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2017年 ギャラリー
入賞チームの横顔
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優勝 霧島クラブB(鹿児島)
新チームとなって初の全国大会で見事優勝!
本大会優勝3回の全世代クラブ・フレンドスポーツのミドル選手中心で新しく結成されたチームが、新チームとなって初の全国大会で優勝を遂げた。決勝、後攻となった霧島クラブBは、1巡目の白8番、通常は第1ゲート通過を見送るところで、ここがヤマ場と見て、第1ゲートを通過し、相手2球をアウトボールにして有利な態勢をつくると、あとはそのままワンサイドゲームとなり、完全勝利を決めた。全国大会を何度も経験しているベテランメンバーの中で、ジュニアの富吉美智選手(11)はスティックを握って4カ月というビギナー選手。その富吉選手に負担がかからないように「みんなで助け合ってブレーしたことが勝因」とメンバーは口を揃える。
「富吉選手は1試合ごとに成長してくれました。来月の全国選抜大会県予選会に向けて、大きな自信となりました」
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準優勝 友和会A(島根)
伝説のジュニアチームがミドル世代になって復活!
出雲市のチームで、30〜40代のミドルメンバー4人は1989年の第5回全日本選手権大会に「ピースボーイ」というジュニアチームで出場し、ベスト8となったことで大きな話題となった伝説の選手たち。しばし仕事の関係でゲートボールから離れていたが、友和会として2006年の第21回全国選抜大会に出場して第3位。そして本大会に初出場し、いきなりの準優勝に輝いた。
「いつもはコワくて選手にプレッシャーをかけがちな主将が今回はジュニア選手がプレーしやすいように、すこーしだけ優しくなって指示を出してくれたことが勝因かな(笑)。今後は、ジュニアメンバーを増やして全世代でプレーできるように、チームのみならず、島根県全体の普及にも尽力していきたいと考えています」
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第3位 久慈K.O.S(岩手)
7回目の出場で初入賞
久慈市来内地区のチームで、ジュニア選手は「久慈来内ジュニア」として全国ジュニア大会でおなじみのメンバー。本大会には7回目の出場で、前回はトーナメント1回戦敗退。今回、初入賞した。今年は、今大会に賭けて、全国ジュニア大会後の約2カ月間、毎週1回、車で約30分の天然芝コートに全員で足を運んで練習を重ねてきた。
「当初の目標は前回より上に進むことでしたから、目標達成です。連続出場で場慣れしたことにより緊張せずにプレーできたことが入賞につながったと思います」
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第3位 青友会A(福岡)
「力負けはしていないが運がなかった」
福岡市のチームで、ジュニア2人、ミドル2人、シニア1人とジュニアメンバーに比重を置いたチーム編成で、4回目の出場で初入賞。そして、入賞チームの中で、メンバー間の年齢差がもっとも大きいチームとして、文部科学大臣賞を受賞した。
「優勝しか狙っていなかったので残念です。今年はジュニア選手が年齢的に卒業してしまうのでぜひ勝ちたかったんですが……。優勝した霧島クラブさんとはよく一緒に練習をしていますが、うちのジュニア選手にしても決して力負けはしていないと思っています。ただ、勝負は運にも左右されますから。準決勝は相手がうまかった、ようけ(たくさん)当てられました」
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注目チーム&選手紹介
祖父母・息子夫妻・孫2人による純粋ファミリーチーム
七尾(石川)
祖父母の一就選手(68)と町子選手(65)、息子夫妻の一樹選手(40)と美穂選手(41)、そして孫兄弟の風樹選手(13)と颯矢選手(11)という、松元家の皆さんによる純粋ファミリーチーム。本大会は7回目の出場。
今年は、風樹選手が中学生となり野球部に入部したため、家族揃っての練習はなかなかできなかったといいますが、なんと初のリーグ戦突破を果たしました。
「実は、純粋ファミリーチームとしてはまだ1勝もしたことがなかったんです。それが2勝できてトーナメント戦進出とはうれしい限りです。ファミリーチームは、家族で忌憚のない意見を言い合いながらプレーできるところがいいですね」。
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全国大会は実に10年ぶりの出場の地元チーム
ゆふいん(大分)
有名温泉地として知られる由布市湯布院町のチームで、本大会出場は実に10年ぶり。シニア選手はベテラン揃いで、現在、全国大会で活躍している田中剛選手(4番、24)を小学生の頃から育成。その田中選手が主将としてチームを采配する。
「田中選手は人柄もよく、上手だから、一緒にプレーすると勉強になるし、やはり若い人と一緒にプレーするとこちらも若返ります。全国大会は久々ですが、地元チームなので会場は見知った顔ばかりで心強い。1試合1試合、全力を尽くします」
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全国ジュニア大会第3位の姉弟が本大会初出場
カシオペア(岩手)
二戸市、盛岡市のメンバーが合体したチーム。ジュニアの2選手は、今年の全国ジュニア
大会第3位、二戸ジュニアの切明畑佑香選手(12)と智稀選手(10)の姉弟で本大会初出場。
2人ともゲートボールをはじめて4年目。二戸市西小学校のゲートボール教室で毎週木曜日に3時間の練習を行っています。
「この大会は、大人とも対戦するのでジュニア大会とは違って緊張します。ゲートボールは仲間と協力してプレーできるところが好きです」
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今大会最年少4歳!
