公益社団法人 日本ゲートボール連合

内閣総理大臣杯 全日本世代交流ゲートボール大会

2018年 ギャラリー 

入賞チームの横顔

優勝  岐阜羽島(岐阜)

第25回大会以来、10年ぶり2度目の優勝!

 羽島市の鈴木誠主将(写真右から3人目・31歳)・哲也選手(写真右から2人目・64歳)親子を中心としたチームで、第15回大会から11回目の出場。第33回大会第3位、第25回大会では「まくわ」のチーム名で優勝しており、今回が2度目の優勝。準決勝のだだちゃ豆キング戦では最後に鈴木誠主将の活躍で大逆転劇を演じ、決勝の萬燈組戦では4巡目に再逆転に成功すると5巡目で一気に攻勢をかけ、2球の上がりを含む大差で優勝を勝ち取った。
「今大会で、三浦将春選手(写真左から3人目・14歳)がジュニア選手としては最後の大会となるのでぜひとも優勝させてあげたかった。それを叶えることができて良い思い出になりました。世代交流大会らしく、ジュニアからシニアまでチームワークよく、みんなミスがなかったことが勝因です」(鈴木誠主将)

準優勝 萬燈組(愛知)

国内トップチームの前に立ちはだかる世代交流大会の壁

 昨年の全日本選手権大会で2度目の優勝に輝いた国内トップチーム。本大会は第21回と第30回大会で第3位に入賞しているが、前回はトーナメント2回戦で敗退、今大会でもあと一歩というところで優勝を逃した。
「今回は新加入のジュニア選手を迎えて、彼を“日本一の男にしたる”と挑んだんですが、このような結果になって、彼に申し訳ないです。毎週土・日曜日にみっちり打撃練習をして今大会に臨んだんですが、世代交流大会は難しいですね。まあでも、ここまで来られてよかったです」(岩田守弘主将・写真左端・36歳)

第3位 だだちゃ豆キング(山形)

初出場で第3位に躍り出た新星

 鶴岡市とその周辺地域のメンバーによるチームで、本大会初出場にして、いきなりの第3位入賞に躍り出た。五戸富三主将(写真右端・65歳)は、枝豆の有名ブランド「だだちゃ豆」の生産者であり、今大会の目標は「だだちゃ豆の名前を広めるためにもトーナメント戦に進出すること」。その目標を、お孫さんの結菜選手(写真中央・10歳)とともに見事に達成した。
「まさかの第3位に、まずは自分たち自身が驚いています。ツキにも恵まれました」
 なお、だだちゃ豆キングは、入賞チームの中でもっとも年齢差の大きいチームに贈られる「文部科学大臣賞」を受賞した。

 

第3位 カシオペア(岩手)

今大会のために初編成したチームでの入賞

 軽米町のメンバーを中心に、主将は盛岡市、ジュニア選手は二戸市からと、全国大会経験者を含むメンバーで今大会のために特別編成したチーム。
「このメンバーでチームを組むのは初めてで、しかもぶっつけ本番で今大会を迎えたので、とにかく1つでも多く試合をすることを目標に挑みました。最初は、メンバーのクセもわからず、正直やりづらい部分もありましたが、試合を重ねるうちに徐々に息が合っていき、準々決勝ではチームプレーで本当によい流れで試合ができました。準決勝の萬燈組戦は時間切れで負けてしまい、悔しいけれど、悔いはない、清々しい気持ちです」(滝村崇主将・写真左端・26歳)

注目チーム&選手紹介

今大会最年少2歳!
十和田西(青森) 末吉花菜ちゃん
 2016年いわて国体男子第1位に輝いた祖父の蛯名啓一選手(61歳)に抱かれて、開会式に臨んだ花菜(はな)ちゃん。
 昨年11月、祖父の住む青森県に転居してから、おじいちゃんの練習に顔を出すようになり、やがてスティックを持つようになったという。
 開会式では、最年少選手として紹介され、周囲に手を振る姿はまさに今大会のアイドル!

