【第29回全日本ゲートボール選手権大会】入賞チームの横顔を紹介
優勝 佐多キング(鹿児島)
“絶対に優勝して帰る!”との思いが実る
九州最南端の佐多岬から参加のチーム。2回目の出場にして初優勝を遂げた。21歳の今針山涼平主将(写真中央)が、19歳の柳川航也選手(左から2人目)と、50~60代のミドル選手3人を率いた。今針山主将と柳川選手は、全国ジュニア大会で2部クラス時代に「大泊ドラえもん」で優勝、男子1部クラス時代にも「南大隅クラブ」で優勝を経験。また、ミドル選手も、今年の全国選抜大会ミドルレディースクラスで「フレンドスポーツML」で優勝するなど、実績のある選手が揃う。 「鹿児島県は強いチームが多いので、まずは県予選を勝ち抜くのがたいへんでした。なので、今大会の出場権を獲得したときには“絶対に優勝して帰る”と誓って山形に来ました。その願いが叶って、本当にうれしいです!」(今針山涼平主将) |
準優勝 TKE(新潟)
強豪、力と力のぶつかり合いに敗れる!
黒埼町(現・新潟市)でジュニア時代からプレーを続けている20~30代中心のチーム。本大会は第22回大会優勝。2010年の第27回全日本世代交流大会優勝、同年の中国・上海市開催の第10回世界選手権大会ベスト8の実績を持つ。 「今大会、チームメートは粘り強く、ワンチャンス、ツーチャンスを生かすプレーをしてくれました。最後の決勝戦は力と力のぶつかり合いになりましたが、自分の主将としての経験不足が出ました。でも、ここまでこれて満足です!」(那須野智広主将・29歳・写真後列右端) |
第3位 ブラジルクラブ(愛知)
前回に続いての2連覇達成ならず!
前回優勝の愛知県在住、20~30代中心の日系ブラジル人チーム。ブラジルで幼少時代からプレーを続けているベテラン選手が多い。今大会は、1次リーグ戦からパーフェクトゲームを含む全勝で圧倒的な強さで勝ち上がってきたが、準決勝で佐多キングに逆転されて惜敗してしまった。実は、木村マサイチ主将(34歳・写真左端)、今大会直前にぎっくり腰になっしまい、コルセットを装着して試合に臨んでいたのだ。 「ぎっくり腰は言い訳になりませんが、V2ならず残念です。でも、今大会はとても楽しかった。周りがみんな応援してくれたし、気楽にブレーできました。また来年、がんばります!」(木村マサイチ主将) |
第3位 都城友の会(宮崎)
くやしさいっぱいの第3位入賞!
都城市のチームで3回目の出場。今大会の開催地・山形県天童市は、水久保 豊主将(32歳・写真左端)が18年前に全日本世代交流大会で全国大会デビューし、第3位となった思い出深い土地。大会前は、今大会優勝の佐多キング(鹿児島)と合同練習し、気合いを入れて大会に臨んだ。しかし、準決勝のTKE(新潟)戦、最後に逆転のチャンスが巡ってきたが、あともう一歩というところで勝利を逃してしまった。 「18年前も第3位。第3位から上にいって、佐多キングと決勝を戦いたかったです。しかも、チームメートの森脇 一選手(21歳・写真右端)が今年で学校卒業で宮崎を離れてしまうので、今大会が一緒にブレーできる最後の大会だったのでどうしても勝ちたかった……くやしいです!」(水久保 豊主将) |