2022.09.19
世代交流
【第39回全日本世代交流ゲートボール大会】大会レポート
台風接近のため急きょ1日開催となった今大会を制したのは、鹿児島県の強豪2チームが合体したわいわいキング!
決勝戦で大逆転勝ちして優勝を決めた、わいわいキング(鹿児島)
15年ぶりの世代交流大会で準優勝した伯耆ストームズ(鳥取)
台風14号の接近のため、大会日程を1日に短縮して開催された今大会には、34チームが出場。
リーグ戦は、1〜2コートは3チームリーグ戦(各2試合対戦)、残る7コートは4チームリーグ戦で行い、各コート1位チームの9チームがトーナメント戦に出場する方式がとられた。
4チームリーグ戦を3勝0敗で勝ち抜いたのはE・フォース(三重)、わいわいチェスト(鹿児島)、伯耆ストームズ(鳥取)、わいわいキング(鹿児島)、千代田クラブ(東京)。3チームリーグ戦では、川上クラブ(岡山)が4勝0敗で勝ち抜いた。
トーナメント1回戦は、わいわいキングが14-5で千代田クラブに快勝。
2回戦は、わいわいキングが、伏兵の長州屋(山口)を15-9で下し、ジュニア選手を揃えたE・フォースが接戦の末、わいわいチェストを8-6で下すという大健闘。大霧島(鹿児島)が地元の期待を背負った大津(島根)を13-5で下した。伯耆ストームズは新星・川上クラブと対決、中国地域勢同士の戦いは、地力に勝る伯耆ストームズが17-7で川上クラブを下した。
準決勝、E・フォースとわいわいキングの一戦は、終了直前まで12-10とリードしていたE・フォースは、わいわいキングに上がりを決められ、第3ゲート通過の差で内容負けを喫した。
伯耆ストームズと大霧島の一戦は、終盤近く、大霧島のプレイに乱れが出て、伯耆ストームズが14-6と快勝した。
決勝戦、先攻の伯耆ストームズは、序盤戦から先行逃げ切り策をとり、2巡目まで10-4の大量リード。しかし、3巡目にわいわいキングが巻き返し、13-9と詰め寄った。4巡目、わいわいキングの打線が爆発し、一気に13-13と追いつき、5巡目に第3ゲート通過の1点に上がり2つを決めて、13-18と大逆転勝ちを決めた。
わいわいキングはわいわいクラブと佐多キングの混成チームだが、見事なチームワークで初優勝を飾った。
取材・文/高橋隆輔(スポーツライター)
撮影/伊藤守