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2024年 ギャラリー
入賞チーム紹介
優勝 志水魁(石川)
「ジュニア選手のために」を合言葉に念願の初出場初優勝!
2022年の栃木国体第4位などの実績を持つ実力者揃いのメンバーですが、意外にも本大会初出場。2年前に杉中陽汰選手(13)がチームに加わって以来、週1回のナイター練習を一緒に続けてきたことから、ぜひ3世代で競技できる本大会に出場したいと初エントリー。陽汰選手に1試合でも多くプレイをさせてあげることを目標として今大会に臨みました。
決勝戦では、序盤に第2ゲートを巡る攻防に負けて劣勢となりましたが、3巡目、白4番の松田主将が第1ゲートを通過して第2ゲート前の相手ボールにロングタッチを決めて大逆転。それを機に次々と通過タッチなどの猛攻を仕掛け、初出場初優勝に輝きました。決勝戦後、目を潤ませる選手も………。
「メンバーの中には能登半島地震で孤立して自衛隊ヘリで助け出された選手もいるので、なおさらにうれしい初優勝です。来年も陽汰選手と一緒に2連覇を目指します!」(松田秀樹主将・52)
準優勝 豊住(東京)
開成学園のジュニア選手と一緒につかんだ準優勝
江東区にある豊住ゲートボール場で一緒に練習をしている開成学園ゲートボール部の中高生と、大人チームのMilky Wayで編成したチームが、初出場にして準優勝に輝きました。
「初めてにしては上出来の結果です。メンバーの皆さんがそれぞれ、いい場面で、毎回違う選手が活躍してくれて、活躍した選手が一人だけではないということでうまく回せました。今大会で勉強したことを次に生かしたいと思います」(永田敏夫主将・72)
第3位 太田クラブ(富山)
4回目の出場で初入賞
砺波市と富山市のメンバーで編成したチームが4回目の出場で初入賞。
「いままでリーグ戦敗退という不甲斐ない結果に終わっていたことと、今回は息子がジュニア選手として最後の年になるので、結果を残したいという思いから、子どもたちと一緒にみっちり練習してきました。今大会1週間前には優勝した志水魁さんと合同練習させていただいたり、ここまで来られたのは、そうしてがんばってきた成果だと思います。来年は、今度は娘がジュニア最後の年になるので、今回以上の結果を出したいです」(山下恵輔主将・34)
第3位 竹千代(愛知)
初出場初入賞で文部科学大臣賞も受賞
ジュニア時代からプレイを続ける20〜30代のミドルプレイヤーを中心とするチームが初出場で初入賞。
「メンバーの皆さんのがんばりのおかげで、準々決勝まではほとんどミスなく来ることができました。準決勝は、これに勝てば決勝戦というプレッシャーと、公式戦での経験不足が敗因です。目標のメダルがとれたのでよくやったと思いますが、本音を言うと、優勝した志水魁さんにリーグ戦でパーフェクト負けしたので、決勝戦でもう一度勝負したかったです」(稲吉 彬主将・32)
なお、竹千代は、入賞チームの中でもっとも年齢差の大きいチームに贈られる文部科学大臣賞も受賞されました(70歳の大見正昇選手と、10歳の入口珂偉選手との年齢差は60歳です)
注目チーム紹介
豊住(東京)
全国ジュニア大会V2・開成学園の選手を擁して初出場
8月3〜4日に開催された全国ジュニア大会の男子1部クラス(15歳以上18歳未満の男子)で2連覇、そして2部クラス(6歳以上15歳未満の男女)でも第3位と大活躍した開成学園ゲートボール部の中高生と、大人チームのMilky Wayが合体して初出場。
両チームの練習場は、江東区の豊住コート。ふだんから月1〜2回、他県の選手なども集い、ともに練習して腕を磨いてきました。
「目標は優勝と言いたいところですが、本大会は初めてで経験がないものですから、少しずつ上に進んで行けたらと思っています。ふだんから一緒に練習しているので、開成のジュニア選手たちも信頼できるし、うまくやれています」(永田敏夫主将・72)
松阪キャマラーズ(三重)
塚本ファミリーを中心とする初出場チーム
ゲートボール歴7年、昨年の全国ジュニア大会2部クラスにおいて松阪ジュニアで準優勝した塚本東吾主将(4番・15)を中心として、同じく準優勝メンバーの弟・雄大選手(12)、父の健二選手(41)、母の頌子選手(41)の塚本ファミリーを中心とするチーム。
キャマラーズとは、フランス語で「仲間」の意味。
家族の中で最初にプレイをはじめたのは東吾主将で、練習場への送迎を担当していたお父さんとお母さんもやがてスティックを握るようになりました。
前回は松阪クラブのチーム名で出場し、トーナメント1回戦で優勝したオーミブラックス(滋賀)に敗退してベスト16。今大会に向けて、松阪市の大会やオープン大会に出場し、強豪と対戦して力を付けてきました。
