公益社団法人 日本ゲートボール連合

国民スポーツ大会[公開競技]ゲートボール競技会

2025年【第79回国民スポーツ大会[公開競技]ゲートボール競技会】 ギャラリー 

入賞都道府県チーム紹介

男子第1位 東京都
5回目の出場にして念願の1位!

 

千代田クラブ」の30代中心メンバーによるチーム。初出場の2017年愛媛国体で4位となり、その後の第77〜79回(2022〜2024年)ではすべてベスト8止まりでした。迎えた5回目の挑戦では、決勝トーナメント1回戦で過去1位に5回も輝いている岐阜県を撃破。準決勝では前回3位の石川県に僅差で勝利し、決勝戦では広島県を序盤から圧倒、ほぼ完璧な試合運びで初の頂点に立ちました。
「初の金メダルに感無量です。勝因は、みんな大人になって誰も怒らなかったことかな(笑)。以前はミスが出ると熱くなってしまい崩れることが多かったのですが、今回は冷静さを意識しました。レベルの高いチームが揃う中で勝てて本当にうれしいです」(瀬戸主将・28)

女子第1位 埼玉県
前回3位の悔しさをバネに、3回目の栄冠

 

2017年愛媛国体、2023年鹿児島国体に続き、30代中心の躍動感あふれるチームがついに3回目の1位を獲得しました。
「前回3位だったこと、そして最年少メンバーが就職の関係で埼玉県としては最後の出場になるので、もう一度金メダルをとろうと臨みました。クセのあるコートだったので、声を掛け合いながら、味方ボールのアウトボールを避ける工夫をしました。小さな子どもを育てながら活動しているメンバーもいるので、練習時間は限られますが、次回も地域予選から挑戦を続けたいです」(相馬主将・31)

男子第2位 広島県
高校生を含む10〜30代のフレッシュチームが初挑戦で銀メダル

 

各全国大会で活躍する「広島楓」の若手メンバーが国スポ初登場にして堂々の2位入賞。
「最年少16歳の高校生メンバーにプレッシャーがかからないよう、競技を楽しむことをモットーに戦いました。決勝戦は、緊張もあって、逆転のチャンスに自分が決められなかった悔しさもありますが、総合的には満足です。広島楓として、次は来週末の全日本世代交流大会、11月の全日本選手権に挑みます」(森主将・29)

女子第2位 石川県
「根上フラワ」として初入賞、県としては2回目の入賞

 

能美市根上地区で活動する60〜70代メンバーによるチーム。ふだんの練習場の名称でもある「根上フラワ」のチーム名で全国選抜大会にも2回出場しています。ほぼ毎日練習を重ね、初出場で決勝戦進出を果たしました。
「まさか決勝戦で戦えるとは夢にも思っていませんでした。勝ち運と、みんなでボールをつなげることができたチームワークのおかげです。11月には、今回のメンバー中心の能美根上チームとして全日本選手権に出場するので、また明日から練習に励みます」(石原主将・75歳)

男子第3位 岩手県
岩手県として3回目の入賞

 

盛岡市を拠点に18〜75歳まで幅広い世代で構成されたチーム。2019年茨城国体で初の1位に輝き、翌年の栃木国体で2位を経験しており、今回は3回目の入賞。1位を経験している浅沼主将が公式戦で初めて主将を務めました。
「初めての主将で臨み、決勝トーナメント1回戦では前回王者・鹿児島県に勝てたことが自信になりました。準決勝の広島県との対戦は、相手の勢いや声に押されましたが、3位決定戦で勝ち切れて入賞できたので満足です」(浅沼主将・25)

女子第3位 滋賀県
開催県チームが地元の応援を力に初入賞

 

県内各地で活躍する60〜80代選手による県選抜チーム。初挑戦で初入賞を果たしました。
「地元の皆さんの応援のおかげ、本当にうれしいです。準決勝の埼玉県戦では若さに押されましたが、3位決定戦は“開催県として負けられない”という気持ちで、最後まであきらめずに戦い抜きました。普段は別々のチームですが、今回の競技会を通して気持ちが一つになったと思います」(伊藤主将・80)

注目の都道府県チーム紹介

男子 広島県
最年少16歳を擁する若手チームが国スポ初登場!

 

男子・広島県は「広島楓」のチーム名で、全国大会で活躍する10〜30代メンバーが結集。
平均年齢は24.8歳とフレッシュな顔ぶれです。
最年少16歳の林選手(写真右から4人目)は、全国ジュニア大会で昨年準優勝、今年3位とすでに実績十分。しかし競技をはじめたのは昨年5月と、まさに急成長株です。
「ゲートボールはチームで連係して勝利できたときの達成感がスゴイ。今回は自分に与えられたプレーをしっかり行い、メンバーに迷惑をかけないようにしたいです(林選手)
森主将も意気込みを語ります。
「念願だった男女揃っての国スポ出場を果たせました。強豪ぞろいの国スポですが、まずは楽しむことを一番に、勝ち上がっていきたいですね」

女子 滋賀県
県内各地の強豪選手で結成した開催県チーム

 

開催県・滋賀県は、中部・湖北・北部の各地で活躍する60〜80代選手による県選抜チームで国スポ初挑戦。大会直前には奈良県で開催されたオープン大会に遠征し、14試合をこなして調整してきました。
地元開催ならではの大声援に包まれ、開始式で選手宣誓を務めた伊藤主将は次のように語ります。
「緊張しているメンバーをリードするのに精一杯で、無我夢中でした。自身は緊張しているヒマはありませんでした」
その言葉どおり、見事に決勝トーナメント進出を決めました。

男子 茨城県
20〜80代の幅広い世代が集結! 世代を超えた初の国スポ挑戦

 

