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平成22年度マネジメントセミナー:各都道府県加盟団体の事務担当者が集まり、普及のノウハウを研修

 

日本財団 助成事業

(財)日本ゲートボール連合(JGU)では、都道府県加盟団体の組織運営力の向上と、各種情報共有・提供を目的として、平成22年度マネジメントセミナーを、2011年3月3日(木)、4日(金)に東京都の海洋船舶ビルで開催しました。全国から56人の事務担当者が参加したセミナーでは、次に紹介するように、普及に向けた講演やパネルディスカッションが実施されたほか、JGUから業務説明が行われました。


ゲートボールの再飛躍に向けて、どうすれば良いか? 経営戦略の専門家による講演
当セミナーは、企業・マーケティング戦略を手掛ける経営コンサルティングの専門家・澤田康伸氏の講演からスタートしました。
澤田氏は、ゲートボールをビジネスの視点から分析するにあたって、ゲートボールとグラウンドゴルフの会員数の推移に着目。今年、ゲートボールはグラウンドゴルフに会員数で逆転されることが予測され、地域別に見てもゲートボールプレーヤーはすべての地域で減少していることがわかりました。
さらに都道府県別に人口に対する会員比率の増減を調べると、人口の多い都道府県ほど会員比率が低下していることから、会員拡大の戦略ターゲットは大都市圏であることが見えてきました。
また、グラウンドゴルフ会員が増え、ゲートボール会員が減った都道府県が多いことから、ゲートボール会員がグラウンドゴルフに流れた可能性と、両種目とも減った都道府県も多いことから他のレジャー市場に流れた可能性も示唆されました。
そして、これらの分析を検討した上で再飛躍のための戦略を立て、次世代の核となるプレーヤーに力を注いで普及することが必要であるとまとめ、参加者にエールを送りました。

ウィブランド・コンサルティング株式会社代表取締役社長の澤田康伸氏。旧労働省を経て、アメリカやイギリスで企業・組織・人事戦略などを経験。その経験を生かし、大手企業のコンサルティングを数多く手掛ける

 

「高校への普及のヒント」をテーマに3教諭によるパネルディスカッション
全国ジュニア大会で好成績を上げている高校の学校長とゲートボール担当教諭の3氏により、「高校への普及のヒント」をテーマにしたパネルディスカッションが行われました。各高校にゲートボールが取り入られることになった経過や現在の活動状況とともに、高校でゲートボール活動をする際の苦労や問題点、さらには学校に普及を依頼する際のアドバイスや注意点が語られました。

右から、埼玉県立朝霞高校学校長の岡部清治氏、同校ゲートボール同好会担当教諭の越前浩司氏、作新学院高校ゲートボール部顧問教諭の岩田良文氏
 

 

加盟団体連繋プログラムの事例を発表
平成22年度に「加盟団体連繋プログラム」を実施した9加盟団体の事例が発表されました。
中でも、大きく取り上げられたのは、広島県ゲートボール連合の「ホームページ(ブログ)開設」、香川県ゲートボール連盟と三重県ゲートボール連合会の「グッド・マナーへの取り組み」でした。
「ホームページ開設」については無料で手軽に開設できることが説明され、その場で作成手順が実演されました。
また、「グッド・マナーへの取り組み」については、普及にはグッド・マナーで仲間になりたい雰囲気づくりが大切であること、それを会員に意識付ける方法などが発表されました。

全国の各都道府県加盟団体から56人の事務担当者が参加