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2000.12.29

その他

【2025年香港国際ゲートボール選手権大会】レポート

中国、マカオ、台湾、オーストラリア、香港から24チームが出場。地元・香港が優勝!

中国香港門球總會主催による国際オープン大会「2025年香港国際ゲートボール選手権大会」が、2025年12月5日(金)から7日(日)までの3日間、香港・斧山道運動場(天然芝コート)で開催されました。

 

今大会には、中国、マカオ、台湾、オーストラリア、地元・香港の2か国3地域から、計24チームが出場しました。
日本からは、日本ゲートボール連合の役職員が大会視察のため訪れました。

国際交流の場となった歓迎会

初日はチーム登録および代表者会議の後、歓迎会が催され、参加選手、大会運営スタッフに加え、各国・地域の役職員も出席しました。
各テーブルで食事を楽しむ和やかな雰囲気の中、前回大会の写真がスクリーンに映し出されると、自然に会話が弾み、各国・地域の参加者による国際交流が図られました。

代表者会議

歓迎会

5人制による白熱した競技

翌日から、5人制による競技がスタートしました。
競技方式は、まず8グループに分かれて各グループ3チームによる総当たり戦を実施し、グループ内の順位を決定。続いて、同順位同士による総当たり戦を行い、その上位1〜2位の16チームが決勝トーナメントへ進出しました。
決勝トーナメント1回戦を勝ち抜いた8チームは「金組」としてさらに決勝トーナメントを行い、入賞チームを決定。一方、1回戦で敗退したチームは「銀組」として親善トーナメント戦に臨みました。

 

会場の天然芝コートは芝が長く太く、選手たちはボールコントロールに苦労する場面も見られましたが、スライドタッチやロングタッチを果敢に繰り出し、各コートで熱戦が繰り広げられました。

高層ビルに囲まれた会場

競技途中に行われた開会式

開会式であいさつをする中国香港門球總會 会長・陳 紹華 氏

本大会初出場のオーストラリアチームと中国・深圳チーム

地元・香港対決となった決勝戦

決勝戦は地元・香港同士の対戦となり、打撃戦による白熱した試合展開に。平均年齢28歳の中国香港三隊が、40代を中心とする中国香港六隊を11ー9で下し、見事優勝を果たしました。

 

入賞チームは以下の通りです。
優勝:中国香港三隊(Zone A)
準優勝:中国香港六隊(Zone B)
第3位:北京眾冠(中国)
第4位:深圳火箭隊 (中国)

決勝戦の模様

優勝:中国香港三隊優勝:中国香港三隊

若さと技術で注目を集めた優勝チーム

優勝した中国香港三隊は、昨年12月に中国で開催されたアジアゲートボール選手権大会にも出場していた、「門球薈(Genius Gateball Zone)」に所属するクラブチーム。
8歳から競技を始めたという20代の選手2名を含む若いチームで、本大会優勝は2回目となります。
練習は週1回ながら、香港でのゲートボール普及にも積極的に取り組んでいます。
また、今夏に北海道芽室町で開催された「発祥の地杯全国ゲートボール大会」にも出場しており、日本のチーム事情にも詳しく、現在注目している日本のチームとして、芽室町のジュニアチーム「マチルダ」、「広島楓」、「大垣心友会(岐阜)」の名前を挙げていました。

 

一方、3位に入賞した北京眾冠(中国)は、昨年のアジアゲートボール選手権大会準優勝の中国・上海市高東鎮門球隊の選手2名を含むチームで、高い技術力を披露し会場の注目を集めました。

準優勝:中国香港六隊

第3位:北京眾冠(中国)

円滑で厳格な大会運営

今大会では、中国香港門球總會による大会運営にも工夫が見られました。
審判は、香港に隣接する中国・深圳市からの協力も得て、香港と深圳が連携して担当。
70代を中心とする審判団でしたが、動きは機敏で、競技中にインサイドラインへ入った選手への注意も迅速かつ的確に行われるなど、厳格な審判ぶりが印象に残りました。
また、1日に多くの試合を消化するため、競技進行も非常にスムーズでした。
中国香港門球總會からは、「今後は日本からも多くのチームに参加してほしい」とのコメントも寄せられています。

 

香港の若手チームの台頭が目立った今大会。香港ゲートボール界のさらなる発展と、国際交流の広がりが今後も期待されます。

今大会の審判団

 

 

👇前夜祭から大会初日まで、
ゲートボール愛あふれる選手たちの姿をご覧ください。

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