2022.10.12
その他
【第36回全国ろうあ高齢者ゲートボール競技大会】レポート
多数の手話通訳者やボランティアの協力を得て千葉県で開催!
第36回全国ろうあ高齢者ゲートボール競技大会(主催:一般財団法人全日本ろうあ連盟高齢部)が10月9日(日)に千葉県千葉市の青葉の森スポーツプラザ陸上競技場で開催されました。
今大会には、鳥取県、広島県、大阪府、三重県、富山県、長野県、東京都、そして地元・千葉県の8都府県から12チームが参加。
今年はコロナ禍の影響があり例年より少ないチーム数となりましたが、3年ぶりの開催ということもあり、参加選手にとっては待ち望んでいた大会となりました。
開会式にて参加選手の皆さん
開会式のあいさつの内容を選手たちに伝える手話通訳者
大会運営には、社会福祉法人千葉県聴覚障害者協会などの団体から多数の手話通訳者や、ボランティアによる運営補助スタッフが参加され、競技の進行は千葉県ゲートボール連盟のスタッフが担当。
また、ゲートボール発祥の地・北海道芽室町から職員の方々が視察に来られていました。
手話通訳者の皆さん
セレモニーの内容を手話で選手たちに伝える
選手たちに伝えるため大会スケジュールなどを確認する運営補助スタッフの皆さん
大会主催の一般財団法人全日本ろうあ連盟高齢部 常任委員の田中かつこ氏(右から2人目)を囲んで、視察に来られた芽室町職員と千葉県ゲートボール連盟役員の皆さん
競技は、4チームごとの予選リーグ戦のあと、各コートの上位2チームが決勝トーナメント戦に進出。他のチームは親善試合に回り、選手間の親睦が図られました。
その結果、入賞チームは下記のように決定したほか、最優秀選手賞に東京都Bの米満大九郎選手、敢闘賞に東京都Cの越後一男さんが選ばれました。
優勝 東京都B(練馬区・銀杏会)
準優勝 東京都C(中野区・四季の森)
第3位 大阪府
プレイの模様
優勝した東京都Bの皆さん
なお、今年5月には、障がいがあることで日常生活や災害時に必要な情報を得にくい「情報格差」の解消を目指す「障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法」が成立するなど、障がいのある方を取り巻く社会の枠組みに大きな変化が生じています。
また、東京パラリンピックの開催に続いて、2025年にはデフリンピック(4年に1度、世界規模で行われる聴覚障害者のための総合スポーツ競技大会)が東京で開催されることが決まりました。
ゲートボールは誰でも楽しめるスポーツです。障がいのある方々にも、ゲートボールがさらに広がることを期待します。