2022.12.26
JGU
慶應義塾大学でゲートボール体験授業を実施
ゲートリレーや短時間ゲームを計35名の慶應塾生が体験
2限目の授業で体験した皆さん
3限目の授業で体験した皆さん
慶應義塾大学の授業で、以前からゲートボールが行われていることは、あまり知られていませんでした。
しかし、今年度だけでも、スポーツ実技授業などで通算12回も実施されています。
その情報を得た日本ゲートボール連合(JGU)では、授業でJGU作成の大学用体験プログラムに基づいた体験をしてもらう試みをしました。
なお、この大学用体験プログラムは、現在JGUが実施中のゲートボール再生プロジェクトの一つ「大学スポーツへの展開」において、全国の各大学へゲートボール導入の際に使用しているものです。
この新たな試みは12月14日(水)、神奈川県横浜市にある日吉キャンパスの陸上競技用グラウンド(屋外人工芝)で、体育研究所教授の野口和行先生が担当する一般教養科目「レクリエーショナルスポーツ」で行いました。「レクリエーショナルスポーツ」は、ふだん経験することが少ないニュースポーツを体験する授業です。
当日は、2限目と3限目の授業各90分で行われ、法学部など8学部からの1〜4年生が、2限目は22名、3限目は13名が参加しました。
スパーク打撃で相手ボールを不利な位置へ送る
ゲーム中、タッチの順序を考える学生たち
学生たちは、前回の授業ですでに基本ルールを学び、通常の5人制ゲームも実践済みとのことでした。
そこで、コート2面を設置して4チームを編成し、最初にゲートリレー(3人で1球をリレーし、第1ゲートから順にゲートを通過させてゴールポールに当てるまでを5分以内で繰り返し、各チームで得点を競うゲーム)を行い、タッチとスパーク打撃の練習後、すぐにゲームに入りました。
ゲームは、3〜5人制による15分前後の短時間ゲームを対戦相手を替えて2回行いました。
1試合目が終わったあと、つなぎ球や送り球などの戦術について説明したところ、2試合目には早くも第2ゲートの攻防や、タッチ通過のセット、敵味方のボール配置・打順を考慮したプレイが多く見られました。
また、戦術で負けたチームが反省会をしている姿などからは、ゲートボールに対する熱量が伝わってきました。
通過タッチをねらう
作戦で盛り上がる!
授業後には、ふだんスポーツをしないという女子学生から「ゲートボールやってみると、とても楽しいです。どこでプレイできるんですか?」と質問されたり、また今回の体験やゲートボールに関して下記のような感想が聞かれました。
○慶應塾生の主な感想
・高齢者のスポーツというイメージがありましたが、やってみると面白く、若者も知ればやりたくなると思いました。
・運動は苦手ですが、運動能力関係なくできるのでとっても楽しかったです!
・のんびり緩くできる感じが他のスポーツよりも良いと思いました。
・はじめはルールなどよく分からなかったけれど、やってみたら戦術的でとても面白かった。
・いろいろな作戦を知ることができて面白かったです!
・一方的な試合になると面白さが半減するので、そこにルールを工夫する余地があると感じました。
・上がりボールがその後も何か行動を起こせると面白いかも(逆から通過して戻るようにする等)。
・最初のゲートリレーが気軽で良かった。
・場所や道具の貸し出しなどが身近に充実すれば、休日にも手軽にできると思いました。
・スポーツというよりも、ピクニックのついでみたいな感じで緩く遊べたらいいなと思いました。