国際色豊かなチームが初出場
ハニー(宮城)

 フィリピンチームのメンバーとして2014年の第11回世界ゲートボール選手権大会への出場経験もある小野嘉彦・Donna夫妻(後列右から2人目と3番)、そして娘の真由美ちゃん(5番、8歳)、Donna選手の友人でフィリピンから英語の補助講師として来日中のAndreaさん(7番・28歳)、Markさん(9番・24歳)の5人による国際色豊かなチーム。小野夫妻はゲートボールを通して在日外国人の地域との交流機会が増えたらという思いから、英語補助教師の2人に声を掛け、2カ月前にチーム結成。以来、週1回の練習を経て、今大会への出場を果たした。
「第1ゲートを通過するのもやっというチームでしたが、今大会に出場してもっと上手になりたいというモチベーションが上がりました。今後は、多くの在日外国人に声を掛け、それがゲートボール人口の増加につながればと思っています」(小野嘉彦主将)。

祖父母、父母、子ども3人による本当の家族チーム
古﨑ファミリー(福井)
 
 祖父母、父母、そして子ども3人による本当のファミリーチームで、10回目の出場。
 全国大会常連選手である祖父の邦夫さん(1番・74歳)の影響で、まずは幼少時代に父の邦彦さん(5番・45歳)がプレーをはじめ、あとは長女の花夢ちゃん(前列右から2人目・14歳)、次女の凪沙ちゃん(前列左端・12歳)、長男の天翔くん(3番・10歳)、母の智子さん(後列右端・42歳)、祖母のさよ子さん(9番・69歳)の順でゲートボールをするようになっていった。最近は、子どもたちが成長して学校の部活が忙しくなり、家族揃っての練習機会は少なくなったが、地元の大会に出場するなどして今大会に備えてきた。
「選手に負担がかからないように、つないでいくゲートボールを目指しましたが、そのつなぐタッチが決まらなくて残念です。しかし、負けても、
“あのときはこうしたら展開が違ったのでは?”ということが気兼ねなく話し合えるのが家族チームの良さだと思います」(古﨑邦彦主将)

宮古市のシニアとミドル、二戸市のジュニア選手で編成した地元チーム
宮古ちゃん(岩手)

 シニアとミドルクラスの4選手は宮古市から、そしてジュニアの2選手は、昨年の全国ジュニア大会2部クラス第3位の二戸ジュニアのメンバー。
「開催県ということで特別に出場枠をいただきましたが、宮古市にはジュニア選手がいないため、二戸から実力派メンバーに来てもらいました。おかげで久々の全国大会で県外チームと戦うことができ、楽しませていただいています。できることなら、2勝1敗でなんとか勝ち越せたらいいですね」(井戸坂知幸主将・後列左端)

今大会最高齢96歳!
E・フォース(三重) 松原相龍選手
 ゲートボール歴33年の松原選手は、毎朝5時から個人練習を行っているという、チーム最年長にして練習量もチーム一の選手。 本大会は4回目の出場。今大会もしっかりしたプレーで、健在ぶりを周囲にアピール。チームメートの子どもたちと一緒にプレーや話をすることが健康につながっているという。
「暑いなんて言っていられません。来年もまた全国大会に連れていってもらえるようにがんばります」

平均年齢27.43歳の最年少チーム
富士スノーファルコン(静岡)

 富士市の20代メンバーが中心のチームで、本大会は昨年に続いて2回目の出場。20代メンバーは全国ジュニア大会出場経験者で入賞メンバーもいる。ジュニア卒業後も忙しい仕事の合間を縫って、月2回はみんなで集まって練習を続けている。今回は、今大会前日に全日本選手権大会県予選会があり、それにも出場、惜しくも準優勝で出場権は得られなかったが、そのまま、今大会会場に駆けつけるというハードスケジュール。
「本当は県予選会に勝って、そのままのテンションで今大会に出場したかったんですが………、その分、今大会ではトーナメント戦進出を目指してがんばります」