茨城県は、2023年全国選抜大会で初優勝を飾った「ストロング取手」のベテラン勢に、20代の若手2名が加わった取手市の選抜チーム。
米澤朋晃選手(28・写真右から3人目)は父・幸二選手と親子で出場。幼少期から競技を続け、県大会でも優勝経験を持つ実力者です。
福士永和選手(20・写真右から2人目)は青森山田高校ゲートボール部出身で、現在は進学先の取手市で活動。
「今回の経験をもとに、さらに高見を目指していきたいです」と意気込みます。
ベテランメンバーも期待を寄せます。
「若い2人には緊張感を楽しみに変えて、気楽に優勝を目指してほしいです」

女子 三重県
女子最年少18歳を含む、松阪市選抜チーム

 

三重県からは松阪市の選抜チームが初出場。主将の塚本頌子選手と、その娘・侑那選手(18・左から3人目)が母娘で出場しました。
侑那選手は小学5年生で弟と一緒に競技を始め、昨年の全国高等学校選手権大会で弟とともに優勝を果たした期待の若手。
「今回は母も一緒なので、高校選手権のときより気楽に打てます」と話します。
惜しくもリーグ戦敗退となりましたが、塚本主将は前を向きます。
「猛暑で練習不足が敗因です。来週の全日本世代交流大会には家族中心のチームで出場予定なので、そちらで頑張りたいです」

 

競技会トピックス

○滋賀県ゲートボール連盟総出のお出迎え

 

会場入口では、滋賀県ゲートボール連盟の審判員・スタッフ・役員が朝早くからスタンバイ。選手たちが入場するたびに大きな拍手と声援で歓迎しました。

○長浜市からの“おもてなし”

 

長浜市の職員とボランティアが大会運営をサポート。会場には“おもてなしコーナー”が設けられ、冷たいドリンクで選手たちを支えました。

○優雅なユニフォーム発見!

 

青森県女子チームのユニフォームは桜が舞う優雅なデザイン。チームの本拠地が弘前市であることから、弘前城の桜をイメージし、東本選手がデザインを考案しました。

○新しい試み「アームゼッケン」と「対戦結果表示モニター

 

今回は、実験的に、ユニフォームを邪魔しないアームゼッケンと、試合ごとの結果を会場モニターに表示するシステムを導入。
今後は、来場者・選手の声をもとに改善を検討していきますので、ぜひご意見をお寄せください。

上腕に付けるアームゼッケン

対戦結果をスライドしながら表示するモニター

○ゲートボール用品購入のチャンス!

 

日本ゲートボール用品工業会加盟の(株)シャトル(ブランド名=スーパーキング)が会場ブースを出店。スティック試打などもできる貴重な機会となっていました。
大会最終日まで出店していますので、ぜひお立ち寄りください

開始式の模様

競技会の開幕に先立ち、全国各地域および開催県(滋賀県)の予選会を勝ち抜いた男女計31チーム・216名が開始式に臨みました。

競技会名誉会長である長浜市長・浅見宣義氏は、
「長浜市は長浜城もあり、歴史に縁の深い地域。選手の皆さんも、信長や家康になったような気持ちで日本一を目指してください」
と歓迎の言葉を述べました。

あいさつする浅見宣義・長浜市長

続いて、競技会会長で日本ゲートボール連合専務理事の今川啓一氏が、
「皆さんのおかげで、日本ゲートボール連合も昨年設立40周年を迎えることができました。今後も競技マナーを大切に、国スポから世界に羽ばたいてほしい」
とあいさつしました。

選手に向けてエールを送る今川啓一・競技会会長

最後に、地元・滋賀県チームを代表して、伊藤淑子選手(左)と竹村貞男選手が力強く選手宣誓を行いました。

地元・滋賀県チームを代表して伊藤淑子選手(左)と竹村貞男選手による選手宣誓

前日_公開練習&組み合わせ抽選会レポート

受付担当の滋賀県ゲートボール連盟の皆さん

いよいよ明日、2025年9月6日(土)・7日(日)、滋賀県長浜市・県民共済ドーム長浜(屋内人工芝コート)にて「第79回国民スポーツ大会(わたSHIGA輝く国スポ2025)[公開競技]ゲートボール競技会」が開幕します。

 

大会を前日に控えた本日、会場では公開練習と組み合わせ抽選会が行われました。

台風15号の影響で新幹線や空の便に乱れが生じたものの、多くのチームが参加。選手たちは熱心にコートの感触を確かめ、明日からの試合に向けて念入りに準備を整えていました。

 

今回の会場で日本ゲートボール連合(JGU)主催の全国大会が行われるのは、2003年「第19回全日本選手権大会」、2019年「第35回全日本選手権大会」に続き3回目となります。その2大会に出場し、今回の競技会にも出場しているのが男子・新潟県チーム(全日本選手権大会出場時のチーム名はTKE)。メンバーによれば、今回使用する砂入り人工芝コートは高速ながらも以前より傾斜が改善され、ボールにブレーキがかかりやすく「打ちやすい」とのこと。好プレーへの期待が高まります。

午後2時からは会場内会議室にて組み合わせ抽選会を実施。出場チームの監督らが参加し、リーグごとに組み合わせが発表されるたび、笑顔やため息が上がるなど、緊張感あふれる場となりました。

決定した組み合わせ表を激写する監督の皆さん

リーグ戦の組み合わせは、以下よりご確認いただけます。
👉 リーグ戦組み合わせ(PDF)

 

なお、大会当日の結果や試合の模様は、当ウェブサイトのほか公式LINE、各SNSでも随時お伝えしてまいります。どうぞご注目ください。

 

📸撮影:伊藤 守

 

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