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【第20回全国ジュニアゲートボール大会】

作戦分析~ジュニア2部クラスはどのような作戦で戦ったか!?

【はじめに】
 
2015年8月1日(土)・2日(日)に埼玉県熊谷市の熊谷スポーツ文化公園 陸上競技場で開催された今大会から、ジュニア2部クラスでは、序盤戦の作戦において、どのような作戦が選択され、どの作戦が好成績をあげたのか? 予選リーグ戦、決勝トーナメント戦の全55試合の序盤戦の作戦データを採取し、先攻と後攻に分けて分析してみた。
 なお、コート条件は、猛暑晴天の陸上競技場の天然芝のインフィールドに設置されたコートを使用。インフィールドの中央部から見て左右、あるいは両横に向かって傾斜があり、さらに芝生に隠された窪みがある。このような状況下にあるため、各ラインぎわには微妙に上がったり下がったりする傾斜があり、ラインぎわに向かっての打球、中央部でもタッチプレーなどのプレーが難しかった。

【文中の略語】
1G=第1ゲート 2G=第2ゲート 3G=第3ゲート GP=ゴールポール PT=通過タッチ TP=タッチ通過 LT=ロングタッチ ST=スライドタッチ WT=ダブルタッチ TT=トリプルタッチ OB=アウトボール

【各作戦名の説明】

【先攻チームと後攻チームの対戦戦績は?】
先攻チームが28勝27敗とわずかに勝ち越し、大健闘!

 全55試合のデータによると、対戦成績は先攻チームが28勝27敗とわずかに勝ち越した。先攻チームの大健闘といえる。
 表1のように、先攻チームが得意とするはずの2G右前作戦で12勝9敗、2G2球作戦で10勝5敗という成績が、勝ち越しの要因となった。
 一方、表2のように、後攻チームは得意の第2ラインぎわ作戦で5勝14敗というハンデを背負ったが、強攻策の作戦で7勝1敗、2G右前作戦で5勝1敗という数字で、なんとか先攻チームに対抗した。
 ジュニア2部クラスは小学生で編成したチームから中学生クラスの練習量豊富なチームが対戦するために、同時開催された全日本世代交流大会でのゲームとは異なる作戦分析となった。
8年ぶり2回目の優勝を決めた大垣ジュニア(岐阜)のプレー 準優勝に輝き、初入賞となった観音西ジュニア(広島)のプレー