念願のジュニア選手育成が実り、23年ぶりの出場
飯山(長野)

 飯山市のチームとしては、23年前に「あおい」のチーム名で本大会に出場、しかしその後はジュニア選手不在のため、不参加が続いていた。そこで、4年前から日本ゲートボール連合の用具支援を受けて、児童館や小学校でゲートボール活動を行った結果、待望のジュニア選手が誕生。昨年からローカル大会で経験を積み、県予選会に挑戦して優勝、23年ぶりの出場を決めた。
「はじめての全国大会で心臓がバクバクいっていますが、まずはリーグ戦で1勝することができ、ホッとしています。今後も、本大会に出場できるようにジュニア育成活動を続けいきます」

有名ジュニアチームが17年ぶりの出場
甲西ネコバス(山梨)

 南アルプス市甲西地区のチームで、シニアとミドルのメンバーは「イクぢゃん会」のチーム名で全日本選手権大会にも出場している。かつて、甲西ネコバスはジュニア中心で、2000年の第5回全国ジュニア大会2部クラスでの優勝をはじめ、本大会でも活躍していたチーム、ジュニア卒業後は大人中心で活動してきた。しかし、県予選会出場チームも少なくなってきた状況を鑑みて、一念発起。3カ月ほど前、メンバーが練習している様子を見て「やってみたい」と訪ねてきた藤田律くん(3番・10歳)を急きょスカウトして、本大会に17年ぶりの出場を果たした。
「今大会では、2部クラス優勝時の決勝戦の相手メンバーがいる岩手北上さんと対戦でき、感慨ひとしおです。今後は、律くんの友人たちに声を掛け、ジュニア育成に励んでいきたいと思います」(望月敏主将・7番)

 

開会式の模様

全国から出場の48チーム・295名が開会式に臨みました。

「本大会は、ゲートボールのいちばんの魅力である世代間交流を体現できる大会です。選手たちのさらなる飛躍の場となることを期待しております」と参加選手にエールを送る椎川忍大会会長(公益財団法人日本ゲートボール連合・会長)

「選手の皆様におかれましては、日頃の練習の成果を発揮し、選手同士の親睦を深めるとともに、豊かな自然や食など岩手県の魅力を堪能し、大会の良き思い出の1つとしてほしい」との岩手県知事の達増拓也氏の来賓祝辞を代読する、岩手県文化スポーツ部 部長の菊池 哲氏

盛岡市長の谷藤裕明氏は、「盛岡市は“スポーツが盛岡市の未来を創る”を合言葉として、カナダを相手国とする東京オリンピック・パラリンピックのホストタウン誘致など、様々なスポーツ事業に取り組んでいます。今大会も、その1つであり、選手の皆様には、日頃培った力と技、そしてチームワークを発揮して熱戦を繰り広げていただきたい」とあいさつ

開催地の岩手県代表、もりおか木曜クラブの3選手が“世代交流大会らしい”息の合った選手宣誓を披露。左から、切明畑佑香選手(13)、滝村政子選手(54)、久慈とめ選手(84)

会場レポート

 大会前日、会場の岩手県営運動公園 第1グラウンドをひと足早く訪問しました。

ふだんは、サッカーやラグビーに利用されているコートは、数年前に張り替えられたばかりのロングパイル人工芝で、シリコン製の砂と黒ゴムチップ入り

打ちやすいですが、芝の方向によって曲がったり、スピードも変わってくるほか、滑りやすいのでスパーク打撃のミスにも注意が必要の模様

 なお、明日からの大会の模様や結果は随時、当ウェブサイトをはじめ、日本ゲートボール連合のFacebookページやTwitterでもお伝えしていきますので、ぜひご覧ください。

その他ギャラリー

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