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ゲートボールの聖地・北海道芽室町で「第24回発祥の地杯全国ゲートボール大会」

 

 ゲートボール発祥の地・北海道芽室町の芽室南公園運動広場で2011年9月3日(土)・4日(日)に町と町教育委員会主催により開催され、国内外から90チーム・538人が出場。初日は5チームごとの予選リーグ戦を行い、翌日はその成績により1〜5位グループごとに決勝トーナメント戦が行われた結果、1位グループの成績は下記のようになりました。
ゲートボールは、同町で1947年に故・鈴木栄治氏が子どもの遊びのためにクロッケーにヒントを得て考案し、いまや世界の40の国と地域で1,000万人に愛好されるスポーツへと成長しました。本大会は、同町が1986年に発祥の地として認定されたことを記念し、翌年から毎年開催されていますが、今大会はその象徴ともいえるニュースがありました。
本大会初の高校生チームの出場、そして、昨年の第10回世界ゲートボール選手権大会でその実力を証明した中国から重慶市の2チームが初参戦したことです。


1位グループの成績
優勝    重慶市江津隊(中国)
準優勝    ハヤブサ(北海道)
第3位    旭川ダッシュ(北海道)


大会初の高校生チームが大健闘
前日には地元の高校生とゲートボール交流!

全国ジュニア大会入賞経験を持つ、栃木の作新学院高校と、埼玉の朝霞高校から選抜の4チームが初参加しました。
中でも、朝霞クラブは1位グルーブの決勝トーナメント戦に進出し、1回戦で優勝した中国の重慶市江津隊に敗れたものの大健闘。ゲートボール創始者の鈴木栄治氏が望んでいた、青少年のゲートボールがようやく花開きました。
なお、両校の参加者は、大会前日に町内の芽室高校と白樺学園高校の生徒たちと交流する機会を持ち、模擬試合を披露。全国ジュニア大会トップレベルの実力に大きな拍手が送られました。

 

 

昨年の全国ジュニア大会で女子メンバーがV3を達成した作新学院高校(栃木)と、同大会で男子メンバーが準優勝した朝霞高校(埼玉)

 

大会前日には地元の高校生とGB交流! 模擬試合を目にした地元の高校生(右側)からは「ゲートボール発祥の地とは知っていたが、どんな競技か知らなかった。やってみたい」との感想が!


中国の強豪・重慶市江津隊が初出場V!
日中友好の懸け橋に!

世界トップクラスの実力を持つ中国は重慶市から、昨年の第10回世界選手権大会14位を経験している選手を含む2チームが初出場しました。
重慶市は08年に6万人もの死者を出した四川大地震が起きた四川省にありますが、いまや力強く復興。このたびの東日本大震災で被災した日本のゲートボール愛好者を励まそうと来日しました。
大会では圧倒的な強さで1位、2位両グループの決勝トーナメント戦を制して優勝を独占。1位グループ優勝の重慶市江津隊は外国人チームとして初の頂点に立ちました。これにより、本大会は世界からも注目され、今後は海外へもゲートボールを発信していく大会となっていくことでしょう。

低い姿勢による独特の打撃フォームから正確無比なスパーク打撃を繰り出す中国選手

 

重慶市からの2チームはメンバーの大半が40〜50代で、財務局、農業局などの公務員で構成