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2020.12.17

JGU

びわこ学院大学(滋賀)でゲートボールがテーマの研究発表会と体験授業

びわこ学院大学(滋賀)では、教育福祉学部スポーツ教育学科講師・祐末ひとみ先生のゼミ授業で、2020年4月からゲートボール再生(競技人口増加)をテーマとした研究に取り組んできましたが、その発表会が12月9日(水)に学内セミナー室で行われました。
発表を行ったのは3年生4名で、日本ゲートボール連合(JGU)職員が立ち会ったほか、同理事がリモートで参加しました。
学生から発表されたのは、下記の4テーマです。

 

①ゲートボールの競技人口増に関する要因
スポーツ環境が個人志向型へと変化していることから、チームに所属していなくてもフットサルが楽しめる「個サル」を例に、好きなときに気軽に参加できる個人参加型ゲートボールの環境整備を提案していただきました。

 

②ゲートボールをメジャーに ~小学校の体育授業を通して~
小学校体育の学習指導要領へのゲートボール導入を目的とした、低学年・中学年・高学年対象の各カリキュラム案を提言いただきました。

 

③スポーツアニメと競技人口の関係
スポーツをテーマとしたアニメが競技人口に影響を与える要因について研究し、「小学生向け」「女性が主人公」「主人公の設定は高校生の初心者で、髪型は派手」という条件によるテレビ放送が競技人口増につながるとの結論を提出していただきました。

 

④若者のイメージから「ゲートボール」の再生を
学生291名を対象にゲートボールに関するアンケート調査を実施した結果から、ゲートボールとグラウンドゴルフを混同している学生が多いことが判明。また、一般的なスポーツの魅力として重視されるのは「チームで協力すること」「コミュニケーションを取ることができること」「誰でもできること」で、「戦略を練ること」は比較的重視されないことから、ゲートボールは戦略性よりも気軽さやコミュニケーションをイメージ戦略として打ち出すことを提言していただきました。

 

いずれの発表内容も、学生らしいユニークな視点に溢れたもので、今後はJGUからの評価や新しい課題などをもとに追加調査や修正作業等が行われ、最終的に報告書としてまとめ、JGUにご提出いただけることになりました。今後、さらにブラッシュアップされた提案に期待が集まります。

プレゼン資料を画面に映しながら行われた研究発表

さらに、翌日12月10日(木)には、ゲートボール体験授業が学内の人工芝グラウンドで行われました。
体験をしたのは、2時限目授業は3〜4年生のゼミ学生9名、そして3時限目授業は短期大学部で保育や福祉を学んでいる学生33名。講師として、滋賀県ゲートボール連盟から8名の指導者が参加しました。
授業では、打撃練習、スパーク打撃練習、第1ゲートから順にゲートを通過して最後にゴールポールに当てるラウンド練習後、すぐに15分間ゲームを実施。ゲーム方法は人数に合わせて、2限目は4人制、3限目は5人制で行われましたが、とくにスパーク打撃やゲート通しの場面で大きな盛り上りが見られました。

 

同大学では、今後もゼミ授業を中心に、ゲートボールをテーマとした様々な授業を模索・展開していく予定です。

 

ゼミ学生を対象とした2時限目授業

講師からスパーク打撃の説明を聞く

研究発表を行ったゼミ学生が初めてプレーを体験

一打を見守る学生たち

短期大学部の学生を対象とした3時限目授業

ラウンド練習に挑む

ゲームではガッツポーズが飛び出るほどの盛り上がりを見せた

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