公益社団法人 日本ゲートボール協会

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公益社団法人 日本ゲートボール協会

ニュース

2023.01.10

JGU

岡山県で2大学と高齢者が交流ゲートボール大会

授業などでゲートボールを学んでいる学生と80歳以上の高齢者が対戦!

岡山県内の2大学の学生と高齢のゲートボール愛好者による交流ゲートボール大会が2022年11月27日(日)、岡山県鏡野町の鏡野ドームで初開催されました。
今大会は、日本ゲートボール連合が都道府県ゲートボール団体の活性化を目的として行っている2022年度助成事業として、岡山県ゲートボール協会(以下、県協会)が主催したものです。

 

当日は、美作大学短期大学部(津山市)から2チーム、環太平洋大学(岡山市)から1チーム、会場近くの津山市と美咲町から80歳以上の愛好者による2チームが参加し、県協会役員など13名が審判員や運営スタッフとして協力しました。
「県協会では、ゲートボールの灯を絶やさないように、若い皆さんに競技の面白さを知ってもらおうと2018年から県内の大学に声をかけ、現在までに3大学へのゲートボール導入に成功しました。そこで大学同士、さらには高齢者との対戦を通して競技の奥深さを味わってもらおうと今大会を企画しました。もし、学生さんたちが高齢者チームに負けるようなことがあれば、さらに奮起してもらえるのではという思惑もありました」(県協会・池田輝美会長)

対戦後に記念撮影をする学生と高齢者の皆さん

91歳の高山幸子選手のナイスプレイにタッチを贈る学生

岡山県の大学として初めて2018年からゲートボールを授業に取り入れている美作大学短期大学部からは、幼児教育学科1年生の男女10名が参加。今年度「レクリエーション実技・実習」授業で計8回にわたり県協会から指導を受けてゲートボールを学んできた皆さんです。

 

美作大学短期大学部の皆さん。後列左端は幼児教育学科教授の居原田洋子先生

第3ゲート通過にガッツボーズが飛び出す

環太平洋大学からは、体育学部体育学科の「オールスポーツサークル」に所属する学生を中心とした3〜4年生の5名が参加。その名の通り、様々な種目にチャレンジする活動をしているサークルで、コロナ禍でなかなかゲートボールはできなかったそうですが、今大会1週間前に県協会の指導者から集中特訓を受け、今大会に臨みました。

環太平洋大学の皆さん。左端は体育学科特任教授の赤松敏之先生。右から3人目は体育学科助教の坂本康輔先生

チームメートの珍プレイに大ウケ

今大会は県協会スタッフによる模範試合からスタート。模範試合と言っても、アウトボールをインボールに当てたり、他球の移動中に打撃をしたり………。これは、わざと反則プレイを連発して、学生たちにルールを理解してもらおうという県協会の演出です。
続いて高齢者2チームによる本当の模範試合のあと、いよいよ交流大会が開始され、変則リーグ戦により各チーム4試合が行われました。

 

県協会スタッフによるルール説明を真剣に見つめる学生たち

高齢者チーム同士による模範試合。3番打者は今大会最高齢93歳の本田寿夫選手

県協会では、学生たちが自分たちで作戦を考えることで戦略的な面白さを体感してもらいたいという思いから、作戦的なアドバイスを控えたため、最初はどこにボールを進めたらいいのか戸惑う学生たちの姿が多く見られました。その間に、高齢者チームは熟練の技でゲームを有利に進めていくため、高齢者チームの勝利が続きます。
学生たちからは「10秒の間にどこへボールを打つかを考えないといけないからたいへん」「おじいちゃんおばあちゃん強すぎ!」「せめて1勝はしたい」などの声とともに、悔しそうな表情がうかがえました。
午後になると、徐々に好ゲームが生まれ、ついに高齢者チームから勝利を獲得した学生チームも出現!
しかしながら、終わってみれば、高齢者チームのワンツーフィニッシュという結果となりました。

 

大会後、学生からは「最初はゴルフみたいなスポーツと思っていたので、こんなに頭を使うとは思わなかった。勉強より頭を使いました!」「みんなで一緒にゲームを作っている感じが楽しい」「やっているうちにどんどん戦略的な面白さが分かってきました」などの感想が聞かれました。

 

現在、県協会では、高校へのゲートボール導入も働きかけており、2023年には、今回都合により参加できなかった岡山大学を交えた4大学と高校、そして高齢者チームとの交流大会も企画しています。
「今大会により、学生さんたちのゲートボールに対するモチベーションは上がり、高齢者の皆さんにもこれ以上は学生に負けられんと新たな意欲を持ってもらえたように感じます。今後も学生さんたちと高齢者の交流を図りながら普及を進めていきたいと考えています」(県協会・池田会長)

 

岡山県ゲートボール協会のスタッフの皆さん。学生たちと

学生から「池チャン」と呼ばれ親しまれている岡山県ゲートボール協会の池田輝美会長

撮影/三輪憲亮

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