「今回ははじめて家族で出場したからか、なぜか緊張しています。目標はメダルです」(東吾主将)
大倉ワンダラーズ(福島)
最年少5歳を擁する地元・福島県チーム
田村市大倉地区のチーム。大倉地区は、行政区で長年ゲートボール大会を開催していたことから、プレイを経験し、続けている人が多い地域。本大会にも何度となく出場してきました。
地元開催の今大会には、最年少5歳の安司はる希ちゃん(9番)を擁して登場。はる希ちゃんは今大会のために、今年4月から集中特訓を受けてきました。「ボールを打つのが好き」というはる希ちゃんを盛り上げながら、試合に励む皆さんです。
「地元開催の今大会は、審判員も知っている人だったりするので逆に緊張しますね。トーナメント戦進出を目標にがんばります」(遠藤慶典主将・60)
松江川津(島根)
ジュニア選手のチーム入りを機に県予選から初挑戦
松江市の川津地区チーム。
昨年の夏、愛好者の祖母・濱田はる子選手(77)に誘われ、チームに入ってプレイをはじめた金津佳希選手(6番・12)は、競技の面白さにどんどんのめり込んでいきました。
「ゲートボールは外からは地味に見えるけれど、やってみると作戦とか細かい技があってすごく楽しいです」と佳希選手。以来、野球部の練習がない日にはチームに合流するようになりました。佳希選手の加入をきっかけに県予選に初出場して初優勝、本大会への初出場も果たしました。
「全国の強いチームや選手のプレイが見られてうれしい」と佳希選手。
「今大会のために島根県の観光キャラクター『しまねっこ』入りのユニフォームを揃えてきました。目標は、競技もそうですが、島根県の宣伝もできたらと思います」(石飛 博主将・75)
竹千代(愛知)
初出場ながら、メンバーは実力者揃い
本大会初出場。
いままでは、県予選で萬燈組などの強豪に阻まれ、本大会に出場できませんでしたが、ついに初登場。
実は、2015年の全国選抜大会ミドルクラス ベスト8の実績を持つ20〜30代のミドルプレイヤーを中心とするチーム。中には、日系ブラジル人中心のチーム・ブラジルクラブで全国大会出場経験を持つメンバーも!
「リーグ戦は、前回チャンピオンも、先の全国社会人大会チャンピオンもいる死のリーグに入ってしまいましたが、ジュニア選手の活躍で、危うい試合もなんとか勝つことができ、トーナメント戦に進出できることになりました。トーナメント戦では、一つでも上に上がれるようにがんばります」(稲吉 彬主将・32)
開会式
台風10号の影響から2チームが欠場となりましたが、北は東北から南は四国まで全国から集まった22チームが開会式で一堂に会しました。
主催者あいさつに立った今川啓一大会会長(日本ゲートボール連合 専務理事)は「本大会は3世代で1つのチームを組んでプレイする大会なので、世代間の絆を深め、さらに交流を広めてほしい」と呼びかけました
福島県知事の祝辞を代読する福島県 文化スポーツ局局長の市村尊広 氏
「サッカーの聖地・Jヴィレッジに台風の中、全国各地からお集まりいただき、地元として感謝申し上げます」と祝辞を述べられる広野町町長の遠藤 智 氏
「東北大震災で大きな被害を受けた当町ですが、今大会の開催は復興の歩みを実感する貴重な機会です」と 祝辞を述べられる楢葉町町長の松本幸英 氏
前回優勝チームの滋賀県代表・オーミブラックスによる優勝杯返還(レプリカ贈呈)
選手宣誓は、開催地・福島県代表チームから、ふくしまチームの村松恒季選手(左側・11)と、大倉ビクトリアチームの吉田楓麻選手(12)のジュニア選手2名によって行われました
公開練習&組み合わせ抽選会
大会当日の競技前、会場の福島県・Jヴィレッジ 全天候型練習場では、シニア・ミドル・ジュニア選手で編成した3世代チームが熱心にコートの感触を確かめています。
台風10号の影響から2チームが欠場となりましたが、22チームがJヴィレッジに集結しました。
大会スケジュールも予定通り実施する予定です。
ここ福島県で本大会が開催されるのは初めてです。
Jヴィレッジは、サッカー等を対象としたスポーツトレーニング施設。全天候型練習場は、サッカーのほか、ラグビーやアメフトなど多種多様なトレーニングに使用されています。
人工芝は、ふかふかとしていて天然芝に似た印象。コートによって傾斜がありますが、ボールの転がりは良好のようです。
会場内では組み合わせ抽選会が行われ、リーグ戦の組み合わせが決定しました。
リーグ戦の組み合わせは、こちらからご覧いただけます。
なお、大会の模様や結果は随時、当ウェブサイトや日本ゲートボール連合の公式LINE・SNSでもお伝えしていきますので、ぜひご覧ください。
撮影/伊藤 守