公益社団法人 日本ゲートボール連合

公式国際大会

2024年 アジア選手権大会みどころ&プレスリリース 

2024年12月12日(金)〜 15日(日)に中国 浙江省杭州市の杭州蕭山スポーツセンタースタジアム(天然芝コート)で開催される「第8回アジアゲートボール選手権大会」は、アジアゲートボール連合が主催するアジア地域のチームを対象とした国際競技大会。
4年に1度開催の本大会ですが、2020年はコロナ禍で延期となったたため、今大会は2016年に韓国で開催された第7回大会から8年ぶり、中国での開催は2000年の第3回大会以来となります。アジア・オセアニアの8つの国と地域から64チームが出場のほか、中国、日本、韓国、 チャイニーズ・タイペイから約50名の国際審判員も合わせ、約500名が集います。

 

前回の韓国大会では、高い技術力でスピーディーな試合展開を繰り広げた中国チームが優勝し、入賞4チームのうち3チームが中国勢という結果でした。今大会では中国チームが2連覇するのか、日本をはじめ他の国・地域のチームが一矢を報いるのかが見どころです。

 

国際審判員として、日本からは、千葉、東京、新潟、富山、広島、鳥取、徳島の7都県から計12名を派遣します。

今大会の注目ポイント

○日本代表はこの6チーム!

 

日本からは、近年の全日本選手権大会等での成績から選出された6チームが出場。6チームの平均年齢は39.8歳です。
本大会での日本チームの成績は、1992年の第1回大会で優勝したあと、2004年の第4回大会から2012年の第6回大会まで3連覇を達成し、これまでの7大会中、4大会を制覇しました。しかし、前回大会では、今大会にも出場する大垣心友会(岐阜)が唯一、第3位入賞を果たすにとどまりました。ゲートボール発祥国としての誇りにかけ、強敵の中国チームを破り、12年ぶりの王者奪回を目指します。
出場6チームの過去の実績や今大会にかける思いは次の通り。
*各チーム写真は過去の大会時のものです

 

 

 

大垣心友会(岐阜)

ジュニア時代から競技を続ける20〜30代チームで前回第3位。国内でも国スポ第1位5回、全日本世代交流大会準優勝、全日本選手権大会第3位2回の成績を誇ります。
「中国チームの高い技術力が予想されますが、前回第3位だったので、今大会では優勝目指してがんばります。日本の公式戦とは違う雰囲気になると思いますが、落ち着いて試合展開していきたい。海外チームとの試合展開も楽しみです」

 

 

 

十和田西(青森)

2023年 全日本選手権大会優勝メンバーを中心とする10〜40代チームで国際大会初登場!
「海外大会への参加は初めてですが、目標は打倒・中国と、トーナメント戦進出です。各国・地域のチームがどのようなゲートボールを展開してくるのかも楽しみ。作戦なども日本とは違うと思うので、様々なチームから多くのことを学びたいと思っています」

 

 

 

作新学院(栃木)

2018&2019年 全日本選手権大会V2メンバーの作新学院高校ゲートボール部の卒業生を中心に、今回は現役高校生2名を加えた編成で国際大会に初挑戦。
「前回優勝の中国をはじめ、最近の海外チームは正確なタッチや的確なスライド打撃など技術力の高いチームが多いので、国内大会出場時よりもさらに警戒しつつ、勝負所ではこちらもロングタッチなど積極的に狙っていきたいと考えています。このチームでは初の海外試合となりますが、最終目標の“優勝”を目指し、チームの信条“常に楽しく”を忘れずいつも通りに笑顔で楽しくプレーしながら1試合1試合大切に勝ち進んでいきたい。他国・地域チームとの対戦や、その後の交流も楽しみ、できることなら決勝戦は日本チーム同士で対決できるよう、日本チーム一丸となって戦っていきたいと思っています」

 

 

 

健祥会(徳島)

社会福祉法人健祥会グループの30〜50代職員チームで、2004年 第4回アジア選手権大会と、2002年 世界選手権大会で第3位入賞。国内でも、全国社会人大会でグループとして通算12回優勝し、現在3連覇中。
「前回の第3位を上回れるように1試合1試合を大切に戦います。最大のライバルは中国。中国の技術・作戦は世界トップレベルなので、守りやミス待ちの作戦をしても絶対に勝てません。優位な状況でも常に攻めの試合を行いたい。日本チームがアジアチャンピオンになるにはリーグ戦でどれだけ中国チームに勝てるかが鍵。また、若手中心のインドネシアチームの勢いも侮れません。世界トップレベルの技術・作戦を楽しみに、チームのモットー“風林火山”を合言葉に1勝でも多く勝てるようにがんばります」

 

 

 

広島楓(広島)

