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2018年 競技結果
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トーナメント戦の結果
リーグ戦の結果
作戦分析〜どのような作戦で戦ったか!?
「第35回全日本世代交流ゲートボール大会」では、序盤戦の作戦は、どのような作戦が選択され、どの作戦が好成績をあげたのか? 序盤戦の作戦別勝敗数データを採取し、先攻と後攻に分けて分析してみた。
データはリーグ戦72試合、トーナメント戦19試合、計91試合の序盤戦の作戦を採取した。
【文中&表の略語】
1G=第1ゲート 2G=第2ゲート 3G=第3ゲート GP=ゴールポール
【作戦名の説明】
2G2球=1G通過後に、1球が2G右前に、もう1球が2G横から後方に進む作戦
2G右前=1G通過後に2G右前に進む作戦
2G横(後ろ)=1通過後に2G右横から後方に進む作戦
2G正面=1G通過後に2G正面に進む作戦
2Gロング通過=1G通過に続き、長い距離の2G通過をねらう作戦
2Gロング通過失=1G通過後、2G通過に失敗したケース
強攻策=1G通過後に2G周辺の相手ボールへのタッチをねらう作戦
強攻策失=1G通過後、2G周辺の相手ボールへのタッチに失敗したケース
第2ラインぎわ=1G通過後に2Gと第2コーナーとの中間地点に進む作戦
第2ラインぎわ2球=1G通過後に、2球が2Gと第2コーナーとの中間地点に進む作戦
2巡目第2ラインぎわ=2巡目の1G通過後に、2Gと第2コーナーとの中間地点に進んだケース
1G後方(第2コーナー)=1G通過後、1G後方、第2コーナー近くに進んだケース
第1コーナー=1G通過後に第1コーナー(スタートエリア右横のコーナー)に進む作戦
3G周辺=1G通過後に3G周辺に進む作戦
GP周辺=1G通過後にGP周辺に進む作戦
【コート状況】
会場の人工芝は随所に黒っぽく見える逆目と白っぽく見える順目とにわかれていた。そして、逆目の地域はボールの転がりが重く伸びず、順目の地域はボールの転がりが速く、ボールがよく伸びていた。人工芝コートでありながら、天然芝コートのような逆目と順目、さらに随所にひそむ傾斜面がプレーヤーの判断を迷わせ、2Gロング通過や、強攻策のロングタッチを避けるプレーが多かった。
【先攻チームの作戦分析】
先攻チームが50勝41敗と大きく勝ち越す
表1のとおり、先攻チームが50勝41敗と勝ち越した。その勝因は2G2球作戦から2G正面作戦まで(赤字の部分)、先攻チームの赤ボールが第2ゲート周辺に進んだ作戦は69ゲームあり、これを44勝25敗と大きく勝ち越したことにある。しかし、後手に回った残りの22ゲームを6勝16敗と大きく負け越しているので、わずか9勝のリードとなった。
ちなみに、先攻を選択したチームの中では、準優勝の萬燈組(愛知)が5勝0敗、優勝した岐阜羽島(岐阜)が4勝0敗、第3位のだだちゃ豆キング(山形)、カシオペア(岩手)がともに4勝1敗と、実力を見せ付けていた。
【後攻チームの作戦分析】
後攻チームは第2ラインぎわ作戦が不調で負け越す
表2のとおり、後攻チームは第2ラインぎわ作戦から第1コーナー作戦まで(青字の部分)の45ゲームを13勝32敗と大きく負け越した。とくに第2ラインぎわ作戦ではラインぎわへの打球が難しく、甘い位置に止まったところを攻められたのかもしれない。しかし、先手をもらった2G2球作戦から2G横(後ろ)作戦まで(赤字の部分)の25ゲームを19勝6敗と大きく勝ち越し、なんとか面目を保った。
ちなみに、後攻を選択したチームの中では、優勝の岐阜羽島、第3位のカシオペアがともに3勝0敗、第3位のだだちゃ豆キングが3勝1敗と、先攻、後攻のどちらを選択しても変わらぬ強さを見せていた。