千代田クラブA(東京) 横坂陽希選手
横坂陽希(ひなの)選手(写真中央)は、幼少の頃からゲートボールを続けているお父さんの祥選手(4番、31)、ゲートボールをはじめて4年・本大会3回目の出場のお姉さんのれあ選手(6番、11)と一緒に本大会初出場! 毎週土曜日に練習に出かけるお父さんやお姉さんにくっついて、物心ついた頃からゲートボール場に通うように。1年ほど前からスティックを握り、最近ようやく第1ゲートまでボールを打撃できるようになりました。
「家族で同じ楽しみを共有できるのがうれしいですね」と、お父さんの祥選手は目を細めていました。
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今大会最高齢82歳!
青森(青森) 瀬川てる選手
ゲートボール歴22年。毎年のように全国大会に出場している瀬川選手がゲートボールをはじめたのは60歳のとき。聴覚障害者の特別教室の教師をしていた瀬川選手、校庭でプレーを楽しんでいた高齢者に誘われ、退職と同時にスティックを握るようになりました。最初は“まだゲートボールをはじめる年じゃない”と思っていたそうですが、いつの間にかゲートボールがやみつきに。現在もほぼ毎日、地域の仲間とプレーしたり、聴覚障害者の卒業生ともプレーを楽しんでいると言います。
「何十回、何百回と試合をしても、同じ試合というのは一度もない。主将の采配によって、いかようにもボールを動かせるところがゲートボールの魅力だと思います」
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全国ジュニア大会出場選手と今大会最高齢82歳が所属!
水戸市立第三中学校(茨城)
今年の全国ジュニア大会2部クラスに出場した水戸市立第三中学校ゲートボール部の中学3年生2人と、部を指導している皆さんによるチーム。指導者の中には、今大会最高齢82歳の吉江克江選手(4番)もいます。昨年4月、小学生のときからプレーを続けている男子6人により部が創設されて以来、毎週月曜日に3時間、指導者の皆さんとともに練習を続けています。今大会は残念ながらリーグ戦敗退となってしまいましたが……。
「大人の上手なプレーをたくさん見られて、勉強になりました。ゲートボールを通じて高齢者の皆さんと交流できるのが楽しいです」。そんなジュニア選手に、指導者の皆さんは「ゲートボールをできるだけ長く続けてほしい。そして、将来は茨城県のゲートボール界を背負ってほしい」と大きな期待を寄せています。
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開会式
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競技に先立って行われた開会式には、都道府県代表48チーム・292名が臨みました。
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椎川忍大会会長(公益財団法人日本ゲートボール連合会長)は、あいさつの中で「今大会は最年少4歳、最高齢82歳が出場しており、3世代が力を合わせてプレーすることから、ゲートボールの魅力である世代間交流を体現している大会であります」と、本大会の魅力を語りました。
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「熱戦のあとは、日本一の温泉、そして大分ならではの美味も満喫していただければ幸いです」との大分県知事・広瀬勝貞様からのご祝辞を、大分県副知事・安東隆様が代読されました。
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大分市長・佐藤樹一郎様が来賓祝辞として「日々の練習の成果を十二分に発揮して、優勝目指してがんばってください!」と参加選手にエールを贈りました。
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参加選手を代表し、地元・大分県代表、K.G.Bチームの3選手が「豪雨と台風で被災された人々を励ますためにも、チーム一丸となり、絆を大切にして正々堂々と楽しくプレーします!」と力強い選手宣誓を披露しました。左から、 中川翔(14歳)、時松幸義(36歳)、佐藤明治(69歳)の各選手。
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前回優勝のTKE(新潟)の代表選手(左)が優勝杯の返還を行い、椎名忍大会会長からレプリカを贈呈されました。
公開練習
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公開練習では、たくさんのチームがコートの感触を確かめていました。
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会場の天然芝コートは、昨日の雨の影響でややボールの転がりは重いものの、水はけはよく、打ちやすいと選手たちには好評。ただし、芝がはげている箇所があったり、ボールに芝がついたりするので注意も必要のようです。
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