2016.11.22
JGU
「岩手県・港区ゲートボール交流会」開催
岩手県の小中高生プレーヤーと指導者の総勢39名が東京で交流会
2016(平成28)年11月19日(土)・20日(日)、『BELIEVE IN THE POWER OF SPORTS スポーツで交流~とどけよう スポーツのチカラを東北に!』が東京都港区で開催された。
当イベントは東日本大震災の復興支援事業の一環として、東京都と(公財)東京都体育協会が主催しているもので、被災県から少年少女のスポーツチームを東京都内に招待し、合同練習や交流試合などのスポーツを通じ東京の子どもたちと交流を図ることを目的としており、ゲートボール交流会は今年度で4回目の開催となる。
今回は、岩手県からは、今夏に第21回全国ジュニアゲートボール大会に出場した二戸市・盛岡市・北上市の小学生と中・高校生、そして指導者の計39名が参加。一方、東京からは港区立港南小学校の生徒7名が参加したほか、港区ゲートボール連合会の10名の皆さんがスタッフとして交流会を支えた。
港区の皆さんからの歓迎を受けながら会場に入場する岩手県の子どもたち
東京都スポーツ推進大使として活躍している、ゆるキャラ「ゆりーと」が応援に駆けつけ、子どもたちの大人気に
初日は、雨天のため、港南小学校体育館に2コートを設営し、合同練習を開始。岩手県と港区の子どもたちによる混成チームを編成してゲームを行った。ゲーム中には、ゲートボール初心者が多い港区の小学生たちに経験者の岩手県の中・高校生が丁寧に指導する場面などが見られた。
港区の小学生を優しくリードする岩手県の経験者の皆さん
ともに昼食を楽しんだあとに行われた震災時の体験発表では、岩手県の小学生2人が自分たちが所属する小学校での震災時の取り組みについて堂々と披露した。
昼食を一緒に楽しむ岩手県と港区の子どもたち
震災時の取り組みについて発表する岩手県の小学生
2日目も引き続き、ゲートボール交流を楽しみ、岩手県の皆さんは帰路に就いた。
交流会後、岩手県の指導者からは次のような感想が聞かれた。
「子どもたちにとって、親元を離れて、これだけ多くの子どもたちとともに過ごした機会はいままでになかったことでしょう。各地の子どもたちと仲良くなれ、世界が広がったに違いありません。ゲートボールが子どもの発育にいろんな形で関わることができることをうれしく思います。来年もぜひこの交流会が開催されることを望んでいます」。