2025.10.29
JGU
中国・上海で国際審判員資格試験を実施
― 世界・アジア大会を担う国際審判員を目指して ―
2025年10月22日(水)・23日(木)の2日間にわたり、中国・上海市 浦東新区で国際審判員資格試験が実施されました。
国際審判員とは、世界ゲートボール連合(WGU)が主催する世界選手権大会や、アジアゲートボール連合(AGU)が主催するアジア選手権大会など、国際大会で審判を務めることができる資格です。今回の資格試験は、中国門球協会の要請により、WGUが監督者を派遣して実施されました。
中国全土から47名が受験
中国の審判員制度は日本と同様に「3級・2級・1級」があり、さらにその上位に「国家級」が設けられています。今回の試験には、国家級の資格を持つ58歳以下の審判員47名が中国各地から参加しました。
資格試験は中国門球協会の実施委員が務め、WGU役員が監督者として立ち会いました。
開講式。中国門球協会の実施委員とWGU役員の監督者
中国門球協会 審判員長による講義
1日目 – 講義と実技講習
1日目は、中国門球協会会長および審判員長による講義の後、午後にはジェスチャーや連係動作の確認を中心とした実技講習が行われました。
実技講習。審判ジェスチャーの確認
実際に試合をしながらの実技講習
2日目 – 筆記試験に加え、厳しい走力テストも実施
2日目午前中には、90分間の筆記試験を実施。不正防止のため、列ごとに問題の順番を変えるなど厳格な管理のもとで行われました。
午後からは、中国門球協会独自の「体力測定」として、男性は1200m、女性は1000mを8分以内で走る「走力テスト」も課されました。
筆記試験
走力テスト
走力テストには医師と看護師も立ち会いました
中国ゲートボールの発展を支える高い意識
今回の試験結果は後日発表予定ですが、筆記・実技・体力の三要素を兼ね備えた内容からは、中国ゲートボール界の高いレベルと、競技発展への強い意識がうかがえました。












