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【内閣総理大臣杯第32回全日本世代交流ゲートボール大会】

作戦分析~どのような作戦で戦ったか!?

【はじめに】
 
2015年8月1日(土)・2日(日)に埼玉県熊谷市の熊谷スポーツ文化公園 陸上競技場で開催された今大会では、序盤戦の作戦は、どのような作戦が選択され、どの作戦が好成績をあげたのか? 予選リーグ戦、決勝トーナメント戦の全83試合の序盤戦の作戦データを採取し、先攻と後攻に分けて分析してみた。
 なお、コート条件は、猛暑晴天の陸上競技場の天然芝のインフィールドに設置されたコートを使用。インフィールドの中央部から見て左右、あるいは両横に向かって傾斜があり、さらに芝生に隠された窪みがある。このような状況下にあるため、各ラインぎわには微妙に上がったり下がったりする傾斜があり、ラインぎわに向かっての打球、中央部でもタッチプレーなどのプレーが難しかった。

【文中の略語】
1G=第1ゲート 2G=第2ゲート 3G=第3ゲート GP=ゴールポール PT=通過タッチ TP=タッチ通過 LT=ロングタッチ ST=スライドタッチ WT=ダブルタッチ TT=トリプルタッチ OB=アウトボール

【各作戦名の説明】

【先攻チームと後攻チームの対戦戦績は?】
先攻チームが38勝45敗と大きく負け越す!

 全83試合のデータによると、対戦成績は先攻チームが38勝45敗と大きく負け越した。先攻チームは攻める側にあると思われがちだが、今大会では逆に攻められる側にあり、これが先攻チーム負け越しの大きな要因となった。
 表1のように、先攻チームが得意とするはずの2G右前作戦で19勝19敗、2G2球作戦で6勝5敗、2G正面作戦で6勝4敗、そして2G横(後ろ)作戦で3勝7敗と後攻チームに攻めたてられた。
 一方、表2のように、後攻チームも得意の第2ラインぎわ作戦では13勝15敗という不本意な成績だが、先攻チームの甘いボール配置に対しての強攻策の作戦で10勝0敗の驚異的な数字、ロング2G通過作戦で4勝1敗と、積極的な戦法で先攻チームを圧した。
決勝戦、通過タッチを決めて競技時間終了から逆転の上がりを決めたフレンドスポーツA(鹿児島)の大山勇眞選手(14歳) 惜しくも準優勝、素晴らしい技術力でチームに貢献した群馬Gリーグ(群馬)の剣持悠也選手(17歳)