5にタッチ→赤5を3G右前、第4ライン寄りに送り球をする→赤9にタッチ→赤9を赤5の前(3G寄り)に送り球をする→3G右前、第4コーナー寄りに進む。
〇白2=1G通過を見送る。
●赤3=1G通過を見送る。
〇白4=OB打、第3ライン中間地点、ラインぎわに打ち入れ。
●赤5=赤9にタッチ→赤9を赤1の近くに送り球をする→3G右前、第4ラインぎわに進む。
○白6=1G通過を見送る。
●赤7=1G通過を見送る。
〇白8=OB打、第2コーナー近く、1G後方に打ち入れ。
●赤9=赤1にタッチ→赤1を赤5の後ろ(第4コーナー寄り)に送り球をする→近くの第4ラインぎわに進む。
〇白10=1G通過→白8へのタッチを外し、第2ライン近くに止まる(図2参照)。
《得点=島根5-4朝霞クラブ》
【解説】島根は3G右前に拠点を構え、第4ラインぎわに3球を一列状態に並べ、朝霞クラブの出方を待つ。朝霞クラブは白2、白6をスタートに残し、白8を1G後方に打ち入れさせ、1G未通過球の白10の受け球にするが、白10は1Gを通過したものの、白8へのタッチを外した。

【3巡目】
赤3は1Gを通過して白8をOBとし、朝霞クラブはOBの打ち入れから陣形を再構築
●赤1=赤9にタッチ→赤9を赤5の後ろ(第4コーナー寄り)に送り球をする→近くの第4ラインぎわに進む。
〇白2=ゲート左脚に当てて1G通過に失敗。
●赤3=1G通過→白8にタッチ→白8を白10に合わせ球をして2球ともに第2ライン外にOB→2G右前に進む。
〇白4=第3ライン中間地点から移動せず。
●赤5=赤9にタッチ→赤9を3G右前、第4ラインぎわに送り球をする→3G通過→第1コーナー近くに進む。
〇白6=1G通過を見送る。
●赤7=1G通過を見送る。
〇白8=OB打、2G後方、第2ラインぎわに打ち入れ。 
●赤9=第4コーナー寄り、赤1の近くに進む。
○白10=OB打、第2コーナー近く、1G後方に打ち入れ(図3参照)。
《得点=島根7-4朝霞クラブ》
【解説】朝霞クラブの白2が1G通過に失敗し、島根の赤3が1Gを通過して白8にタッチして白8を白10に合わせ球をして2球ともにOBにし、朝霞クラブの反撃の目を摘んだ。

【4巡目】
島根の赤9がPTに成功し、2打権で白4球をOB
●赤1=赤9にタッチ→赤9を3G右前、第4ラインぎわに送り球をする→赤9の前(3G寄り)に進む。
〇白2=1G通過に失敗。
●赤3=2G通過→1G後方に進む(競技時間15分経過)。
〇白4=第3ライン中間地点から移動せず。
●赤5=赤3にタッチ→赤3をスタートエリア右前に送り球をする→スタートエリア左前に進む。
〇白6=1G通過→白10にタッチ→白10を2G右前に送り球をする→約8mの2G通過に成功→第3ライン中間地点の白4の近くに進む。
●赤7=1G通過→3G後方に進み、PTをセット。
〇白8=白10にタッチ→白10を2G正面に送り球をする→2G通過に失敗してゲート真下に止まる。
●赤9=赤1にタッチ→赤1を2G右前に送り球をする→PT(3G通過と赤7にタッチ)→赤7を3G右前に送り球をする→第1打、白8にタッチ。白8は2Gを通過→白8を2G右前、第2ライン外にOB→第1打、白10にタッチ→白10を第4コーナー近くにOB→第1打、第3ライン中間地点に進む→第2打、白6にタッチ(競技時間残り10分)→白6を白4に合わせ球をして2球ともに第3ライン外にOB→2G後方に進む。
〇白10=OB打、第4コーナー近く、第4ラインぎわに打ち入れ(図4参照)。
《得点=島根10-7朝霞クラブ》
【解説】朝霞クラブは白8が2G通過に失敗したものの、白10へのTPがセットされた。しかし、島根の赤9が3G利用のPTに成功し、2打権の第1打で白8にタッチした。これで赤9は白10をOBにしたあと、2打権で白6、白4をOBにして勝利への道が開けた。

《5巡目》
朝霞クラブは大詰めにきても4球がOBの打ち入れ
●赤1=2G通過→赤9にタッチ→赤9を第4コーナーの白10の近くに送り球をする→自球も第4コーナー近くに進む。
〇白2=1G通過を見送る。
●赤3=赤5にタッチ→赤5を3G右前、赤7の近くに送り球をする→3G左前に進む。
〇白4=OB打、第3ライン中間地点、ラインぎわに打ち入れ。
●赤5=赤7にタッチ→赤7を2GとGPの間に送り球をする→赤3にST→赤3を2G左前、赤7の近くに送り球をする→第4コーナーの赤9の近くに進む。
〇白6=OB打、第3コーナー近くに打ち入れ。
●赤7=赤3にタッチ→赤3を3G右前に送り球をするが、打球が強く第4ライン外にOB→2G右前に進む。
〇白8=OB打、第2コーナー近くに打ち入れ。 
●赤9=(競技時間残り5分)赤5にタッチ→赤5を3G右前に送り球をする→白10にタッチ→白10を第4コーナー近くにOB→赤1にタッチ→赤1を白6の近くに送り球をする→白4に当てて第3ライン外にOB、自球もOB。
○白10=OB打、2G後方に打ち入れてPTをセット(図5参照)。
《得点=島根11-7朝霞クラブ》
【解説】島根はここで付け球作戦をとり、朝霞クラブの反撃を封じた。しかし、朝霞クラブは第4コーナーからOBの白10が2G後方に打ち入れ、形としては1G未通過球の白2が1G通過に続いての2G通過に成功すれば、PTの可能性があるという賭けに出た。

《6巡目》
朝霞クラブの白2がユメをつなぐPTに成功、しかし、2打権の第1打がOBになる
●赤1=白6にタッチ→白6を第4コーナー近くにOB→約8mの白10へのタッチをねらうが、外して2G右前に止まる。
〇白2=1G通過→PT(約8mの2G通過と白10にタッチ) →白10を2G右前に送り球をする→第1打、赤7にタッチ→赤7を3G右後方、第4ライン外にOB→第1打、3G右前に進むが、打球が強くOB。
●赤3=OB打、3G右前に打ち入れ。
〇白4=第3コーナー近くに打ち入れ。
●赤5=赤3にタッチ→赤3の3G通過に失敗→上がりをねらうが、外して第2ライン外にOB。
〇白6=OB打、3G左前に打ち入れ。
●赤7=OB打、3G後方、第4ラインぎわに打ち入れ。
〇白8=赤1にタッチ(競技時間終了)→赤1を2G右前、第2ライン外にOB→白10へのタッチを外して2G右後方に止まる。ゲームセット
《得点=島根11-9朝霞クラブ》
【解説】島根は最後にヒヤリとしたが、なんとか逃げ切って2度目の優勝を遂げた。朝霞クラブは大詰めで逆転の可能性をつくったが、わずかに及ばなかった。
表彰式でも敗戦の悔しさを隠しきれない表情の朝霞クラブ。悔し涙にくれるチームメートと健闘をたたえ合う
朝霞クラブとは対照的に喜びいっぱいの島根は一昨年に続いて2回目の優勝