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2016年 競技結果
入賞チーム一覧
トーナメント戦の結果
リーグ戦の結果
作戦分析〜どのような作戦で戦ったか!?
2016年8月27日(土)・28日(日)に京都府京丹波町の京都府立丹波自然運動公園 陸上競技場(天然芝コート)で開催した「内閣総理大臣杯第33回全日本世代交流ゲートボール大会」では、序盤戦の作戦は、どのような作戦が選択され、どの作戦が好成績をあげたのか? データはリーグ戦からトーナメント戦まで全91ゲームの序盤戦の作戦を取得し、先攻と後攻に分けて分析してみた。
【コート状況】
会場の陸上競技場の天然芝は最近張り直され、短く刈り込まれていた。天然芝コートはふかふかとしており、ややボールの転がりが悪く、ところどころに傾斜、窪みがみられた。また、大会期間中の降雨により天然芝が湿気を帯び、ボールをかなり強く打たないと、目標の地点に進めないケースも見られた。
【文中&表の略語】
1G=第1ゲート 2G=第2ゲート 3G=第3ゲート GP=ゴールポール
【作戦名の説明】
2G右前=2G右前に進む作戦
2G正面=2G正面に進む作戦
2G横(後方)=2G右横から後方に進む作戦
2G2球=1球が2G右前に、もう1球が2G横から後方に進む作戦
2G左前=2G右前、2G正面に進み損ない、2G左前に止まったケース。
第2ラインぎわ=2Gと第2コーナーとの中間地点に進む作戦
3G周辺=3G周辺に進む作戦
第1コーナー=第1コーナー(スタートエリア右横のコーナー)に進む作戦
第2コーナー=第2コーナー(1G後方のコーナー)に進む作戦
第3コーナー=第3コーナー(2G後方のコーナー)に進む作戦
強攻策=2G周辺の相手ボールへのタッチをねらう作戦
ロング2G通過=1G通過に続き、長い距離の2G通過をねらう作戦
ロング2G通過失=ロング2G通過に失敗したケース。
【先攻チームの作戦分析】
多くのチームが先行逃げ切り戦法を採用
表1のとおり、先攻チームが46勝45敗と、わずかに勝ち越した。
先攻チームが先手を取ったのは、表1の2G2球作戦からロング2G通過作戦までの計72ゲームあり、計41勝31敗と勝ち越しているが、後手に回った第2ラインぎわ作戦と3G周辺作戦で計3勝11敗と負け越したことが大きく勝ち越せなかった結果に終わった。
また、2G2球作戦が38ゲームも選択され、26勝12敗と、多くのチームがこの先行逃げ切り戦法を採用していることが実証された。
【後攻チームの作戦分析】
後攻の定番作戦で負け越す
表2のとおり、後攻チームは45勝46敗と、わずかに負け越した。
後攻チームが先手を取れたのは2G右前作戦、2G2球作戦、2G横(後ろ)作戦とわずかに計19ゲームで、これを14勝5敗と大きく勝ち越したが、肝心の第2ラインぎわ作戦、第3コーナー作戦、3G周辺作戦で計21勝28敗と負け越したことが痛かった。しかし、後攻チームが採用した2G2球作戦は6勝0敗と、かなりの必勝作戦であることがわかる。