2011オーストラリアゲートボール選手権大会 in ニューキャッスル市
今大会は2011年9月16日(金)〜18日(日)に、シドニーから車で2時間半ほど北上した海辺の街・ニューキャッスル市で開催されました。
参加したのは日本1、中国3、オーストラリア19の計23チーム。
初日は公開練習日で夕方から開会式とウェルカムパーティーが開かれました。2日目はリーグ戦、最終日に残りのリーグ戦とトーナメント戦が行われた結果、中国の「重慶」が優勝しました。オーストラリアの技術レベルは年々上がっており、大会中は日本チームのゲームを熱心に見学する姿が多く見られ、「緻密な戦略が観られて勉強になった」との声も聞かれました。
オーストラリアには1986年にゲートボールが初普及され、オーストラリア・クロッケー協会の中に「ゲートボール推進協会」が誕生。2009年には「ゲートボール・オーストラリア」に協会名が変更されました。今大会で、その間の普及貢献者が勢揃いしたことは、ゲートボールがオーストラリア国内で、スポーツの1種目として認知され、多くの人々に愛好されてきた証しといえるでしょう。
左から、「ゲートボール・オーストラリア」事務局長のギロン・スミス氏、今年から新会長となったロビン・ウォーレス氏、元会長のマックス・マレー氏、前団体「ゲートボール推進協会」初代事務局長のキース・マックレオド氏
左から、「ゲートボール推進協会」初代会長のピーター・タヴェンダー氏、(財)日本ゲートボール連合の今川事務局長、前出のキース・マックレオド氏。タヴャンダー氏とマックレオド氏の両人は、1988年にハワイで開催された第7回世界選手権大会に選手としても出場
日本各地から参加した日本チームの皆さん
高校生チームが大会史上初の参加
大会史上初となる高校生チームがキャンベラ市から参戦しました。
生徒総数が70人という小さい学校でチームを編成し、世界選手権大会でもおなじみのキャンベラチームが毎週末に指導をしています。その練習の成果が現れ、日本チームとの対戦でも1点差の惜敗と健闘しました。
キャンベラから初参加した高校生チーム
中国チームが優勝!
日本を含むアジア勢がベスト4を独占
2007年の本大会でも中国が優勝しましたが、今大会にも中国から強豪3チームが出場し、2010年、上海での第10回世界選手権大会でベスト4を独占した中国が実力を発揮。 中国3チームは、ベスト4を日本とともに占め、中国の技術レベルの高さを披露しました。
優勝した重慶チーム
中国門球協会の古橋主任(左から3人目)をはじめ、北京や上海から協会関係者が多く駆けつけた