全日本選手権大会で2023年第3位、2024年ベスト8の広島市のチーム。今回は全日本選手権大会メンバーに、全国ジュニア大会で活躍してきた若手とベテラン勢を加えた20〜70代の選抜チームで挑戦。前回大会(ベスト16)と2018年 世界選手権大会にも出場している国際大会の経験が豊富なチームです。
「前回はベスト16と入賞まで届きませんでした。あれから8年が経過し、各国・地域のレベルは上がってきていると思いますが、前回の成績を超えて入賞を目指したい。中国チームは圧倒的に作戦・技術ともにバランスが取れている印象ですが、香港や台湾も技術力が増してきている様子で打撃力には大きな差がないと推測されます。ほぼ情報がない環境下での試合になるので慎重な戦いになりますが、チャンスがあれば積極的に攻めて、広島楓の勝ちパターンに持ち込みたい。そして国内大会との違いを楽しみ、各国・地域のゲートボールに対するスタイルや文化の違い、戦い方の違いを勉強したい。さらには、今回の戦いの経験を広島に持ち帰り、新しいゲートボールの魅力を周りに伝えていきたいと思います」

 

 

 

もりおか木曜クラブ(岩手)

2019年 全日本選手権大会と2023年 全国選抜大会男子クラスで第3位入賞している盛岡市のチーム。今回は10〜80代の幅広い年齢層で構成したチームで本大会初挑戦。
「いちばん警戒しているのは中国の打撃力。海外勢は積極的に攻めてくると思うので“フンイキ”にのまれないように落ち着いて対応したいと思います。目標はトーナメント戦進出です」

 

 

○中国チームの2連覇なるか!?

 

前回、優勝から第3位までに3チームが入賞した中国からは今大会最多の26チームが出場。
前回優勝の山東省からのチームも登場します。今大会でも高い技術力、そして自国開催の利からV2の気配が濃厚といえるでしょう。

 

 

 

○他の国・地域の活躍は?〜いま勢いがあるのはインドネシア

 

★インドネシアからは1チームの出場ですが、全国に競技普及が進み、今年ついに日本の「国スポ」に当たる州対抗の総合スポーツ競技大会(略称:PON)に採用されるなど競技力の向上が図られており、躍進が期待されます。

 

★前回開催国の韓国からは6チームが出場
国内のチャンピオンマッチによって、もっともスキルが高く、戦略性にも長け、豊富な試合経験を持つ6チームが選出されました。国としての目標は、優れた成績を残すことはもちろん、スポーツマンシップや交流を通じた韓国ゲートボールの普及に努めること。最大のライバルである強豪の日本と中国に立ち向かう準備は万端とのこと。
注目チームは「慶尚南道陜川郡 百発百中」。陜川郡の60代チームで毎日約3時間、屋内競技場でプレイをしているという練習熱心なチーム。前回の第7回大会ベスト16、国内では全国大会で6連覇を達成しています。
「チームワークと戦力がチームの強みです。今大会では、良い結果を残すために最善を尽くしたい。また、各国・地域の代表チームから、新しい戦略、打撃技術、ゲームの流れを学ぶとともに、交流を通じて知識や技術を共有できたらと思います」

 

前回ベスト16の「慶尚南道陜川郡 百発百中」

★香港からは、中国に続いて多い11チームが出場。
香港独自のランキングシステムで選出したという出場チームは、10〜80代と幅広い年齢の選手が揃っています。本大会での香港の最高位は2012年の第6回大会の第3位入賞。今大会の目標はトーナメント戦進出とのこと。
注目チームは、20〜30代中心の「香港4隊」。2014年に結成、香港国際選手権大会で準優勝した強豪。
「チームの信条はチームメートを信じること。ライバルは日本と中国。優勝が目標です」

 

★台湾からは8チームが出場。40〜60代プレーヤーが多いのが特徴。今回は1996年の第2回大会以来となる2回目の優勝をねらいます。
注目チームは、台湾全体から優秀な選手と監督を選んで結成された選抜チームの「チャイニーズ・タイペイ」。2006年 世界選手権大会でも、この台湾選抜チームが準優勝しました。

 

★マカオからは2チームが出場。50〜60代プレーヤーが中心です。
前回は、リーグ戦で日本チームに善戦するも、あと一歩及ばす惜敗。初入賞を目指します。

 

★第6回大会から3大会連続出場となるオーストラリアからは4チームが出場。
オーストラリア選手権大会や州大会の成績でプレーヤーをランク付けし、4チームを編成。10〜70代と選手の年齢層は幅広く、海外大会の経験者が多く揃っています。
国としての目標は「競技を楽しみ、新しい友達と出会い、他の国や地域から学ぶこと!」とのこと。

ヴィクトリア州を中心とした40〜70代チーム。フィリップ・ブラウン主将は、オーストラリア選手権大会で2回優勝し、2018年 世界選手権大会でトーナメント戦進出を果たしました。「目標は、トーナメント戦一つでも勝つこと。そして、より高度な戦術を学びたい」

クイーンズランド州の2組の夫婦と叔母と甥によるチームで、40〜70代のベテランと、今回国際大会デビューする18歳のフレッシュな選手2名が所属。チームの信条はチームワーク。「今大会ではできる限り勝ち進み、全力を尽くしたい」

南オーストラリア州、ヴィクトリア州、ニューサウスウェールズ州、クイーンズランド州など各州から選抜された40〜70代選手で編成したチーム

クイーンズランド州とニューサウスウェールズ州の40〜70代の女子プレーヤーだけで編成したチーム。母と娘の親子も所属しており、メンバー間の結束力と強い絆が強みとのこと。 「自国では数少ない女性主将として、大きな国際大会で経験を積み、他の国や地域のプレーヤーと友情を築き、その後も交流できるように努めたいと思います」

出場チーム一覧

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