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第4回ジュニア国際交流ゲートボールオープン大会

 

中国の北京体育大学と中華台北の小中学生チームが来日して日本のジュニアとプレー!

本大会は毎年、ジュニア普及と国際交流を目的に(財) 日本ゲートボール連合主催により行われており、今年2010年は8月2日(月)、前日まで行われていた全国ジュニア大会と全日本世代交流大会の余韻が残る埼玉県熊谷市の彩の国くまがやドームで開催されました。
海外からの参加チーム数は、初出場の中国から北京体育大学2、中華台北から梅花小學2、尖石中學1、民族中學2の計7チーム。一方、日本からは前日まで全国ジュニア大会でプレーしていたチームを含む11チームが出場しました。競技は6チームずつのリーグ戦が行われ、その総合成績により順位を決定。海外チームはほぼ全員がまたぎ打法で、正確な打撃を披露。ただし、どのチームも大人の監督が作戦の指示を出しており、海外選手からは「日本のジュニアが自分たちで作戦を判断しているのに驚きました」という声が多く聞かれました。また、ゲーム後は記念品の交換や記念撮影をする姿も見られました。
なお、第1位は日本の朝霞高校A(埼玉)、第2位は中華台北の梅花小學A、第3位が日本の山梨スマイルでした。
 

 

またぎ打法による自球の行方を確認する梅花小學の選手

 

 

対戦相手の会津レインボージュニア(福島)から贈られた折り紙に熱中する北京体育大学の皆さん
 

●中国 北京体育大学
08年のゲートボール部創設以来、日本のユース選手を招待して、すでに2回の日中ユースゲートボール交流会を開催。現在のゲートボール部員は30人。ふだんの練習は週2回、ゲートボール経験者の教授や退職教員から指導を受けています。大会前に約2週間の集中特訓を積み、今大会には2チームが出場しました。
 

○中華台北 梅花(メイファ)小學校
中華台北北西部の新竹縣に位置する全校生徒約60人の小学校から男女各1チームが出場。学校は、チームプレーが学べるゲートボールを生徒に教えようと、5年前にゲートボールを導入。毎朝、授業前の30分間、3〜6年の全員がプレーをしています。「小さな学校ですから、生徒たちには今大会を通して広い世界を経験してほしいです」(葉恵雯 校長先生)

 

○中華台北 尖石(ジャンシー)中學校
原住民の泰雅(アタイヤル)族の子どもが多く通う新竹縣の中学校から女子1チームが出場。全国原住民体育大会でゲートボールを知った大人が子どもたちにゲートボールを伝えたいと、5年前にゲートボール部を創設。現在、ゲートボール部員は30人。「レベルの高い日本チームとの対戦はたいへん勉強になりました」(林健明 教頭先生)
 

○中華台北 民族(ミンジュウ)中學校
中華台北南部の高雄市にある中学校ゲートボール部から男女各1チームが出場。今大会は第1、2回に続き、3回目の出場。現在、ゲートボール部員は24人。練習は週2回、各2時間半。中華台北の全国ジュニア大会で男子チームが第2位、女子チームが第4位に輝いた実力派です。