【文部科学大臣杯第31回全日本ゲートボール選手権大会】
注目チーム紹介
作新学院の現役高校生が卒業生と一緒に出場! 作新学院(栃木) 全国ジュニア大会での入賞多数の常連チーム、作新学院高校ゲートボール部の現役5人と、昨年度卒業生2人による、平均年齢17歳の最年少チーム。週2回、高校のコートに集まって練習を重ねてきた。練習では、ロングタッチなどの大技よりも、通過タッチを丁寧にセットする練習などに力を入れてきたという。 「今大会ははじめてですが、ジュニア大会と比べて、ミスを取り返すのが難しく、すぐに敗戦につながってしまうコワサがあり、技術・作戦、そして精神的にも厳しさを感じています。なので、1球1球を大切に、1試合ずつ集中してプレーして、できたら2次リーグ戦に進出できたらいいなと思っています」 |
地元開催はプレッシャーとの戦い KURE(広島) 呉市と東広島市の20代選手を中心としたチームで本大会は初出場。全国ジュニア大会準優勝の経験も持つ東広島ジュニアのメンバーなど、20代ながらゲートボール歴10年以上のベテラン選手が揃う。大学生や社会人で忙しい中、土・日曜日の休日など月2回、呉市のコートに集まって練習をしてきた。1次リーグ戦では、優勝候補のフレンドスポーツ(鹿児島)を追い詰めるが、最後に逆転され、1点差の惜敗となった。 「地元開催ということで選手宣誓をしたり、会場の観戦者やスタッフの皆さんが声をかけてくれる分、やはりプレッシャーを感じています。それをなんとかはねつけて、トーナメント戦に進出したいです」 |
今大会唯一の女性チーム 苫小牧スマイル(北海道) 全国選抜大会ミドルレディースクラスで、2009年の第24回大会から4年連続で第3位に入賞している女性チーム、本大会は初出場。このメンバーで誰一人替わることなく、20年もの長きにわたってプレーを続けてきた。よって、チームワークには絶対的な自信を持つ。 「女性同士、長い付き合いで何でも本音で言い合えることが強み。仕事が忙しいメンバーもいますが、毎日午前中に雨が降らない限りは打ち込みの練習をしています。そうして、フォームをしっかり固めて、大会では1球1球を大切に打つように心がけています。今大会は初出場ですが、レベルが高いので、逆に気楽な気持ちで臨めています。大会前は1勝するのも無理かなあなんて話していたのに、思いがけずに1勝できてうれしいです。できたら、もう1つ勝って2次リーグ戦に進みたいです」 |
日本一練習をしている小学生中心のチーム 青友会(福岡) 兄弟の山本悠太選手(9番、12歳)と沙千弥選手(5番、11歳)、兄弟の友人の真山流司選手(1番、12歳)と城 陸(左から3人目、12歳)、そして山本兄弟のお父さんの大輔選手(7番、32歳)、田端梨央選手(3番、27歳)という10~30代で編成されたチーム。 幼少の頃からプレーを続けている大輔主将が子どもたちに声を掛けてチームを結成し、2012年の第28回大会に初出場、トーナメント戦に進むも2回戦敗退。前回も、トーナメント1回戦で敗退となった。 「毎週日曜日に大会に出場し、平日は夜間7~9時まで基礎練習に励んでいます。今大会のために、1カ月前には強豪チームが集う鹿児島県に遠征に出かけて腕を磨きました。たぶん、自分たちが日本で一番練習をしているチームなんじゃないかな。おかげで、前回に比べて子どもたちにも安定感が増しました。いつも通りのプレーをして、結成3年でおこがましいですけど、最終的にはメダルを取りたいです」(大輔主将) 子どもたちも「練習は全然飽きない」「昨年よりタッチ力が上がった」と声を揃える。そして、山本兄弟の将来の目標は「お父さんを超える選手になりたい!」。 |
平均年齢76歳の大会最高齢チーム 伊賀上野東部(三重) チーム結成20年、ベテラン選手が集う伊賀市上野東部地区の選抜チーム。本大会へは、選手個々としては「伊賀オールズ」や「伊賀」などのチーム名での出場経験を持つが、チームとしては本大会初出場。毎日、朝6時半から1時間の練習を欠かさないという。 「毎日のゲートボールのおかげで健康で長生きさせていただいています。最近は、技術・作戦が上手な若いチームが増えていますが、20年間、同じメンバーでコツコツとやってきた成果を披露して、まずは1勝をしたいと思っています」 |
最年少7歳選手が“要”とするチーム 湘南さがさき(神奈川) 最年少7歳の和田悠誠くん(右写真)は、満を持して1次リーグ戦の最終試合に初登場。大人顔負けのプレーを披露して、お父さんの智亮選手をはじめとするチームメイトに「ナイスショット!」「ガンバ!」などと檄を飛ばしていた。お母さんのお腹にいた頃からゲートボール場に通っていたという悠誠くんだが、大会に出場するなど本格的にプレーをはじめたのは3~4年前から。いまも、週1回は練習に参加し、全国大会も2014年と2015年の全日本世代交流大会に続いて、今大会が3回目の出場。「ゲートボールで楽しいのは他のボールに当てられたとき。目標は日本一の選手になることです」という悠誠くんだ。チームは、悠誠くんのがんばりもあって、2次リーグ戦に駒を進めた。 「とにかく、悠誠が楽しくプレーできるような試合をするのがチームの目標。2次リーグ戦も、悠誠が試合に登場できるかどうかは大人たちにかかっているのでがんばります!」 |