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2022年 ギャラリー
入賞チームのご紹介
優勝 わいわいキング(鹿児島)
鹿児島の強豪2チームが合体して初優勝!
2014年の第31回大会優勝の「佐多キング」に、今年の全国ジュニアゲートボール大会2部クラス優勝「わいわいクラブ」のジュニアメンバーが加わった新チームが初優勝しました。決勝戦では、前半、相手チームに大量リードされるも、3巡目にばん回すると、4巡目に通過タッチ2回を織り交ぜて一気に同点に追いつき、5巡目に第3ゲート利用の通過タッチに上がり2つを決めて大逆転勝ちを決めました。
「日本一のジュニアメンバーと一緒にプレイできたことが大きかったです。久々の全国大会で結果を残せてホッとしています」(柳川航也主将・28)
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準優勝 伯耆ストームズ(鳥取)
最年少7歳を擁して本大会初の入賞
「上昇気流」のチーム名で2014年の第11回世界ゲートボール選手権大会で準優勝している強豪が、本大会用のチーム名「伯耆(ほうき)ストームズ」として登場。岩﨑ファミリー(父、息子兄弟)を母体としたチームで、兄弟の就職や結婚等で全国大会から遠ざかっていましたが、本大会に15年ぶりに登場し、一気に準優勝へと駆け上がりました。今回はメンバーも世代交代し、岩﨑和巳選手(33)の娘さんの心海(ここみ)ちゃん(プレイ写真)が最年少選手として初出場。競技前、和巳選手は「来年もまた娘が出たいと言ってくれるような大会にしたいですね」と語っていましたが、準優勝後、「ゲートボールを続ける?」とのお父さんの問いかけに心海ちゃんは大きく頷いていました。
「僕たちは技術力がないので、作戦力でなんとかカバーして来ましたが、ここまで来られたのは奇跡的です。決勝戦の舞台に立たせていただいたことは楽しくまた良い思い出になりました」(岩﨑巧主将・29)
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優勝に輝いた第34回大会以来の出場で第3位に!
第3位 大霧島(鹿児島)
「霧島クラブB」のチーム名で、2017年の第34回大会で優勝している強豪が、5年ぶりに本大会に出場し、第3位に輝きました。
「てっぺんをとるつもりで来たんですが、久々の世代交流大会だったので知らないうちに緊張感も影響したのかなと思っています。メダルを獲得できたのはうれしいけど、やはり決勝戦に進みたかった。くやしいです。来月開催の全日本ゲートボール選手権大会にも出場予定なので、そこでリベンジを果たしたいです」(郷原悠平主将・29)
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第3位&文部科学大臣賞 E・フォース(三重)
最高齢100歳の松原選手に贈る初の銅メダル
御年100歳、ゲートボール歴37年の松原相龍(そうりゅう)選手(プレイ写真)を擁するチームで、本大会6回目の出場にして初のメダルに輝きました。今大会、松原選手は控えに回っていましたが、満を持して準決勝に登場、コートの周りの観客から温かい拍手が贈られました。
「松原さんには絶対に勝負所の試合で出てもらおうと最初から決めていました。今回は100歳となった松原さんのためにという思いでみんなが一つになって臨んだ大会で、その思いがツキを呼び、良いプレイにつながったと思います。優勝したわいわいキングさんとの準決勝では、最後の最後で内容負けとなってしまいましたが、すごい良い勉強になったし、貴重な経験をさせていただきました」(下村一成主将・44)
なお、E・フォースは、入賞チームの中でもっとも年齢差の大きいチームに贈られる文部科学大臣賞も受賞されました(100歳の松原選手と、11歳の釜井丈瑠選手との年齢差は89歳です!)
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話題のチーム
地元の応援を力にトーナメント戦進出
大津(島根)
開催県の出雲市大津町で活動するチームで、本大会初出場にしてトーナメント進出を果たし、ベスト8入りを果たしました。月に2回は地元の「からさでゲートボール場」に集まって練習をしています。
ジュニア選手の高橋昊佑選手(11歳・写真5番)はゲートボール歴3年。町大会への出場をきっかけにプレイをはじめました
「高橋くんは大のゲートボール好きで、大会のたびに声をかけて一緒に出てもらっているうちにすごい成長しました。地元の応援は力になります。今大会はふだんの力を出せば、それによって勝つチャンスも出てくると信じています」(江尻昭二主将・80)
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国体ベスト8チームが本大会にも初出場
オーミブラックス(滋賀)
3年前に滋賀県ゲートボール連盟が競技力向上と普及を目的として、県内各地域でプレイをしていたジュニアとミドル世代のプレイヤーを結集して誕生させた「JM(ジュニアミドル)チーム」が中心のチーム。チームの誕生とともにコロナ禍に入ってしまいましたが、逆に、その間、集中して練習をすることができたと言います。
「恐れ知らずなもので、そんなレベルじゃないのに強豪チームが出場するオープン戦などにも参加させていただき、練習を重ねてきました。おかげで、初の全国大会となった今月のとちぎ国体では思いがけないベスト8。今大会は気持ちが空回りしてしまいリーグ戦敗退。来月の全日本選手権ゲートボール大会にも出場予定なので、気持ちを入れ替えてがんばります。また、指導者資格も取得したので、地域でジュニアやミドル世代に普及し、県全体の競技力向上にも努めていきたいと思っています」(中西重治主将・42歳)
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日系ブラジル人中心のチーム
知立ブラジル(愛知)
2003年に結成し、2012年の第28回全日本ゲートボール選手権大会で優勝した日系ブラジル人による「ブラジルクラブ」のメンバーを中心に知立(ちりゅう)市の選手で編成したチーム。本大会には4回目の出場。
「土日中心に練習をしています。今回は優勝を目標として、台風の中、車で7時間かけて会場にやってきましたが、リーグ戦で負けてしまい残念です。もっともっと練習をしてレベルアップしていきたいと思います」(川南ルカン主将・32)
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念願の全国大会に初出場
毘沙門(山口)
萩市、宇部市、防府市の3地域の選手で編成したチームで、本大会初出場。メンバーが所属する萩広域ゲートボール連合では、地元で主催大会を開催するなどして、ジュニア・ミドル世代への普及や競技力向上に邁進しています。
「ゲートボールの全部が好き」と公言するジュニア選手の佐藤蓮選手(13・写真6番)はゲートボール歴2年、一緒に出場した叔父の山崎孝志選手(42・写真2番)とともに親子ゲートボール教室に参加したことをきっかけにプレイをはじめました。その山崎選手曰く「どのチームもえらい強いんでビックリしました」とのこと。
「目標は1勝でしたが、結果は全敗。リーグ戦の第1試合で惜しい試合も落としてしまい残念です。今後も、本大会を目標にがんばります」(松原正浩主将・48)
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公開練習
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大会当日の競技前、会場の出雲ドームでは、シニア・ミドル・ジュニア選手で編成した3世代チームが熱心にコートの感触を確かめています。
出雲ドームで全国大会が開催されるのは、2007年の第23回全日本選手権大会以来、2回目。
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体温チェックと手指の消毒を済ませてから会場に入る選手の皆さん
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2年前に張り替えたばかりという人工芝コートは、フカフカしていますが、ボールが転がりやすい高速コート。所々に傾斜などもあり、とくにスパーク打撃はボールが足元から滑らないように上から慎重に踏むなどの注意が必要そうです。
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足の小さいジュニア選手はスパーク打撃に注意が必要そう
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間もなく、会場内でリーグ戦の組み合わせ抽選会が始まります。
撮影/伊藤守