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2023.09.10
【第40回全日本世代交流ゲートボール大会】大会レポート
オーミブラックスが2回目の出場で初優勝、滋賀県勢としては初の全国大会制覇!
決勝戦、オーミブラックスの最終打者・白8番、14歳の山口凛太郎選手は白10番をスパーク打撃で上げて再逆転して勝利を決めた
準優勝の賢愼は、悠誠のチーム名で出場した第35回大会ベスト8から今大会初入賞
リーグ戦は第1コートから第7コートまでは4チームリーグ戦、第8コートは3チームによる折り返しリーグ戦で行われ、各コートの1位、2位チームがトーナメント戦に進出する方式がとられた。
前回優勝のわいわいキング(鹿児島)、同準優勝の伯耆ストームズ(鳥取)、同第3位のE・フォース(三重)、同3位の大霧島(鹿児島)のほか、第34回優勝の霧島クラブ(鹿児島)、第35回優勝の岐阜羽島、第36回優勝の萬燈組(愛知)などのメンバーに加え、久しぶりの出場になる第22回優勝の健祥会(徳島)と豪華な顔合わせになった。
リーグ戦は得失点差をめぐる上位争いの激戦が続出し、全勝でトーナメント戰に進出を決めたのはわずかに4チーム。霧島クラブ、賢愼(神奈川、前チーム名=悠誠。第35回ベスト8)、久慈(岩手、第34回第3位)、オーミブラックス(滋賀)である。オーミブラックスは若さみなぎる14歳の山口凛太郎主将の采配が冴えている。
トーナメント1回戦、2回戦も熱戦が相次ぎ、準決勝戦を迎えた。
わいわいキング(鹿児島)対 オーミブラックス戦。先攻のわいわいキングの赤1番が一気の第2ゲート通過に失敗したところで、オーミブラックスは待機策をとり、機を見て反撃を開始し、赤8-13白と鮮やかに逃げ切った。賢愼 対 E・フォース戦。先攻の賢愼は第2ゲート右前の赤1番がE・フォースの白2番の強攻策でアウトボールにされると待機策をとり、相手のスキをついて反撃し、赤13―10白と逆転勝ち。
決勝戦は、賢愼 対 オーミブラックスの対戦となった。
1巡目は互角の態勢だったが、後攻のオーミブラックスは白10番の活躍で2巡目には有利な展開に持ち込んだ。3巡目、依然としてオーミブラックス有利な展開で進行し、4巡目も形勢は変わらず、5巡目に満を持していた賢愼の主将・赤7番が第3ゲートを通過して上がりを決め、赤11―10白と逆転した。しかし、最終打者のオーミブラックスの主将・白8番が第2ゲート右斜め前の白10番にタッチしたところで競技時間終了のカネが鳴る。白8番は白10番をスパーク打撃で上げて赤11-12白と再逆転。自球も第2ゲートを通過して赤11-13白として2回目の出場で見事に初優勝を飾り、滋賀県に初の全国大会制覇という華を添えた。
上位4チームの年代別チーム構成は、以下の通り。
優勝:オーミブラックス(70代2人、40代3人、10代1人)
準優勝:賢愼(80代1人、30代2人、10代2人)
第3位:わいわいキング(70代2人、30代2人、20代1人、10代1人)
第3位:E・フォース(70代1人、40代3人、10代4人)
このように若さあふれるチーム構成でないと、今後の世代交流大会で活躍することは難しいのではないだろうか。
取材・文/高橋隆輔(スポーツライター)
撮影/伊藤守