ヨーロッパのさらなる拠点づくりとして南ロシアを訪問:国立アストラハン大学の学生にゲートボール指導!
南ロシア・アストラハン市での初の普及活動は、2010年4月22日(木)〜29日(木)、日本から11人のゲートボール愛好者が参加して行われました。対象となったのは、国立アストラハン大学の学生たちです。同大学の英語教師を務めるアリーナ・サヴィノワさんが'09年2月に来日したおりにゲートボールに興味を持ち、ゲートボール大会を見学したことがきっかけとなり、大学から正式に指導要請があり、実現しました。
会場となったのは、市内の多目的運動コート(人工芝)と、第74小中学校のグラウンド(クレー)。事前に送付されていたゲートボール用具や指導教本を使い、当日までに大学スタッフが中心となって練習を重ねていたため、デモンストレーションや指導はスムーズに進み、初日から日本の参加者をチームに交え、試合ができるほどでした。
また、大学生のほか、地元の小中学生も参加。とくに、第74小中学校グラウンドが会場となった2日目は、校長先生をはじめ、授業の合間に多くの小中学生の生徒たちが見学に訪れ、注目を浴びました。
ゲートボールを体験した国立アストラハン大学の学生と日本からの参加者たち
○南ロシアの高齢者にもゲートボールをアピール!
高齢者福祉センターでもデモンストレーション
4月23日(金)午後、アストラハン大学の紹介で、アストラハン市高齢者福祉センターを訪問し、ゲートボールのデモンストレーションを行いました。
当センターは、特別養護老人ホームとデイケアセンターの機能を有する福祉施設で、地域の保育児も預かっています。地域の利用者は約500人で、入所者の部屋は2〜3人部屋が普通、スタッフは約50人程度です。ちなみに、ロシアでは、基本的に男性60歳、女性55歳で年金受給資格が得られ、リタイアしますが、入所者は年金受給額の75%をセンターに納めているそうです。
ゲートボールを初体験した女性センター長は、ゲートボールの特性に非常に興味を持ち、センター利用者にぜひゲートボールを経験させたいとのこと。センター内にはゲートボールコートが設営できる庭もあるので、今後は、アストラハン大学の学生たちと一緒にゲートボールを楽しみたいとの意向を示されました。